2017年10月21日

ブレードランナー

 公開迫る「ブレードランナー2049」。「ロボコップ」や「トータル・リコール」のようなリメイク作品かと思い込んでいたのだが、実は続編であると知り、おさらいのため旧作を観ることにした。

●実はそれほど未来ではない
 冒頭、「ロサンゼルス、2019」。再来年じゃないか、おい。この頃、レプリカントと呼ばれる人工生命が作られ、奴隷として使われていた。反逆、脱走したレプリカントを捕えるのがブレードランナーだ。

●実はアクション映画ではない
 人間VSレプリカントとなれば、激しい戦いが期待できそうなもの。確かに、作中のレプリカントは人間を超える身体能力を発揮する。しかし、印象に残るのはもの悲しさ。古びた写真に象徴される記憶や、全編にわたって降り続ける雨もあって、非常に情緒的な印象を与える映画だ。手塚治虫のSF作品にどこか通じるところがある。

●実は凄腕ではない
 主人公のデッカードは、凄腕のブレードランナーとして、今回のレプリカント狩りを依頼される。演じるのは若き日のハリソン・フォード。しかし、「インディー・ジョーンズ」のような痛快アクションは見せない。
 とにかく悪戦苦闘が続くのだ。ターゲットを見失いそうになるし、殺されそうになるし、最後の戦いでは全く優勢な場面がない。主人公でありながら、レプリカント側とは異なる非力さを感じさせる。
 そして結末では意味深な謎を残すのだ。

 この続きが明らかになって、面白いのかがっかりするのか。「2049」はぜひ観ようと思う。

世界観 9
アクション度 5
レトロ感 8
個人的総合 6
posted by Dr.K at 16:33| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

ミニスーファミで「パネルでポン」

 ミニスーファミを買ってからというもの、あれもこれもと収録タイトルをやり散らかしている。今のところ、最もプレイしているのが「パネルでポン」だ。

panepon.jpg
 この結果は我ながら意外だった。何しろ昔は完全にスルーしていたゲーム。スーパーファミコンの末期に発売されたタイトルであり、私の興味はセガサターンやプレイステーションに移っていたのだから無理もない。
 結果、ミニスーファミになって初めてプレイすることになったのだが、実によく出来ている。入口がシンプルで、高度なテクニックが控えているという理想的な作り。しかも、ミニスーファミではどこでもセーブができるので、高難度のステージのみを繰り返し挑戦することができる。中毒性がますますアップしてしまう。
 妖精のキャラクターも独特でいい感じ。後続の作品では、ヨッシーやらポケモンやら、有名キャラが起用されているそうでちょっと残念。
posted by Dr.K at 23:47| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月11日

「クジラの子らは砂上に歌う」第一節

 世界を覆いつくす流砂の中、人々は「泥クジラ」と呼ばれる浮島で暮らしていた。チャクロは、ここで記録係をつとめる少年。ある日、接近してきた他の浮島を探索中、謎の少女と出会い、連れ帰るが…

kujira01.jpg
 「クジラの子らは砂上に歌う」。今期期待のアニメである。原作のマンガは未読。独特の美術で表現された背景が印象的だ。
 アニメやマンガでは、ヒーローにせよヒロインにせよ、個性的なキャラが物語を牽引するタイプのものが多い。その方が興味も持たせやすいし、キャラ人気が出れば商売にもなるからだ。
 だが「クジラ」はそうではない。チャクロはおとなしく能力も乏しい。記録係なので、客観的に物事にあたろうとする。それによって、世界観の方が主役として浮き上がるという仕掛けだ。こういう世界の謎が中心になっている物語は、個人的には大好きなので、この調子で地味〜に進めていただきたい。
 深刻になり過ぎるのを嫌ってか、所々で挿入されるずっこけギャグが邪魔に感じた。とにかく雰囲気がいいので、少々まじめ過ぎようが、そのまま浸っていたい気がする。
posted by Dr.K at 00:05| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」で快適ゲームライフ

 ミニファミコンは買えなかったが、ミニスーファミは抜かりなくゲット。
 まずは、未発売タイトルの「スターフォックス2」をアンロックしようと、「スターフォックス」を起動してみたら、操作方法選択画面のBGMが懐かしくてもう泣きそうである。

minisufami0.jpg 思い出補正を抜きにしても、素晴らしいハードだ。何しろプレイが快適。スイッチを押せば直ちにメニューが出て、どのゲームからでもプレイでき、好きな時に中断して保存できる。
 最新のゲーム機は起動に時間がかかるようになり、ダウンロードやらアップデートやらでなかなかゲームを始められない。指定のセーブポイントに行かないと保存できないものも多い。一方スマホはというと、やたらと通信が入るので意外とテンポが悪く、習慣的なプレイを強要される点がマイナスである。
 快適さでミニスーファミを上回るゲーム機などほぼないのではないか。
 中身はすべて昔懐かしのゲームだが、ファミコンの時と異なり、ゲーム性も成熟しているので、今プレイしても楽しめるものが多い。ビジュアルに関しては、ドット絵が最高潮の時代なので、ヘタすると今の2Dゲームよりもセンスがいい。
 スーパーファミコンはカセットの値段が高く、当時の子供たちはそういくつもゲームを買うことができなかった。だがミニスーファミなら、RPGの合間に「スト2」や「パネポン」をプレイする、などといった贅沢なローテーションも可能。
 これはもう当分新しいゲーム要らんな、というのが正直なところである。

 なお、写真を見ての通り、パッドの差込口はWiiと同じ。Wiiのクラコンなどはそのまま使うことができる。(ただしゲーム内でアナログスティックは非対応) よって、故障してもクラコンで代用できるし、「スト2」をアーケードスティックで楽しむことも可能だ。私は付属のパッドを開封せず、10年前にクラブニンテンドーでもらった、スーファミ型クラコンで遊んでいる。なんか得した気分だ。

posted by Dr.K at 23:25| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月07日

スイス・アーミー・マン

 無人島で、孤独に絶望して首をつろうとしているハンク。そこへ一人の男が流れ着く。「人だ!」と一瞬喜ぶハンクだが、返事がない、ただの屍のようだ。がっかりしてやっぱり死のうとすると、死体が激しくガスを噴き出し、沖へ進みだした。ハンクは慌てて追い、死体にまたがる。ジェットスキーのように海を駆ける死体、そこへ最高のタイミングでタイトルが出る。「スイス・アーミー・マン」。ハリー・ポッターでおなじみのダニエル・ラドクリフが全編にわたって死体を名演する。

(以下に結末を含むネタバレあり)

続きを読む
posted by Dr.K at 23:55| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

「アンチャーテッド 古代神の秘宝」その2

kodaisin201.jpg
 「アンチャーテッド 古代神の秘宝」をクリアした。控えめに言っても最高である。

続きを読む
posted by Dr.K at 23:40| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月01日

「アンチャーテッド 古代神の秘宝」その1

kodaisin102.jpg
 「アンチャーテッド 古代神の秘宝」をプレイしてウキウキである。これは良いものだ。

続きを読む
posted by Dr.K at 23:18| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月29日

秋のゲームの気になる雑記

 月末に気になるあれこれをメモ。

 有料版となる建国者パックを購入していたのですが、ついにこの時を迎えてしまいました。来月で最後なので、なるべくインしようと思います。オンラインゲームには珍しく、良くも悪くもプレイを急かされないゲームなんですよね。アイテムも使い切らず、余ってしまっています。可能性を感じさせるアイデアが多数盛り込まれていただけに、この開発が次回作に生かされることを期待したいです。

 「GRAVITY DAZE 2」は、シングルプレイが基本です。しかしながら、ちょっとしたオンライン要素によって、かなり面白くなっているのは事実ですので、終了は残念です。オンライン専用ゲームなら、ユーザーの減少によってサービスが閉じられるのは当然ですが、このゲーム程度のオンライン要素の維持に、そんなにコストがかかるものなのでしょうか。将来、廉価版等が出た時どうするのかも気になります。

 PS+会員、大勝利! なんとなく買いそびれていたので、ぜひともダウンロードさせていただきます。容量がどれほどになるのか心配ではありますが。それにしても、発売から2年経っている、新作「サヴァイブ」のプロモーション時期、などの理由はあるのでしょうが、これだけの超大作がタダとはインパクトがあります。中古ショップはかなりの苦境に立たされているのではないでしょうか。

 いや〜、楽しみです。これは未確認情報ですが、どうやら「レッド・デッド・リデンプション」よりも過去を描いた物語となるらしいです。なるほどなるほど。確かに前作では、西部劇時代の終わりを描いていましたものね。また、エピローグの描写が秀逸でしたので、あれに続きがあるとなると、なんだか間が抜けてしまいます。「2」の結末でマーストンが出るようなことがあったら、私は泣きます。

 面白そうなゲームが多くて困りますね。しっかり選ばないと時間がないです。
posted by Dr.K at 23:27| Comment(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月28日

わからないから面白い 「バウンド 王国の欠片」その2

 クリアまでの所要時間は3時間といったところか。最後までプレイしたので、わからないなりに意味を推測してみる。

●妊婦
bound021.jpg
 このゲームのメインとなるアクションパートは、彼女の内面を表現している。ゲームによる心理表現など、今やそれほど珍しくないが、臨月の妊婦というモチーフは他に聞いたことがない。
 それにしても、この現実パートのキャラはぎごちない出来で、なんとも怖い顔。後で、「DATURA」と同じ開発会社とわかり納得。

(注意:以下にネタバレを含む)

続きを読む
posted by Dr.K at 23:04| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月27日

夕凪の街 桜の国

 10年も前に公開した映画を、なぜ今頃観たのかというと、ひとえに映画館の素晴らしい企画のおかげ。神戸新開地のパルシネマが、「この世界の片隅に」との二本立てを上演。こうの史代原作作品が並ぶ機会など他にあるまい。

 「夕凪の街 桜の国」は、公開当時賛否がわかれた作品だ。昭和30年代を舞台にし、麻生久美子演じる皆実が儚く命を散らす「夕凪の国」が高く評価されるのに対し、現代を舞台に田中麗奈演じる七波が主役の「桜の国」は今一つの評判だった。そもそも、原作を知らない人には、二部に別れた物語はかなり唐突で違和感があったようだ。
 だがその評価は誤りだ。「夕凪の街」は、被爆者本人が原爆を告発するという内容で、麻生久美子の迫真の演技により胸に迫る物語となっているが、内容としては他にもよくある話なのだ。一方で、「桜の国」は、現代っ子の目線で問題を掘り起こしており、原爆を過去の遠くにあった出来事として風化させない仕組みとなっている。映画では、なぜか七波と東子がラブホで休憩し、プリンセス・プリンセスの「ダイアモンド」を歌うシーンがある。公開当時は余計な場面と言われたが、今観ると、この物語の「現代」がどこにあるのか、はっきりわかるという点で意味のあるシーンになった気がする。

 何より、「この世界の片隅に」と併せて観ることで、こうの史代本来の作風は「桜の国」の方であり、「夕凪の街」の方が力みかえった異色作ということが伝わるのが良い。滑稽でダサい「桜の国」が、これで少しでも評価を回復できれば、と思う。とはいえ、吉沢悠演じるイケメンの打越さんが、歳をとって田山涼成に変わってしまうシーンはどうしても笑っちゃうんだけど。

麻生久美子 熱演
田中麗奈 コミカル
堺正章 飄飄
個人的総合 6
posted by Dr.K at 21:54| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする