
PC美少女ゲームといえば、進歩どころか退歩、十年一日のごとく安い作りのノベルゲームを売り続けている、そんな業界だとばかり思いこんでおりました。
ところが4月28日に出たこのゲーム、まぁ何も言わずにとりあえずキャラだけでも見てくださいな。
え、別に普通だって? これ、3Dでっせ、しかもリアルタイムの。
そもそも、3Dで2Dっぽい美少女を描くというのは、ゲーム業界では長い間叶わぬ夢でした。エロゲー業界では10年くらい前から3Dのゲームはあったのですが、いかにもCGというテカテカの質感で、まぁ半分ギャグみたいなもんでした。それが、家庭用ゲーム機では、トゥーンシェードを利用することにより、アニメっぽい外観のCGができるようになり、コナミからは「ときメモ3」、ナムコからは「ゆめりあ」といった作品が投じられたのですが、その試みはあまり報われたように思えません。逆に言うと、このような最大手のゲーム企業が、最先端の技術と情熱を傾けないと、とても商品化できないジャンルであったわけです。
「らぶデス」は、18禁専業の零細企業が手がけたゲームですが、ハッキリいってキャラの見てくれは他を一歩も二歩もリードしていると思います。残念なことに内容は従来のエロゲー並みのクオリティとのことですが、このCG技術をもってすれば、今後も色々と面白い試みができるハズなので、大いに注目していきたいと私は思います。
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