2020年07月01日

「THE LAST OF US Part II」に心が折れる その2

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 この瞬間、頭の中で「ジュラシック・パーク」のテーマが響き渡った。テンションが上がるエリーと謎のシンクロを果たす。

 エリーの旅は過酷だ。感染者はもちろんのこと、敵組織であるWLF、謎の狂信者セラファイトなど、道中は危険に満ちている。AIが特段の進化を遂げているため、これらの勢力が敵対していることを利用し、うまく立ち回ると、争いの隙に通過できることも。とはいえ、緊張感は相当なものがある。
 そこで、物語の節目ごとに入る回想シーンが重要な役目を果たす。回想ではあるが、プレイアブルだ。事件前ということもあってリラックスした場面が多く、貴重な息抜きとなっている。物語としては息抜きどころではない、重要なエピソードが含まれたりもするが、ゲーム的には容易であり、プレイヤーにひと時の休息を与えているのが上手い。

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 それにしてもこのゲーム、娯楽施設がよく登場する。博物館、ゲームセンター、観覧車、そして止めに水族館。廃墟マニアにはたまらないロケーションばかりだ。
 しかしそこには、楽しい印象のある施設だからこそ、悲劇が鮮やかなコントラストを成す、という制作側の冷酷な計算が働いていることは明白だ。手放しで喜んではいられない。
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2020年06月27日

プレミアムパスの研究レポート

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 先日、デレステでSSR上田鈴帆を引き当てたのですが、狂気としか言えない衣装デザインに心を奪われました。誰と組み合わせても、どの曲を選んでも全く馴染みません。

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2020年06月24日

「未来少年コナン」08 逃亡

 コナンとラナは、バラクーダ号の上陸艇を奪って逃げる。しかし、レプカのガンボートから攻撃され、海に沈んでしまう。

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 身動きの取れないコナンに、ラナが口移しで空気を与える。忘れられない名場面だ。子供の頃は、キスシーンだ! という驚きがすべてだったが、今見ると、その前後のいかにも水中という動きが素晴らしい。ジブリが頭角を現す前触れがここに。
 陸にたどり着き、コナンがラナとの出会いを再現して見せるくだりにも感心する。子供アニメらしからぬ粋な演出だ。

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 でも、子供にとっては、コナンの怪力をもってしても一滴しか水が出ない、この果物の方が印象に残るんだけどね。細かいところまで遊び心があって全く退屈しない。お見事。
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2020年06月22日

「THE LAST OF US Part II」に心が折れる その1

 ゲームより先に、本物のパンデミックに見舞われるとは思わなかったが、ようやく発売。オープンワールドでもないのに、ブルーレイ二枚組の超大作だ。

 まず、これから買おうか、という人に注意を促しておきたいのだが、前作のプレイは必須である。冒頭、ジョエルが前作の結末を振り返る。未プレイだとネタバレになってしまうし、何より実感が全然違う。また、一から丁寧にチュートリアルを積み重ねてくれる前作と異なり、今回はいきなり難度が高めである。
 エリーとジョエルは、ジャクソンの集落で暮らしている。数年の間に集落は発展を遂げ、パンデミック前に近い暮らしができるようになっていた。
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そう、プレステ3で遊べるくらいに。多分この世界では、プレステ4が出るまでにパンデミックが起こったのだな、などとどうでもいい推測をしてみる。

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 さて、しばらくすると場面が切り替わり、知らないキャラを操作することになる。エリーもジョエルも死地を切り抜けてきており強いはずなので、プレイヤーが下手だと設定と齟齬が生じる。そこで、新キャラを使ってチュートリアルを行っており、なかなかうまい演出だ。前作より緻密で複雑になったマップの中、四苦八苦しながら感染者に対処していく。
 やがて訪れる悲劇に、私は今までのゲームにない感情を抱いた。おそらく、このゲームはプレイ内容によってストーリーが変化したりはしない。そうと分かっていても、もし、彼女が感染者にやられていれば、悲劇は起こらなかったのに、と思わずにはいられない。なぜ自分はがんばってクリアしてしまったのか、これはもはや後悔に近い。


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2020年06月21日

ヘアスプレー

 陽気な太い娘が、歌って踊って世の中をハッピーにする映画。
 新開地のパルシネマが、営業再開記念の特別ラインアップとして上映したが、大正解。間引き販売となった座席は完売し、空席があるのに補助席が出るという怪現象が起こった。

 主人公のトレイシーは歌とダンスが大好きな女子学生。いつも見ているテレビのダンス番組に出演することを夢見ている。この番組は、ティーンのアマチュアをオーディションで起用する生放送の番組で、地元のヘアスプレーを作る企業がスポンサーについており、タイトルはここからとられている。
 番組には、月に一度のブラック・デーが設定され、黒人が出演できるのはこの日だけと決められていた。一方、トレイシーは学校で、居残り部屋の黒人たちと、ダンスをきっかけに交流を持つようになる。そして、黒人と白人が一緒にテレビに出演できるよう、デモに参加する。
 これが、1960年代を舞台にした物語ということに愕然とする。今のアメリカを見るとちっとも前に進んだとは思えない。タイムリーな上映を実現させた、館長の慧眼に脱帽だ。
 やがて迎えた、ミス・ヘアスプレーの発表。友人の協力と出演者の機転によって、番組の中で差別の壁が突き崩されていく結末は素晴らしくハッピーだ。そしてこの時、トレイシーはトレードマークだった髪形をやめているのだが、60年代を通り越して2000年代的な見た目になっている。今に続く物語、ということを強調しているのかもしれない。

パワフル度 9
キャラの濃さ 9
テーマ性 9
個人的総合 8
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2020年06月14日

「龍が如く7」その4 放漫経営日記

 あるいは、なぜ私が会社経営に失敗したか。

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 会社経営とは、「龍が如く7」に登場する大規模ミニゲーム(矛盾)。
 失敗の理由は明確で、経験が邪魔をしたのである。私は、これまでの「龍が如く」シリーズをプレイしており、「クランバトル」「草野球」「キャバクラ経営」などをクリアしてきた。形は違えど、人材を集め、適所に配置するという基本は同じである。人材が、ソーシャルゲームのカードのような形で表されるのもそっくり。事実、過去のミニゲームからそのままの絵で登場しているキャラも多数いる。
 過去のゲームは、とにかくキャラの性能が命であり、レア度の高い人材を集めてど〜んと投入しておけばわりとうまくいった。しかし、今度の会社経営はそうはいかない。収入が少ないので、余分のメンバーがいると、人件費で赤字になる。投資しようとして借金すると、毎月の返済でさらに赤字になる。CMを打つお金もない。疲れた社員をねぎらう費用にも事欠き、転職する社員を引き留めることもできない。止めに、ムシキングの如きバトルで表現された株主総会もよくわからず惨敗する。過去の成功体験は失敗のもと、という標語通りの結果となった。

 またもや攻略サイトに頼ると、まずは最低限の人員で回すべし、とある。社員の半数を解雇して、どうにか軌道に乗せた。嫌なリアリティだな、おい。なお、100位を越えるあたりからは、資金に余裕が出てくるので、いつもの放漫経営で豪快に突き進んでOKだ。
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 株主総会は、見た目に偉そうな社員を出したくなるが、実は発言コストの低いキャラが効果的。結果、サルやニワトリが総会に出ることになるが、株主をバカにしているとしか思えない。まあ、相手の総会屋もヤクザだったりするので、そこはお互い様か。
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2020年06月13日

オーケストラ!

 舞台はロシアのボリショイ交響楽団。清掃員のアンドレは、かつては天才的な指揮者だった。80年、共産党の意向に背いてユダヤ人の奏者たちを守ったために、楽団は解散させられ、音楽活動を禁じられたのだ。
 ある日、ボリショイ交響楽団にパリでの演奏依頼のファックスが届く。アンドレはそれを盗み取り、30年前の団員らを結集した偽の交響楽団で仕事を受けることを思いつく。

 ラストシーンの演出が面白い。
 ごたごたを乗り越えて実現したコンサートを、十数分にわたる圧巻の演奏シーンで描写する。しかし、いくら演奏が素晴らしくても、そのままではオーケストラ中継になってしまう。そこで、演奏中の心理の変化を表情で伝えたり、物語の種明かしとなる回想シーンを織り込んだりと、映像が退屈にならないよう工夫を凝らす。さらに、曲の後半では、普通だったら演奏後に描かれるであろう、後日談となる場面をテンポよく挿入していく。未来なのか妄想なのか、一瞬解釈に迷うような見せ方だ。
 しかし、この見せ方のおかげで、演奏が終わった瞬間にビシッと映画を終わることができるのだ。これは鮮やか。年齢の高い楽団員の中で、一人だけ若いメラニー・ロランの美しさも特筆ものである。

混迷度 8
音響 9
爽快度 9
個人的総合 7
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2020年06月11日

「未来少年コナン」06 ダイスの反乱

 コナンはラナを連れて三角塔を飛び降りる。

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 何十年経っても鮮烈に憶えているのがこのシーン。高層ビル並みの高さを飛んで、見事着地する。人間離れしたアクションの反面、足からビリビリとしびれる妙なリアルさがあって、子供の想像力に訴えかける。
 逃亡中、コナンはギガントの格納庫にたどり着く。物語の終盤で登場する最終兵器が、早くも顔見せ。動いていなくても素晴らしいデザインだ。
 コナンとラナは捕まり、レプカに尋問される。一方ダイスは反乱を企て、ラナを奪って逃げる。一見統制のとれているように見えるインダストリアの面々が、全然一枚岩でないのが面白い。レプカは少しでも早く太陽エネルギーを獲得したい。モンスリーはコナンを仕込んで兵士にでもしようというのか。そしてダイスは、海の男としての自由を求めてラナを人質にとる。それぞれに人間臭いところがあって今後が楽しみになってくる。
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2020年06月08日

若おかみは小学生!

 予想外の感動作として話題になったアニメ映画。児童文学が原作ということで、昭和の幼年マンガのような見た目だが、少なくとも映画に関しては全く子供専用ではない。
 おっこは交通事故で両親を亡くし、「春の屋旅館」の祖母に引き取られる。旅館には幽霊のウリ坊が住みついており、彼にそそのかされて、おっこは若おかみを目指すことになってしまう。
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その時の変なポーズ。昭和の頃にどこかで見たような気がするが、思い出せない(笑)
 旅館での生活は楽しいばかりでは済まず、問題のある客が度々訪れ、おっこは窮地に陥る。ここで、小学生という設定が生きる。おっこがストレートにぶつかっても嘘くさくないのだ。大人には、このような直情的なやりとりはできない。また、おっこは小学生なのでここより他に居場所がない。大人だったら、別の仕事、別の場所を自ら探すという事もあるはずだ。
 特に感心したのが悲しみの表現で、両親を亡くした割には、おっこは旅館に来た時からいきなり元気だ。母を亡くしてふさぎこんでいるあかねの方が、よほど普通に見える。しかし、おっこは立ち直ったのではなく、死を受け入れていなかったのだ、ということが明らかになる。親の布団にもぐりこむ夢とも思い出ともつかないシーンに、背筋が寒くなる。ただ泣きわめくよりその悲しみはリアルで深い。
 身の回りをいろんな幽霊がうろうろしているファンタジックな世界観だが、人の心の機微については地に足の着いた描写が貫かれており、この良さが子供にもきちんと伝わればいいなと思う。

風景美 8
キャラの古さ 7
子供向け度 3
個人的総合 8


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2020年06月07日

「龍が如く7」その3 強制労働日記

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 9章まできたが、石尾田礼二に勝てない
 石尾田は反撃のスキルを持ち、攻撃の手数が多い。加えて、周りのザコの攻撃が集中すると、HP満タンの春日が1巡目で死んでしまう。

 今までの「龍が如く」は、アクションゲームだったため、自分の操作でどうにかできたが、「7」はRPGなのでそうはいかない。レベルを上げてみたり、武器を買ってみたり、仲間の職業を変えてみたりと、工夫してみるのだが、目覚ましい改善は見られない。
 仕方なく攻略サイトに頼る。
 「鎌滝えりを加えてパーティーの人数を増やすべし」
 驚いた。あの姉ちゃん仲間になるのかよ。
 そして、仲間になる条件は、鎌滝えりから依頼される〈会社経営〉の最初の目標をクリアすること、とある。
 非常〜にまずい。
 〈会社経営〉ゲーム、よくわからないままに進めて、赤字を出し、株主総会も失敗。目標からどんどん遠ざかっていたのだ。
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どうせうまく行かないし、後回しでいいや、と放置していたサブゲーム。まさかこのタイミングでクリアを強要されるとは思わず、「龍」らしからぬ強制労働モードに突入である。
 会社なんかやっている間に、コミジュルが壊滅してしまうぞ。
posted by Dr.K at 10:29| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする