2005年05月30日

ブラック・ジャック 新章へ

 本日放送分より、ブラック・ジャックのOP・EDが変わった。
 歌の方は、「今さらglobeかよ!」という感じで、むしろ時代を退行したような雰囲気。でもまぁ、もう何回か見たら慣れるかも。
 ところが、歌はどうでも良くても、絵の方はそうはいかん。なんと、オープニング画面にドクター・キリコを発見! ついに出るのか? もう今後は毎週のようにブラック・ジャックの前に立ちはだかってくれ。そういう改変なら俺が許す。

 本編は、「生命を生ける花」。原作にほぼ忠実にストーリーは運ぶが、伏線が丁寧にはられていて、対象年齢が微妙に上昇? 何より、ピノコについて「この子は生きていなかったかも知れない子供」という発言が出てきたのは大きな進展。来る「奇形嚢腫」に向け、徐々にピノコの生い立ちの秘密が明かされていく、ということなのだろう。

 NGのブタナギは、筋金入りの手塚ファンしか知らないはず。ヒョウタンツギやオムカエデゴンスの方が、まだ多少は知名度があるのだが…。あれ、初めて見た人には、アニメスタッフの悪ふざけにしか見えないだろうなぁ。
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2005年05月28日

神奈川県でゲームを「有害図書」に指定・続報

 奴らに動きがあったようなのでお伝えする。
 元記事、ITmedia Gamesより。

 今回、有害図書類として諮問されるのは、「場面設定が現実社会に近く、暴力性や残虐性が極めて高い」とされているゲームソフト1本。具体的なタイトル名については、審議に影響するとの理由で、公表されていない。

 ↑これ、どのタイトルだろうね。わざわざ問題にされるほど売れ、しかも現実社会に近いタイトルか。別のニュースサイトに「刀や銃で人を殺し〜」みたいな表現があったことから、「GTA -vice city-」がどうもあやしい。大穴でバイオハザード4もあり得るか。今や発売タイトルの半数以上が暴力・出血マークつきというカプコン、今期はせっかく黒字なのにまたもやピンチである。「GTA -サンアンドレアス-」のローカライズはもはや風前の灯火か。

 以下、審査の裏側を勝手に想像する。
 審議会のお偉いさんがこうした(否定すべき)ゲームをプレイするわけがなく、多分遊び方もわかるまい。
 そこで、若い部下に命じて残虐シーンの映像を集めさせる。
 若い公務員、件のタイトルをプレイして録画する。途中で仕事を忘れてみたりする。困ったことに面白い。息子が、そのゲーム持ってる、などと言い、久しぶりに親子の会話が弾む。この残酷さはどうか、などと話題になり、有意義に家族の時間を過ごす。
 それにしても上司にどう報告したものか。こういった作品を無闇に規制することは、子供たちを守る反面、考える機会からも遠ざけることになるんじゃないか。今時の社会、自分で考え判断する力ってのは、最も求められていることじゃないのか。大いに悩むが、しょせんは結論ありきの会議、報告書に書くことは決まっている。どうせなら爆笑残酷ビデオを作って、議場を失笑の渦に巻き込んでみるか…などと若い公務員は現実を逃避したりする。

 若い公務員がんがれ、超がんがれ。
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2005年05月24日

大物候補あらわる

 本日の授業は、シナリオの書き方です。各自お気に入りのマンガを持ってきて、その一場面をシナリオ形式で書いてみる、という方法で練習しました。

 他の先生が見たら、絶対授業中とは思わないね。なにしろ、全員マンガを読んでるんだから。

 某クラスでは、克・亜紀のエロマンガでシナリオを書いている勇者を発見し、こいつは大物になるわい、と思いました。
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2005年05月23日

自業自得

 課題をたくさん出すと、提出物を見るのが大変になるという、例年通りのパターンです。それにしても、他の先生が提出物を添削しているところを見かけないのですが、ひょっとして俺以外の先生は宿題出さないんでしょうか??
posted by Dr.K at 20:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月22日

前期もはや中盤ですな

 絵コンテの教材として、例年ビデオを使っていたが、いいかげんテープが死んできたので、DVDレコーダーを使ってディスクに再編集した。
 ついでに新ネタも入れてみたが、比較してみると、最近のアニメはデジタル編集のせいか、味わいが今ひとつですな。
posted by Dr.K at 11:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月19日

出現、任天堂Revolution

 携(略)ハードの性能がゲームの面白さを必ずしも後押ししない、ということを(略)

 最後に出てきた任天堂。発売予定日もハード性能も明かさず、ソフトのラインナップも公開しなかった。それでも、期待値は他の2機種を上回ったと思う。
 通常、新ハードというのは性能を競うものだ。今回のPS3やX-BOX360のように。しかし、任天堂は暗にそんな争いは不毛だと主張する。
 思えば、現行のハード、中でもゲームキューブは、性能的に足りないわけではない。シェアがとれていないせいもあるが、サードパーティー製のソフトのほとんどは、いまだにハード性能を生かし切っているとは言い難い状態だ。極論すれば、必要なのは新しいソフトであって、新ハードではない。
 さて、PSにシェアを奪われてからというもの、任天堂にはゲームユーザーの中核である若者の層がついてきていない。その分、GBAでは子供層を、GCではファミリー層を、DSでは女性や非ゲーマー層をそれぞれ確保することで、市場を保ってきた経緯がある。
 Revolutionでは、それらに加えて、コアユーザー、しかもオールドゲーマーにアピールしていく方針のようだ。ゲームキューブとの互換のみならず、ファミコン〜64までの過去のソフトを配信する予定であるという。それらがDSにダウンロードできたりすれば、ファミコンミニのようなムーブメントを起こすかも知れない。
 「昔のお客さんを大事にしまっせ」
 そんなゲーム機が一台くらいあってもいいだろう。
posted by Dr.K at 08:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月18日

出現、PS3

 携帯機と違って、久々にバケモノのようなスペックの進化を見られて面白い。
 しかし、我々はここ数年で、ハードの性能がゲームの面白さを必ずしも後押ししない、ということを知ってしまった。
 そして売り手も当然、そのことに気がついているはずだ。

 …すまん、あまりに言うことがないので同じになってしまった。
 I橋先生、デザインを見て、
「何かに似ていると思ったらPCエンジンDUOか」と、相変わらず辛辣。それならばX-BOX360の方はさしずめPC-FXだろうか?
posted by Dr.K at 08:24| Comment(1) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月15日

ブラック・ジャック どうなる「奇形嚢腫」?

 毎週月曜夜7時放送中の「ブラック・ジャック」だが、原作を知っている視聴者にとっては、話がどのようにアレンジされているかが注目の的になっている。
 例えば、「もらい水」のように、ピノコや写楽を活躍させるよう変更されたもの。また、「メールの友情」のように、無線機→PCのチャットと、時代性に合うよう変更されたものもある。
 中でも批判が集まっているのが、原作の持つシビアさが損なわれていることで、「不死鳥」では、原作では放置されて終わる悪女が、きちんと治療されて治っており、「春一番」では、瞳に焼き付いた男は殺人犯でなくなった。特に、「どしゃぶりのち恋」で、さんざん死にそうに演出しながら、先生が助かったときには、良かったと思うより先に唖然としてしまった。
 そんなわけで、アニメ化できそうにないエピソード、というのがすでに私の頭の中には何タイトルか浮かびつつあるのだが… なんと、手塚眞監督がブログで衝撃の発表を!

(たぶん)5月中に『ブラック・ジャック』のオープニングが変わります。
注意して見ててください。
ちなみに、やっと『奇形膿腫』シナリオ書き上げ、『通り魔』に着手しました。
放送は、まだ先ですが。


 「奇形嚢腫」!(監督〜、活字間違ってますよ〜) これはピノコ誕生を描いた重要な一話だが、そのグロテスクな表現から、アニメ化不可能の筆頭と思われたエピソードだ。そうか、やるのか。これで、ブラック・ジャックはバツイチのパパとか思っていた新規ファンの誤解も解けるな。しかし、原作通りにやると、アニメのここまでの雰囲気をひっくり返すことになる。妙な改変がされなければいいが…
posted by Dr.K at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月14日

「blog珍品堂」は島国大和さんを〈勝手に〉応援します!

Twlfadn1  「ゲーム屋のお仕事」と言えば、寒風吹きすさぶ業界の最新事情を軽妙に描き、面白くも厳しい一冊であるわけですが、その著者である島国大和さんが、ブログでこんなことを言ってますよ、皆さん。

 この低姿勢が島国さんの芸風なんでしょうが、私はあえて言いたい、胸を張れ、と。少なくとも私は、その三人の中で島国さんの本しか読んだことがありませんぜ。
 今からおよそ10年前、ゲーム業界はPSの登場で活気づいておりまして、全国のゲーム専門学校もこの頃から拡大傾向になりまして、ゲーム業界にまつわる本も多数出版されておりました。
 ところが現在、ゲーム業界は厳しい状態へ突入しまして、全国のゲーム専門学校も縮小に転じまして、ゲーム業界にまつわる本も減ってます。
 そんな中、今を伝えてくれる島国大和の本は、大変貴重なものなのです。私は二冊とも買いましたし、「ゲーム屋のお仕事」を学校の図書室に入れさせたのも私です。

 「blog珍品堂」は島国大和さんを応援します!
posted by Dr.K at 16:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月13日

出現、X-BOX360

 携帯機と違って、久々にバケモノのようなスペックの進化を見られて面白い。ソフトも大作感のあるタイトルを推しているように見える。

 …しかし、我々はここ数年で、ハードの性能がゲームの面白さを必ずしも後押ししない、ということを知ってしまった。
 そして売り手も当然、そのことに気がついているはずだ。マイクロソフトがどういった形で巻き返しをはかるつもりなのか、楽しみに見守りたい。
posted by Dr.K at 23:50| Comment(8) | TrackBack(1) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする