2005年02月10日

アストロボーイ鉄腕アトム アトムハートの秘密 その2

O098e6rb 【誕生編】
 ゲームをスタートすると、まず、アトム生誕までのエピソードが流れる。
 続いて、お茶の水博士がナビゲートする練習ステージへ。ここで、ゲームの基本的な操作をマスター。続いて、副題にもなっている「アトムハート」の説明がある。
 「アトムハート」とは、ポイントを振り分けながらパワーアップしていくという、ゲーム的には特に新しくもないシステムである。しかし、アトムが人々と出会い、心を理解することによって成長するという理由付けがなかなかうまい。アトムハート画面で、大量の空欄があることに驚いたのは、私だけではないだろう。40人以上…いったい誰が出てくるというのか?

 練習ステージの最後で、博士の助手としてさっそく和登さん(画面参照)が登場。ここですでにアニメ版から話がそれているわけで。

和登千代子
「三つ目が通る」のヒロイン。女子高生にして武術をたしなむ元祖「ボクっ娘」。現在はアニメ「ブラック・ジャック」にゲスト出演中。写楽の保護者的役割は「三つ目」のまんま。

【第一章 メトロシティ】
 このステージだけはかろうじて「アストロボーイ」に準拠しているらしい。ボスに勝利するとアトラスと天馬博士が登場。面白くなるのは次からだ!

続く(ネタバレ部分は反転してお読み下さい)
posted by Dr.K at 19:39| Comment(3) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月09日

アストロボーイ鉄腕アトム アトムハートの秘密 その1

Dwgqpten  手塚忌にちなんで、本日からこのゲームをご紹介。

 まずは基本情報。「アストロボーイ鉄腕アトム アトムハートの秘密」は、2003年12月に発売されたGBA用アクションゲームである。発売はセガ、開発はアクションに定評のあるトレジャーが手がけた。
 2003年はマンガの中でアトムが誕生したとされる年であり、それにちなんでアニメ「アストロボーイ鉄腕アトム」が放送されたことは記憶に新しい。それをゲーム化したのがこの「アトムハートの秘密」であるはずだった…表向きは
 正直、アニメそのままの内容を期待してこのゲームを買ってしまった、小さい子供たちは、かなり混乱したのではなかろうか。というのもこのゲーム、キャラクターこそ2003年版の絵になってはいるものの、内容は筋金入りの手塚マニアを対象にしていると思われるからである。
 鉄腕アトムはこれまでに白黒で1回、カラーで2回アニメ化されている。←この文を読んで、「実写版もありましたね」とか「ジェッターマルスは含まないんですか」くらいのツッコミができる人こそ、このゲームをプレイするのにふさわしい。

 ゲームとしても高い完成度を誇る「アトムハートの秘密」だが、それについてはとっくに語り尽くされているのでここではあえて書かない。
 ここでは、本作の過剰なまでのマニアサービスぶりを列挙することにより、その尋常でない作り込みの一端を見てもらおう、と思った次第である。

 ファンとしては、電源を入れて放っておくだけで感動出来てしまう、とんでもないゲームなのだこれは。

●タイトル画面
 アトムの顔のアップ。バックにもやもやと動く模様。
 要するにこれ、白黒アニメ版の有名なオープニングをカラーで再現したもの。

●主題歌デモ
 声もないのにオリジナル主題歌がある、と言うこと自体イカれているが、この時バックに出てくる絵が、朝日ソノラマサンコミック版「鉄腕アトム」の第一話からの引用。いずれも、ロボットの発展に寄与した博士たちで、ジェームス・ダルトン、C・ワークッチャア博士、猿真似博士。このコマ限りで、二度と登場しない方々である。でもって最後に出てくるのはアトムの開発風景。「アストロボーイ」なんだから、本来こんなチョイスありえねぇ。ちなみに、アトムは何度も単行本が出ているが、マニアの間で普及し評価も高いのは、全集版じゃなくてサンコミック版なんである。

●ステージタイトル画面
 各章のタイトル画面が、上に掲げたようなものだが、このデザインがまたキてる。手塚全集の表紙を模している訳で、お子様が知ってるはずがないんである。

 何しろ万事がこの調子。内容もやっぱりすごいが、それはまた次回!

続く
posted by Dr.K at 22:52| Comment(3) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月08日

手塚ファン垂涎の夢

 夢占いとか、あんまり興味ないんですけど、これは書いておかねばなるまい。

 昨晩はとんでもない夢を見てしまいました。なぜか手塚治虫が存命で「火の鳥」の完結編が雑誌に載る、という内容です。
 「ビッグコミック」の巻頭カラーというあたり、妙にリアリティのあるビジュアルでした。絵柄はなぜか等身の低い初期手塚風味で、旧黎明編とかギリシャ編みたいな感じ。一方で、モノクロページになるとペンがかすれていて、「さすがに手塚先生も年だからなぁ」などと勝手な感想を抱いたりしている私でありました。

 生前、「死の直前にこそ完結編を描きたいんだ」と言っておられた手塚先生。その命日は明日です。
posted by Dr.K at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月07日

ブラック・ジャック「動けソロモン」

 アニメがアニメについて語るという一点において、はからずも原作を超えてしまった一話。
 んー、でもねぇ、ソロモンの部分でよほど気合いの入った動きを見せてくれないと、説得力が出ないストーリーなので、困ったもんだ。

 それにしても、今回の内容はオールドファン向けだった。ソロモンは「ジャングル大帝」そのものだし、監督はどう見ても宮崎駿みたいだし、NGコーナーでは写楽がついに暴走(笑)。
 そして、アニメーターの武蔵と小次郎は、日本初のアニメ業界マンガ「フィルムは生きている」から、役割もそのままにゲスト出演。

 今週この内容をやるというのは、2月9日、手塚忌を意識してのことなのかもしれない。作中のアニメ制作方法が、あえて昔のままになっていたのもそのせいだろうか。
posted by Dr.K at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月05日

バイオハザード4 その2

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バイオハザード4はシューティングゲームだ!

 今まさにプレイ中のこのゲーム、面白いからみんな買え。
 これまでのバイオハザードは、キーアイテムの捜索やホラー調のシナリオを軸に、アドベンチャー要素の強いゲーム内容だった。一方、この「バイオハザード4」は、パッケージこそ今まで通り「サバイバルホラー」と表記されているが、プレイ感覚が全く異なるのである。
 この血湧き肉躍る感覚はなんなのか、と考えたとき、一つの結論に行き着いた。バイオハザード4はシューティングゲームだったのだ!
 独特の視点により引き出された、敵をねらい打つゲーム性。しかも敵はゾンビではない。かなりのスピードで、しかも群れをなして襲ってくるのだ。(上図参照)

 海外では、FPS(一人称視点シューティング)は人気ジャンルだが、バイオ4のテイストは、むしろ和製の縦シューや横シューに通じる物があると思う。
 まず、システム面。セーブはインクリボン不要の無制限になり、要所要所でコンティニューが可能になった。(その分一発死にトラップも多発) 残り弾数を気にする必要はほとんどない。敵がざくざく落としてくれる。
 次に、そのステージ構成。一応バイオなので、キーアイテムの捜索もあり、ある程度の行き来もあるが、実際にはほぼ面クリアタイプと言っていい。一つ一つ、局面を打開して次のステージへ進めばいいのである。
 各ステージは、逃げ、隠れ、狙うことを考慮した細やかな設計が見られ、敵の種類はさほど多くないのに飽きさせない。効果的なクリア方法を自分で発見したときには、かなりの喜びがある。
 そして、忘れちゃいけない武器商人。ゲーム史上もっとも怪しい店員の登場だ(笑)。バイオ4では、道中、お宝やお金が手に入る。それらを元手に、銃を改造するのだ。そう、バイオ4はパワーアップシューティングだったのだ。

 かつて、縦シューや横シューは、ゲームを代表する人気ジャンルだった。しかし現在は、アーケードの片隅や、PCの同人ソフトとして、細々と続いているに過ぎない。売れないから予算もかけられず、見た目もバランス調整も、かつてのクオリティを上回っているとは言い難い。シューティングは滅んでしまうのか?そう思ったこともある。
 ところが、以上に述べたように、バイオ4こそはシューティングの精神を引き継いだ新作だったのだ。このような大作感のあるタイトルで、極上のシューティングの味を再び楽しめるとは、今の時代も捨てたもんじゃない、と私は思うんである。

 最後にもう一度、面白いからみんな買え。
posted by Dr.K at 10:50| Comment(3) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月03日

戦場のピアニスト

 ガラにもなく、芸術的映画など鑑賞。監督はロマン・ポランスキー。カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。
 第二次世界大戦をモチーフにした映画は多いが、これだけ地味なものはそうないんじゃないか。物語的な演出を抑えることにより、ドキュメンタリーのような臨場感が出ている。
 何より良い点は、価値観のバランスがとれていること。主人公はユダヤ人のピアニストで、ナチスから隠れる生活を余儀なくされる。そんなとき、助けるふりをして金儲けをする汚いユダヤもいれば、情けをかけてくれるナチス将校も現れる。どこに所属しているかによって画一的に描くのではなく、個々をきちんと人間として描いているのが、とてもいい。
 ハリウッドで作られる、アメリカ万歳映画に飽きた人には特にお勧め。

興奮度   1
リアリティ 10
政治的主張 1
個人的総合 7
posted by Dr.K at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月01日

1月のブログ

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 ブログを始めて、早くも一月が経ってしまいました。これまでのウェブ運営とは異なり、記事ごとのアクセスに偏りが出てくるのがとても面白いですね。アクセス解析に目を通すのが日課になってしまいましたよ。
 ちなみに、現在までのベスト3ですが

1 ブラック・ジャック「シャチの贈り物」 321
 放映当日に書いたタイムリーさに加え、手塚眞監督のところへトラックバックした効果が絶大でした。今もどんどんアクセスが増えてます。

2 本気と書いてマジと読む 184
 大人気ブログ、「たけくまメモ」へのトラックバックで稼ぎました。竹熊先生がブログを始めた、という情報そのものに反応する人が多数いたようですね。

3 続・本気と書いてマジと読む  71
 「たけくまメモ」関連その2。竹熊先生も本業が忙しくなってきているようですが、今後も機会を見てコメントしていきたいと思います。
posted by Dr.K at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする