2020年09月19日

「Life is Strange 2」その1 キャプテン・スピリット

lis2011.jpg
 「ライフイズストレンジ2」を買ってきた。さっそくやろうと思ったが、前日譚(?)が配信されているのを思い出し、まずはそちらをプレイすることにした。タイトルは「The Awesome Adventures of Captain Spilit」。PSストアでは、体験版のコーナーに置かれているので注意されたし。体験版扱いなので価格は無料だ。

lis2012.jpg
 クリス少年はヒーローが大好き。自らキャプテン・スピリットというヒーローを生み出し、ごっこ遊びに興じている。友達も現れず、なんだか寂しい。時々クリス視点の異界が見られるものの、プレイヤーはほとんどの時間、子供の一人遊びを眺め続けることになり、微妙な心地になる。

lis2013.jpg
 クリスの行動に付き合っていると、彼をとりまく現実の厳しさが徐々にわかってくるという仕組みだ。飲んだくれて荒れる父も、ただの悪人には描かれない。あ〜、これは「ライフイズストレンジ」だわ、と納得する作風だ。

 「キャプテン・スピリット」は独立した短編になっている。クリス少年も、「ライフイズストレンジ2」の主役ではない。ところが、このゲームのセーブデータは「ライフイズストレンジ2」に引き継がれる。いったいどんな関係性になっているのか? 本編への興味がかきたてられた。
posted by Dr.K at 12:48| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月18日

「未来少年コナン」19 大津波

 子供の頃この番組を見て、モンスリーの劇的な変化に驚いた。この回が転換点だったのだな。

 コナンにガンボートを沈められ、インダストリアの兵たちは意気消沈している。モンスリーは司令官として兵たちを鼓舞し、有能ぶりを印象付ける。
 庭で犬を見つけたことをきっかけに、モンスリーは幼少時を思い出す。
msc191.jpg
回想でのクララのようなお嬢様ビジュアルにびっくり。
 いつの間にかうとうとしていたモンスリー。目を覚ますとコナンがいた。モンスリーは、コナンがガンボートからラナを救出したか尋ね、それから銃を向ける。彼なら助けるに違いない、という確信が感じられる表情だ。
 コナンが大津波を知らせようとしたときも、その態度を見てモンスリーは信じた。敵同士でありながら、いつの間にか信頼が生まれていたのだ。モンスリーが味方につくのはもう少し先の話だが、ちゃんと準備段階が描かれていて見事だ。
posted by Dr.K at 23:01| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月16日

デレステ5周年の研究レポート

5thmika.jpg
 記念の無料10連で、限定SSR美嘉を引き当てました。これだからやめられません。

5thcm.jpg
 さてさて、とうとう5周年となったデレステですが、毎年のアニバーサリーとはちょっと動きが違います。まず、テレビCMが大量に打たれました。そして、ネットでは24時間生放送が配信されました。ゲームの外にはたらきかけ、新たなユーザーやすでに休眠しているユーザーを掘り起こそうというのでしょうか。

続きを読む
posted by Dr.K at 20:12| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月13日

2分の1の魔法

 それほど期待していなかったが、やっぱりピクサーはうまい。

 まず、世界観の伝え方がうまい。剣と魔法のファンタジーといえば、時代は中世くらいと決まっているが、それが現代になったら? という舞台設定。文明が進んで魔法が忘れられ、アメリカの郊外のような住宅地になっているのだが、野良ユニコーンがゴミを漁っているビジュアルのインパクトがすごい。
 脇のキャラクターがうまい。室内犬並みにスケールダウンしているドラゴンが情けない。冒険のカギを握るマンティコアが、現代にすっかりなじんで(?)仕事に奔走しているのが面白い。暴走族のピクシー、小さな体でバイクに乗る方法が斬新だ。ファンタジーものでお馴染みの種族が、再解釈されてユニークなキャラになっている。
 兄のバーリーは、ゲームから得た知識で冒険を導いていく。魔法カードの絵柄に既視感があるな、と思ったらエンドロールにウィザーズ・オブ・コースト社がクレジットされていた。MtGの許諾もらったのかな。
 クライマックスの戦闘はかなりのお気に入り。敵も迫力があるし、ここまでに出てきた魔法を見事に応用して使いこなすイアンの姿に、大きな成長を感じることができる。この部分、ゲーム化したら面白そう。開発は、ビジュアルが似ている「ナック」の会社に依頼したい。
 ハッピーながら、ちょっと切ない結末も粋で良い。吹替え版では、エンドロールで「全力少年」が流れるが、わざわざ選ばれただけのことはあって歌詞が見事にマッチしており、最後まで感心させられた。

世界観 9
吹替声優 7
王道度 9
個人的総合 8
posted by Dr.K at 19:53| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月06日

「龍が如く7」その5 今さらレベル上げ日記

 ようやくクリアしたが、しんどかった。ストーリーは面白い。だが正直、違和感の残るゲームバランスだった。

ryu7051.jpg
 物語も大詰め、旧作のキャラがカメオ出演する。よっしゃ、ここからは一気だな! とテンションが上がるが、勝てなくて先へ進めない。以降、ボス戦のたびに行き詰って、レベル上げからやり直すので、勢いがあるストーリーなのに、大いにテンポが削がれる。

続きを読む
posted by Dr.K at 22:39| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月03日

コンフィデンスマンJP プリンセス編

●周到なプロモーション再び
 本編を見たからこそ言えるのだが、予告編が秀逸だ。コックリ(関水渚)の存在を隠す形で編集されている。
 実際は、コックリが主役級の活躍を見せるため、意外かつ新鮮な気持ちで楽しむことができた。関水の演技は素晴らしく魅力的で、レギュラー陣に全く負けていない。抜擢されるだけのことはあると感心した。

●安定のストーリー運び再び
 ダー子一味は、富豪の遺産を奪うため、コックリを偽の娘に仕立て上げる。いつものメンバーが、コックリをサポートするために奔走する。その過程で、3人+五十嵐の持ち味がきっちり生かされている。
 舞台は前作よりさらにスケールの大きなリゾート地になり、歴代ゲストをはじめ豪華キャラの共演も楽しい。特に、デヴィ夫人の出演は卑怯である。竹内結子や三浦春馬の再登場も嬉しいが、前作のオチを受けての出演となるので、先に「ロマンス編」を見ておくことは必須となる。

●見事などんでん返し再び
 どんな種明かしが待っているのか、色々予想しながら見るのだが、今回も全くもって当たらない。しかもなんだかいい話になっている。自爆テロのおじさん、誰かの仕込みだと思ったんだけど、はずれたなあ。
 いい話で終わらず、エンドロール後に再び生瀬勝久で落とすあたりも抜かりない。次回作があるのかわからないが、このオチは毎回続けてほしい。

キャスティング 10
リアリティ 3
エンタメ度 9
個人的総合 8
posted by Dr.K at 23:55| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月01日

宇宙イカ革命「Splatoon2」 その26

 やはり二度目があった、復刻フェス。今回のお題はニワトリVSタマゴだ。「永遠のチキン」呼ばわりされるのはあまりに屈辱的であるので、タマゴ陣営を選ぶ。
spla2263.jpg
 違う、その卵じゃない。

 今回のミステリーゾーンは、隔離エリアが発生する「トジトジ」。計画性がものを言うステージであり、的確に動く相手ばかりで苦戦した。他のステージより明らかに勝率が低い。
spla2262.jpg
 どうにか10倍マッチで2勝したので勘弁してほしい。

spla2261.jpg
 結果は、多数派の方が勝率が低くなって負けるというよくあるパターン。白と黄色は、インクの見分けがつきにくく、プレイ中の判断に少し影響があったかも。三たび復刻フェスがあるとしたら、ハロウィンか年末年始あたりだろうか。

posted by Dr.K at 00:11| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月30日

「未来少年コナン」17 戦闘

 コナンたちが暮らすハイハーバーに、ついにインダストリアの軍勢が現れる。

msc171.jpg
 13話からのハイハーバー編は、子供の頃面白くないと感じていた部分だ。それまで、戦ったり逃げたりのアクションを繰り広げていたのが、ハイハーバー到着以降、インダストリアの脅威をひと時忘れ、平和で静かな内容に変化する。
 ハイハーバーは、農業や漁業によって復興した島。人のほとんどいない環境でサバイバルしてきたコナンやジムシィは、この島で初めて社会を知り、働くという事を学ぶ。今見ると、彼らの成長にとって必要なエピソードとわかるのだが、子供の頃は、ヒーローだった彼らが常識に囚われてしまったように見えて寂しかったのだろう。
 島の住人の中で、オーロをはじめとする数人の青年が、共産主義的なルールを嫌い、無法な生活を送っている。コナンくらいの少年は純粋だが、青年はグレているというあたり、当時の日本のような感じで妙なリアリティがある。

 コナンとオーロの小さな対立をあざ笑うかのように、インダストリアの襲撃。待ってました! ここからは毎週わくわくして見ていたものだ。
posted by Dr.K at 17:04| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月23日

「Ghost of Tsushima」その六 誉れは浜で死にました

 なんという美しい結末。こんなものを海外で作られてしまって、日本はこれからどうすればよいのか。たとえ、プロジェクトの規模や技術レベルで負けるとしても、日本には日本でしか描けないストーリーがある、と思っていたのだが。

got062.jpg
 スタッフロールの役職も日本語化されている。例えば、プログラマーは「演算設計」。画像の「助太刀」はさすがに笑う。

注:以下にネタバレを含む

続きを読む
posted by Dr.K at 00:09| Comment(2) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月22日

研究のはずがまるでオカルト 「ぱいどん」

aitezuka.jpg 「ぱいどん」は、手塚治虫の作風を学習させたAIによる実験的マンガ作品。新聞などで研究は話題になっていたが、このたび書籍になったので読んでみた。

 本編は50ページに満たない。しかし、AIをどう活用してできたのか、というレポートが興味深い。
 例えば、キャラを作るにあたって、AIに手塚作品の大量の「顔」を学習させたところ、人間の顔に見える絵は生成できなかった。マンガのキャラは個性的過ぎて、正しく顔として認識できなかったらしい。そこで、実写の「顔」を追加で学習させると、キャラらしきものが出来たという。漫画家も、実在の人物などを参考に、キャラを描いているわけで、結局同じステップになってしまうところが面白い。
 そして、ストーリーについては、手塚作品を学習させたAIによって、プロットを生成している。ただ、あくまで断片的な設定やプロットなので、この作品の出来は、担当した漫画家の力によるところが大きい。AIのプロットは多数生成されたが、手塚眞のアドバイスで、意外性があり斬新なものが選ばれたらしい。制作担当者の苦労がしのばれる。

 ここで思い出すのが、「ノストラダムスの大予言」。予言自体は抽象的な言葉でしか書かれておらず、他の預言者やオカルト研究者によって、様々な解釈が成された。今回のAIも、お告げのようなものとは言えないか。最先端の研究がオカルトじみた結果を生んだとしたら、いかにも手塚治虫にはふさわしい。

 手塚がAIを扱った短編ということで、「サスピション ハエたたき」が併録されているが、デジカメも存在しない時代に「顔認証」の概念を使っているあたり、これはもう本物の預言者と言っていい。

posted by Dr.K at 11:22| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする