2005年08月08日

母よ、あなたは強かった−グランディア3−

 RPGと言えば、冒険である。それは、少年の成長物語である。英雄が誕生する瞬間に立ち会う。たとえマンネリと言われようとも、RPGの王道はそこにある。

 少年は、最初から英雄なのではない。なればこそ、そこには導く者の存在が不可欠である。アナキン・スカイウォーカーにはオビ・ワンという師が必要だった。ドラクエの主人公は、父の背を見て育った。ニアはLの後を追い始めたところだ。ファイアーエムブレムシリーズの序盤ステージには、なぜ必ずジジイのパラディンが付いているのか、もはや説明の必要はないだろう。

 グランディア3もまた、少年の成長を描く物語だ。しかし、このストーリーの序盤は相当変わっている。パーティーを引っ張るのが、何と、主人公の母だ。剣技にも魔法にも長け、若々しく姉ぐらいにしか見えない、ゲーム史上最強の母だ。ゲームは至って普通だが、母と息子とヒロイン、というパーティーはどう見ても奇異だ。何より、母に連れられて旅立つ主人公、というのはいかにもショボい。グランディア1で、主人公が母の元から旅立つ感動のシーンを経験しているからこそ、なおさらそう思う。
 もっとも、まだストーリーは始まったばかりなので、これから色々あるのだとは思うが… 一人で旅立ち、姿を消した友人の方がカッコイイ、という展開はどうなんだろねぇ。
posted by Dr.K at 20:53| Comment(5) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月05日

神奈川県でゲームを「有害図書」に指定・松沢知事動く

神奈川県でゲームを「有害図書」に指定

神奈川県でゲームを「有害図書」に指定・続報

神奈川県でゲームを「有害図書」に指定・さらに続報

 …と、三回にわたって採り上げてきたこの話題、先日さらなる動きを見せたことをお伝えする。
 まずは松沢知事のブログ(今回もトラックバックしません)より、

ゲームソフトの有害図書指定につきまして、さまざまなご意見をいただいていますが、本日(8月3日)の朝日新聞の「私の視点」に、私の考えを書かせていただきましたので、どうぞご覧ください。

 朝日新聞の当該記事を読んだが、基本的にブログ以上の新しいことは書かれていない。強いて言えば、審査にあたって知事がどんな編集映像を見せられたのかが何となく伝わる点が新味か。
 とはいえ、インターネットの片隅などという物好きしか見ない記事ではなく、新聞に載ったという既成事実はやはり大きい。知事の主張に対し、数多くの賛同の声が上がるであろう事も予想に難くない。世の中は間違いなく、ゲーム規制の方向に進むだろう。
 だがこれ、ある意味ゲーマーたちの自業自得なのである。今回の松沢知事の行動には伏線があるからだ。

 神奈川県の規制を受けて、カプコンが反論を表明したことは、先に述べた。そのあと、実はCEROが自主規制の強化を表明している。これを、業界団体がお上に屈した、と受け取る向きもあるようだが、私は、むしろ自主規制を強めることによって、これ以上のお上の介入を牽制する、という策だったのではないかと見る。事実、神奈川県の規制に賛同する自治体はいくつも現れたが、その多くは現在も様子見であり、規制を実施するに到った自治体の話はまだ聞いていない。このまま行けば、CEROの新しい方針に任せる、ということで事態は収拾される可能性があった。
 ところが、松沢知事のブログが爆発炎上した。知事がゲーム規制の話題をエントリーするやいなや、1000を越えるコメントが殺到した。その内容の多くは、2ちゃんねるに書いた方がふさわしいような、無責任な放言であった。
 当たり前のことだが、知事本人はそんなコメントに返事などしない。それを、ネットジャンキーたちは、発言の量をもって勝利とする、彼らにしか通用しない常識を押し通した。感情論でもって他人のブログを荒らした。だめだこりゃ、というしかない。
 そこで知事は実力行使に出たのだと思う。それが新聞への投稿だ。新聞で、実名で反論が出来る者がいるのなら出てこい、という、これは知事からの挑戦状なのだ。もちろん、ネット上で匿名での批判しかしない者に出来るわけがない。知事などと言う肩書きを持たない一市民がかなうわけがなく、極めてアンフェアである。が、事の発端がそもそも自業自得なので、あきらめて海外版のハードとソフトを買うくらいしか、物好きのオヤジゲーマーには策がないのであった。

 ほんと、大人って汚いよな! こんなやりとりの方が青少年にとってよほど有害だ。いや、俺は好きだけどね(笑)
posted by Dr.K at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月03日

がんばっていきまっしょい

 「がんばっていきまっしょい」
 
 現在、関テレで火曜日22時から放送されているドラマ。四国松山高校を舞台に女子ボート部の奮闘を描く、まさに青春の群像劇。
 キャストも
デビュー以来、神童ぶりを見せ続けている鈴木杏が主演、
「書けばなるほどパイロット」の相武紗季
モーガン・フリーマン並みに出すぎ感のある大杉蓮
など、脇までしっかり固められております。
 何より、ロケ地の美しさや内容ののどかさで、非常に癒される作品です。

 … そのはずだったんですが

 現在、最もスリリングかつ危機的なドラマになってしまっているのです。
 昨日は、第5話ではなく、「特別艇」としてここまでの総集編でした。本来なら、最終回が済んでからおまけで放送されるような内容です。
 ご存知の方はご存知でしょうが、数週間前、本ドラマに出演していたジャニタレの一人が酒乱で無期謹慎となり、以降、代役を立てての大幅な撮り直しとなりました。二週間前から、再編集したであろう場面、トリミングされた画面が多発、エンディングの変更もされています。先週からは代役も登場、昨日は総集編なのに、過去のシーンまで代役で撮り直す、涙ぐましい努力の跡が見られます。総集編で時間稼ぎをしている間に、シナリオの見直しやスケジュールの立て直しがはかられているものと思われますが、地方ロケがメインとなる作品だけに、現場はかなり危機的な状況と予想されます。
 ですので、ストーリーの先行き以外で、目が離せないと言う困ったことになってしまいました。

 ちなみに、過去の似たような例としては、「ロケットボーイ」という作品があります。このときは、主演の織田裕二が、撮影中に骨折リタイアしています。
 その後、ドラマは三週ほど休み、「踊る大捜査線」が3回分だけ再放送されるという異常事態になりました。そして残りは、織田裕二が車椅子姿で最終回までを演じきりましたが、もともと彼が宇宙飛行士の試験を受ける、という話だっただけに、非常に無理があったのを覚えております。

 「がんばっていきまっしょい」は、無事にゴールできるよう祈るばかりです。
posted by Dr.K at 10:15| Comment(3) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする