2005年12月31日

2005年のブログ

 1月1日に始めたブログがついに一周年ですが、よりによって最終週に風邪でダウンしておりました。皆様もご自愛下さい。
 さて、通年のアクセスランキングです。

1 出現、X-BOX360 1364
 本体発売に伴って、急速にアクセスを伸ばして一位。おそらく検索で来ていると思うのですが、何の面白みも思い入れもない記事が一位ということで、数字は所詮数字だなぁ、と。

2 ワンダと巨像 その2 1261
 当サイトでは珍しく、話題作をタイムリーにプレイしての記事でしたね。ちょっとは読んでもらえる内容なので、こっちはちょっと嬉しい。

3 文章稼業はタダ働き 1187
 検索性皆無の記事タイトルでしたが、「たけくまメモ」へのトラックバック効果で長らく一位だった記事です。文章で食える日はいつの事やら。

4 ブラック・ジャック どうなる「奇形嚢腫」? 1169
 ブラック・ジャックは何度か採り上げましたが、アニメに噛み付いてアクセスを稼ぐ、なんてのはあまりいいものではありません。それはともかく、やはりこの話は注目度が高かった模様です。

5 諸君!学校に犬もってこい−nintendogs− 843
 こんな結果になりながら、nintendogsはおろかDSすら購入していないとは、ひどい筆者です!!

6 ブラック・ジャック「シャチの贈り物」 821
7 本気と書いてマジと読む 573
8 手塚治虫「バンビ」が復刻?? 569
9 任天堂あまりにもハジけすぎ 「押忍!闘え!応援団」 513
10 諸君!学校に犬もって来過ぎ−nintendogs− 451

 ここまでのトータルアクセスは81548。うちユニークアクセスが40999となっていますが、これまでのサイト運営では考えられない数字です。毎度ご来店ありがとうございます。
 それでは、二年目を迎える当ブログを今後ともよろしくお願いいたします。
posted by Dr.K at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月24日

珍品堂が勧める2005年のゲームベスト3

 今年は、次世代機が話題になったものの、現行機もなかなか豊作だったんじゃないかな? ただし、良作を見抜くのが例年以上に難しかった。とりあえずRPGはやめといた方がいい、という一年だったと思われます。タイトルは挙げませんが、死屍累々でござる。

第3位 「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」
 SRPGとして非常にオーソドックスな内容なのだが、ストーリーもキャラもシステムも、丁寧に作り込まれている。半年も延々と楽しめたのでは、もうたまらんね。達成感で昇天してしまいます。

第2位 「ワンダと巨像」
 これまでも、そして多分これからも、色あせることのない独自性。プレイ時間は早ければ10時間と短いが、それで損した、とか言っているプレイヤーは見る目がない奴だ。巨像と対戦するときの濃密なプレイ体験は、その質で他のゲームを軽く5馬身ぶっちぎって、ディープインパクトは有馬勝てるんでしょうか。

第1位 「龍が如く」
 システム的には、全部どこかで見たことがあるゲームなのに、大人専用・ヤクザ映画の世界にしただけで、どうしてここまで新鮮になれるのか。そもそも任侠ものなんて見たくもない私にとって、あまり期待値は高くなかったのですが、いい意味で裏切られっぱなしです。
「ええ、それでええ!」
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posted by Dr.K at 11:16| Comment(2) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月22日

最近ニュースこればっかり

Hgzqco0o
 ヒューザー社長って極端に悪役顔ですね。
 それはともかく、コストダウンで安全性を損ねるほどの手抜き工事とは、本来の役割を見失っているとしか言いようがありません。客が死んでも金儲け、とはねぇ。不景気で、経済より先に人のモラルが死んでしまったという気がします。
 この点、ゲーム作りは、手を抜いても人が死なないからいいですよね! あ、会社の信頼は死ぬかも知れませんけど。
posted by Dr.K at 20:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

珍品堂が勧める2005年のTVドラマベスト3

 昨日、「1リットルの涙」最終回を見た人はどれくらいいるのでしょうか? 私はラスト5分のクソさ加減に怒り心頭です。
 きれいさっぱり忘れて、良かったドラマを振り返りたいと思います!

第3位 「ごくせん」(2nd)
 仲間由紀恵が分身する無駄に豪華なオープニングで早くも笑える。内山がハタかれるシーンで反射的に笑える。生瀬の百面相でもう充分に笑える。正直、生徒いらないじゃん。

第2位 「がんばっていきまっしょい」
 ジャニタレの不祥事に負けず、よく完走した! DVDも撮り直しでよく頑張った! そして何より、出演者が特訓に耐えてボートをマスターし、説得力あるレースシーンを撮れたことを褒め称えたい。

第1位 「瑠璃の島」
 夏に、南の孤島を舞台にしたドラマか、いいねぇ、ってな感じで軽く見始めたのですが、これがもう大当たり。成海璃子が神のごとき演技力を発揮し、緒方拳や竹ノ内豊を喰っちまいました。シナリオはちょっとノスタルジー入ってますが、日本のどこかにこんな所がある、と思うだけでも現代が少しはマシに見えてきます。
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posted by Dr.K at 11:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月20日

龍が如く その4 喧嘩葬儀

 次のステージは葬儀場って、すげぇな。
 海外版が出たら、仏式の葬式なんて向こうの人は見たことがないわけだから、結構ウケるんじゃないか。

 このゲームのバトルシーンは、あたりのものを武器に使えるのが特徴で、ここまでにも、イスや看板、自転車を振り回してきたが、いや、それにしてもこの葬儀場はすげぇな。
 壁際にはヤリが飾られてて使い放題だし、物置には木刀がしまってあるし。日本庭園もこのゲームでは凶器と化す。飾られた岩や石灯籠も強力な武器だ!
 これらの武器は、敵だって使ってくるぞ。特に、こっちが灯籠を持った状態で、灯籠を持った敵と向かい合った時と言ったら…




「桐生チャアン、そこ、笑い所やないかぃ!」
すんません、真島の兄さん。
posted by Dr.K at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月19日

珍品堂が勧める2005年のコミックベスト3

 今年も残りわずかになってきたので、色々とまとめに入ろうと思います。
まずはコミックベスト3から。

第3位 木城ゆきと「銃夢 Last Order」
 連載開始から十数年、ここしばらく低調な展開だったのですが、カエルラを主役に据えた外伝的エピソードに突入したら、俄然盛り返してきました。主人公ガリィとの激突が楽しみです。

第2位 手塚治虫「復刻版 アトム今昔物語」
 新聞連載時の内容を復元したマニア専用の出版物ですが、その手の本の中では破格の1200円という良心的な価格設定。天馬博士が子供の頃、国際的なテロリストの一員であった、と言うエピソードはこのバージョンでしか見られません。

第1位 花沢健吾「ルサンチマン」
 お上は、景気対策の一環として「萌え産業」に着目しているみたいですが、奴らはこのマンガを読んで、その危険性をちっとは知るべきです。
Hkng7qth
posted by Dr.K at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月17日

龍が如く その3 ホストクラブ潜入記

Tkc3w5fa  10年の刑期を勤め上げた芭月涼、いや違った桐生一馬。大恩ある親っさんが手紙で指定してきた待ち合わせ場所は、よりによってホストクラブでした。(体験版はこの部分が遊べました。)

 言われたとおり行くと、血気盛んなホストがフライングボディアタックをかまして来ます。あんた、ヤクザ相手に無謀すぎ。こっち何も言ってないのにキレすぎです。
 この街はカルシウムが不足してるんじゃなかろうか。コンビニに牛乳はないのか!!

 それにしても、クラブのママにキャバ嬢にホストにヤクザにホームレスに不良と、よくまぁこれだけそろえたものです。
 どう見ても立派な犯罪都市です。ありがとうございました。
posted by Dr.K at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月14日

龍が如く その2 獄中記

Zos9admh  義理と人情に従って、幹部殺しの罪をかぶり、投獄された桐生一馬。そして10年後…というテロップが出ることを期待したんだよね、ここで。だってそういう話だってことは事前に公開されてたし。
 ところがところが…画面が再び表示されると、そこはまだ獄中。しかも3D臭い飯、キター! 何だコレ、こんなシーンまでゲームかよ!

 「龍が如く」、今4章なんだが、シナリオに際限なく加速がかかって面白い上に、町内全域移動可能になって脇道もシェンムー状態になってきやがった。

 欠点は、ある。
・ロードが長くて多い。特に、デモシーン切りかえ時のロードは、映像のテンポを大きく損なっている。
・マップの切りかえがスムーズでなく、移動にひっかかりがある。
・バトルは大味。最近の格ゲーに比べると粗い。
・アニメファンなどにアピール度0のキャラ造形。

 しかし、それを補って余りある魅力の数々!
新しさがある。どこを切っても、他のゲームで見られない場面が満載だ。
声の力が大きい。渡哲也は言うに及ばず、主人公も、ヤクザの幹部も、チンピラも、存在感のある声で、CG人形劇に生命を吹き込んでいる。セリフが子供だましでなく、粋を感じさせる。
・舞台がいい。モンスターに襲われた街より、ヤクザに占拠された歓楽街の方がスリルがある。

 俺のゲーム購入勘もまだまだ捨てたもんじゃねぇな。「ローグ某」を買っちまった諸君、ご愁傷様。
posted by Dr.K at 11:17| Comment(3) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月11日

ゲーム会社を辞めるとき

 昨日は、学祭もどきイベントで授業はなし。土曜日と言うことで、普段は早期入社で働きに出ている学生も、久しぶりに登校して来ております。
 どこも仕事は相当キツイみたい。せっかく希望の職に就いても、卒業までに辞める奴とか、すでに2社目の研修中という気が早い奴もいます。

 さて、ゲーム開発と言えば、長く勤めにくい仕事の代表として有名です。しかしながら、その辞め時には一定の傾向があるように思います。
 それが、1ヶ月、1年、3年の壁です。

■1ヶ月の壁■
 要するに研修中に辞めるというパターンです。そんな馬鹿な、と思うかも知れませんが、これが結構あるんですねぇ、特にデザイナーで
 ゲーム会社の入社試験は、実力を厳しく問いますので、それなりに腕に覚えのある絵描きがそろいます。今まで周囲から「うまいねぇ」とちやほやされて来たのに、研修ではケチョンケチョンに叩かれます。画風も変えさせられます。順応できた奴からチームへ配属され始め、かつてない危機感が襲ってきます。
 趣味としての絵には、「良い」の基準が色々あります。かわいいもの、リアルなもの、きれいなもの、味があるもの、なんでもいい訳です。しかし、これが仕事となるとそのプロジェクトで「使える」か「使えない」か。その基準しかありません。
 ついていけない、と悟ると辞表を書くしかないのです。

■1年の壁■
 これは1年というより、一つのゲームを作り終える、と言った方がいいかも知れません。
 このとき、「良い仕事が出来た。もっと働こう」とか、「今回の仕事は不満だ。次こそ何とかしよう」とか考える人は会社に残りますが、「ゲーム作りなんて、そんなにいいものでもなかったな」という人が出てきます。これを俗に目が覚めると言い、気が付くと転職して堅気の公務員になっていたりします。
 それ以外に、最初の仕事に全力投球して燃え尽き、辞めてしまう人もいますので、世間に元業界人が増えるのも無理ありません。

■3年の壁■
 いくつかのゲームを完成させる頃になると、そろそろメインどころの仕事(デザインチーフ、メインプログラマー、メインプランナー)をやってみないか、と言われたりします。
 今までは、個人の技量でやっていた仕事でしたが、下の面倒を見ながらまとめていくことになり、責任も大きくなります。このプレッシャーに耐えるかどうかが、また一つのターニングポイントになる訳です。
 また、活躍していない人は、こうした重責を頼まれませんが、それはそれで同期から取り残されていると感じて、退職を決意するきっかけになります。

 これらをクリアするのが、長く勤めるコツらしいのですが、それが当人にとって幸せかどうかはまた別の問題ですのでご注意下さい、と、目の覚めた一人からご忠告申し上げる次第です。
posted by Dr.K at 11:32| Comment(2) | TrackBack(1) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月08日

龍が如く その1 借金取り立て日記

 買ってきたぞ、諸君!

 うほっ、こりゃすごいパッケージ。CERO18歳以上指定、というのは以前からわかっていたことだが、暴力にエロにギャンブル、と、全項目で引っかかっているゲームなんて初めて見たぞ。漢らしい!

 予約特典は、ゲームマップの案内が記載された小冊子。これまた前代未聞。フーゾク雑誌の雰囲気で書いてあって、えらくゲッスい。キャバクラだけじゃなく、個室マッサージもあるのか…

 さぁゲーム。体験版と違って、10年前の部分からゲームになっている。最初の仕事は借金の取り立て。話し合いなどなく、ハゲ親父をさんざんに締め上げる。極道だねぇ。道すがら因縁をつけてくるチンピラを次々に返り討ちにする。ヤクザだねぇ。

 そして、ストーリーが動き出すと…意外や意外、なかなか移入できる筋運びではないですか。しかも、間違いなく他のゲームが描かなかった内容だ。イロモノ扱いしてすまんかった。これからはまじめに義理と人情に生きるよ、と決意も新たな巴月涼…いや、桐生一馬であった。
posted by Dr.K at 21:34| Comment(2) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする