2007年02月23日

「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」 その2

 相変わらずスキのないダンジョンマップにふうふう言いながら、どうにか折り返し点らしきところまでやって参りました、トワイライトプリンセス。
 問題の提示 → 練習と適度なステップアップ → ボス戦への応用 と、淀みなく流れる謎解きの素晴らしさ。この学習効果を勉学に応用すれば、任天堂は間違いなく教育産業でも結果を残せるに違いありません。
Gijprwx3  さて、このように問題解決を強く迫るゼルダというシリーズにおいては、プレイヤーにヒントを与える方法が大変重要。それを担当するのが旅の同行者、「時のオカリナ」では妖精のナビィ、「風のタクト」では赤獅子の王であったのです。
 「トワイライトプリンセス」ではミドナがこの役についていますが、キャラクター性、ヒントの質と量、いずれをとっても歴代最強。ストーリーにも深く関わり、デモシーンでの表情の良さは、リンクがどうでもよくなりそうな勢いです。
 見た目も面白いし、こいつはきっと人気が出ているに違いない。ミドナを描いているサイトもかなりあるんじゃないか、と思ったので

よし、「ミドナ」で画像検索だ!

工工工工工工エエエエエエ(´д`)エエエエエエ工工工工工工
 驚愕の結果をぜひ確かめてくれ!
posted by Dr.K at 22:15| Comment(6) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

「ファイアーエムブレム 暁の女神」その1

 いつも役に立たない記事ばかりの当ブログですが、今回はまず重要な情報から。

前作からの引継ぎ要素あります
・GC版「蒼炎の軌跡」クリア時のセーブデータ「エピローグ」を必ずとっておくべし

Q75iy8ys  本日発売の「ファイアーエムブレム 暁の女神」を購入したのですが、これはちょっと驚きました。GCのメモリーカードと連動というのは予想しなかった。おかげで、前作を半年かけてクリアした努力と思い入れが多少は報われることになり、やる気も上昇です。
 コントローラーもGCのものが使用可能であり、その場合は完全に前作と同じ操作方法、いきなり手が覚えているという状態からのスタートは大変ありがたい。
 しかしながら、ゲーム勘ははなはだ頼りなく、序章でさっそくボスをしとめ損ね、ミカヤ(少女の魔法使い。本作の主役)が標的になるという絶望的な状況に! ここで、ボスの攻撃をひょいとかわして、見事返り討ちで倒すミカヤ、あんたの運はここで使い果たしたよ
posted by Dr.K at 15:57| Comment(2) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

SOS団、北米を制圧 −涼宮ハルヒの憂鬱−

 昨年放送の「涼宮ハルヒの憂鬱」が、早くもアメリカで放送中、とのことです。
 日本のテレビアニメが、翻訳されて各国で放送されるというのは、今に始まったことではありません。しかしながら、従来、そのクオリティは非常に低かったのです。その国の事情によるものなのか、子供向けとなめられているからなのかは分かりませんが、ひどい編集で別物にされたり、一部カットされたりといった扱いが日常茶飯事。そこで、海外のディープなオタク諸氏は、一生懸命日本語を勉強して、原語でアニメを鑑賞するようになるんだそうです。
 で、ハルヒなんですが、

The Melancholy of Haruhi Suzumiya

 これは大変ハイレベルな吹き替えと言えるのではないでしょうか。声質に違和感なし! みくるビームってのはその発音でいいのか(笑)
 背景のモデルとなった西宮市の各地に、アメリカ人の観光客が続々と訪れる日もそう遠くなさそうです。
posted by Dr.K at 21:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月16日

公式サイト大暴走 −デストロイオールヒューマンズ!− その2

Paiktvzi  今見たら、先月書いた「デストロイオールヒューマンズ」の記事にトラックバックが連発。知らないうちにGoogleで上位にランクされてたのね。さすがマイナーゲームだ、競合サイト超少ねー

 さて諸君。諸君の中には、本日発売のファミ通でようやくこのゲームの存在に気づいた者も多いのではないかな。なに、このゲームを買うかどうか迷っている? ならば話は簡単。各ステージのタイトルに反応するなら迷わず〈買い〉だ。

01 クリプト大地に立つ   機動戦士ガンダム 1話「ガンダム大地に立つ」
02 人間標本5,6人   ウルトラマン 28話「人間標本5・6」
03 無闇に光る牛   ウルトラセブン 16話「闇に光る目」
04 超兵器プール1号   ウルトラセブン 26話「超兵器R1号」
05 笑われた街   ウルトラセブン 08話「狙われた街」
06 回収総進撃   ゴジラ映画 「怪獣総進撃」(1967)
07 宇宙から来た食いしん坊   ウルトラマン 11話「宇宙から来た暴れん坊」
08 青月を見るな!   マイティジャック 07話「月を見るな!」
09 爆破っ子   ウルトラQ 第25話「悪魔っ子」
10 懐柔電波(前編)  ウルトラマン 26,27話「怪獣殿下」
11 懐柔電波(後編)  ウルトラマン 26,27話「怪獣殿下」
12 フュロン星より愛をこめて   ウルトラセブン 12話(幻の放送自粛回)「遊星より愛をこめて」
13 兄・覚えていますか   映画「超時空要塞マクロス 愛・覚えていますか」
14 その名は136   横山光輝のマンガ 「その名は101」
15 盗まれたウルトラボム   ウルトラセブン 37話「盗まれたウルトラ・アイ」
16 秒殺都市!   ウルトラセブン 34話「蒸発都市」
17 島を見た   ウルトラQ 12話「鳥を見た」
18 怪しい軍人   ウルトラマンセブン 10話「怪しい隣人」
19 ばけてくれ   ウルトラQ 28話「あけてくれ」
20 撃つな!クリプト   ウルトラマン 36話「射つな! アラシ」
21 宇宙人投票に現る   大映映画「宇宙人東京に現わる」(1956)
22 プラズナーNo.7   海外ドラマ「プリズナーNo.6」
23 どつきあい宇宙   「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」


 セガのプロモーションも、公式サイトいきなり閉鎖
 ↓
bootleg(海賊版)サイトを置いて「見るな」と誘導
 ↓
ジジイの繰り言を読まないと入れない
とか調子に乗りすぎておる。
 
 ところで、海外ではとっくに2が出ているんだが、もちろん今回のように豪華なローカライズをしてくれるんだろうね、勝手に期待しちまうよ、もう。
posted by Dr.K at 17:07| Comment(4) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月14日

SAW

 CUBEの時も思ったんだけど、この手の話で続編作ったらダメでしょ

 とにかく大がかりな人を殺す装置の数々! 一歩間違えるとピタゴラスイッチみたいな回りくどさ。映画はこうでなきゃ。
 犯人は誰か? ということで引っ張りたいんなら、もう少し知的なタイプをまわりに配置しておかないと、ちょっと候補としては弱い気がしますね。

 この監督でカフカの「流刑地にて」を映像化してくれんかなぁ。

つかみ   8
残虐度   9
後味悪さ  7
個人的総合 7
posted by Dr.K at 21:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月11日

悪霊退散 レッツゴー!陰陽師 −新・豪血寺一族−

 アップロードされた動画にコメントできる機能で人気のニコニコ動画。そこで、異常なアクセスを稼いでいる映像を発見した。

レッツゴー!陰陽師
悪霊退散悪霊退散怨霊物怪困った時はドーマンセーマンドーマンセーマンすぐに呼びましょ陰陽師レッツゴー!

 なんちゅー歌じゃ、と思ったらゲームの挿入曲らしい。で、調べてみたら「新・豪血寺一族」ということがわかった。そして、このムービーはPS2版のオマケ映像なのだという。
 おお、「豪血寺」なら知っているぞ。シリーズを追うごとにババアが増え、登場キャラ平均年齢の最高記録を打ち立てているあの格ゲーか。
 こんなムービーがあるということは、あのシリーズも今では3Dになったのかぁ。え? ゲームは2Dのまま? じゃこれ全部ムービーのためだけのCGなの? アホだ、アホすぎる。

ゲーム中の使用場面

 ちょっとまて、この歌がステージBGMかよ。気になって闘えないって
 そしてとどめに、
 この陰陽師と巫女さん、プレイヤーキャラじゃねぇぇぇぇぇ! 単なる背景のエキストラじゃないか。なんでPVに限って主役、これはアホ過ぎる。

開発会社でサントラ発売予定
なぜに今頃CD化かと申しますと、ボーカルが全て一般の方なので口説き落とし、全ての歌の収録完了に大変時間がかかってしまいました。

 開発スタッフなのか? そうなのか? 酔狂もここまでやれば大したもの。間違って歌番組に出演したりしないかな〜
posted by Dr.K at 16:49| Comment(3) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

追課題がえらい事に

 私の勤務校では、授業内で指示する課題の内容については、ある程度私自信で決めますが、落第してしまった場合の追試・追課題の内容は、科目を取り仕切るボスが決めます。
 なんと、本年度の追課題は「反省文30枚」。それなんて日勤教育 と思ったりしたものですが、出てきたものを見たら、これはこれで実効力のある課題なのではないか、と思えてきました。

A君の反省文
 ほとんど漢字が使われていません。小学生でももう少し漢字が書けます。それにしても日本語はひらがなばかりだといかに読みにくいことか。

B君の反省文
 3枚で終わってます。数が数えられないなら小学校からやり直しなさい。

C君の反省文
 「申し訳ありません」の繰り返しで30枚埋まってます。これは書取の練習ではありません。頭を使わないのであれば作文の意味がないですな。

D君の反省文
 書くことがなくなって逆切れしています。ネタが尽きると本性が出る人は他にも大勢いました。きれたり謝ったり面白いので合格としました。

E君の反省文
 一生懸命私をおだてています。某ゲームの世界チャンピオンもこれでは形無しです。ゲーム会社でバイトしてるんなら、多少免責があっても良いような気がしますが、制度というのは容赦ないものです。

F君の反省文
 配布したプリントの文が引用されています。根が真面目なんでしょうね。傍らにプリントを置いて書いている様子が目に浮かびます。授業配布物なんてまともに読んでくれる学生が少ないので、大変ありがたいことです。なんでこんな奴が落第してるんだオイ。

 この追課題の最も良いところは、単位を取る意志のない学生はそもそも提出してこないという点です。
 恐ろしいことですが、座っているだけで単位がもらえると勘違いしている、としか思えない学生が増えてきています。そんなことで身に付く技能があるんなら、こっちが教えてもらいたいくらいですね。
posted by Dr.K at 22:40| Comment(3) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月08日

マトリックス レボリューションズ

 テレビ初登場ということで、先週放映の「マトリックス レボリューションズ」を観た。
 返して! ボクのマトリックスを返して!

 1999年に公開された「マトリックス」は、電脳世界を斬新な解釈で映像化して大好評。特にアクションシーンに関しては、「マトリックス リローデッド」でさらなるスケールアップが遂げられた。
 「マトリックス レボリューションズ」は完結編として、マトリックスとザイオンの戦争、スミスとネオの戦いについに決着を付ける。
 …のはいいんだけど、どうも期待した内容と違うんだよねぇ。いや、映像は相変わらずすごいのよ。センチネル軍団とパワードスーツの戦いとか。でもこうなってしまうとスターシップトルーパーズとあんまり変わらんと言うか。やっぱり一見現実のように見えるマトリックス世界の中で、現実の枠を越えるアクションを見せてくれるところが、このシリーズの楽しみだったってことだな。
 レボリューションとは革命の意。マトリックスにつながれた人類が蜂起するような場面を想像したのだけれど、それもなかったね。あえて灰色の停戦という結末にしたのは、まだ続編やスピンオフに未練があるってことだろうか。
 最後にネオは死んだのか? という議論があるみたいだが、彼が運ばれる場面は、燃え輝く色遣い…つまりネオのビジョンであることを暗示している。救世主は死を越えて復活するのだ、処刑されたキリストと同じように。

映像美      8
ヒロイン不遇度  8
ミフネアピール度 9
個人的総合    5
posted by Dr.K at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月05日

祝20周年 −ワンダーモモ−

 現在、Wiiでは、レトロゲームダウンロード販売サービス「バーチャルコンソール」が、着々とそのラインアップを充実させています。
 今月の予定タイトルでは、まぁ「ゼルダの伝説 時のオカリナ」「真・女神転生」あたりに注目が集まるのでしょうが、当方としては何としても「ワンダーモモ」をとりあげなければなりますまい。

Gzcwjwb9  「ワンダーモモ」とは、ナムコのアーケードゲーム。その登場は87年2月でして、つまりきっかり20周年、今月のバーチャルコンソール入りはそれを記念してのイベントなのは間違いないでしょう。
 等身の高いドット絵で描かれた少女が、パンチラなどしながら戦うというゲーム内容に、当時はナムコ、気が触れたかと思ったプレイヤーもさぞかし多かったことと思いますが、「ダンシングアイ」→「ゆめりあ」→「アイドルマスター」と定期的に気が触れるナムコの原点がこれだったのかも知れません。

9wewghkx  タイトルやキャラに当時のアニメ「ミンキーモモ」の影響が見えるものの、このゲーム、あまりに時代を超えすぎています。
 まず、その設定。モモは魔法で変身しますが、その変身後の姿は戦隊ヒーローに近く、魔法少女と戦隊モノを混ぜたような内容。そして何より驚くのが、それらは舞台で演じられているショーである、という設定です。ですから、背景は書き割り、敵は着ぐるみということになって安っぽく、画面手前では観客が見ている、という塩梅。
 観客はアイドルの親衛隊であり、野太い声で大声援を送り、カメラ小僧はローアングルで激写を試み、何よりモモ本人がこの舞台ではコスプレを披露している事になるわけで、とても20年前に作られたとは信じられません。
 今回ダウンロード販売されるのはPCエンジン版ですが、この移植版では音声などのカットがあるものの、ステージの合間にご褒美の一枚絵が追加されるなど、今日のゲームに等しい商売根性が発揮されています。

 私、ナムコゲームのサントラCDを持っているのですが、ワンダーモモだけがなぜかボーカル入りアレンジバージョンで、その浮きっぷりがまた伝説級です。

posted by Dr.K at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月04日

「龍が如く2」ようやくクリア!

 所要時間は実に50時間オーバー。キャバクラ経営ホスト修行のせいだな、これは。

 さて、時間、と言えば。
 ゲームの場合、プレイ時間以外に、物語上の経過時間というものが存在する。
 これは他のメディアの物語を例にすると分かりやすいが、「24」みたいに実時間と一致した進行の物語、なんてのはむしろめずらしい。何年放映してもキャラが年をとらないサザエさん時間現象、開幕戦が終わると秋になっている水島症候群とか、時間を伸ばしたりはしょったりするのは、フィクションの基本的な作法と言える。
 これがゲームの世界になるともう少しややこしくて、物語上では「一刻も早く魔王を倒さないと、世界が滅んでしまう」となっていても、プレイヤーはさんざん寄り道して文句一つ言われない、ということが常識化している。
 「龍が如く2」もまたそういったゲームであり、さらわれた遥を無視して麻雀に熱中したり、寒空にキャバ嬢を何人も待たせたまま、酒を飲み歩いたりできてしまう。舞台や状況がリアルである分、これらの行動の非道感は増す(笑)
 特に驚くのが、冒頭に出したキャバクラ経営ホスト修行のサブストーリー。そもそも「龍が如く2」本編は、わずか数日の間に起こった事件を描く内容である。ところがこれらのサブストーリーは明らかに数週間〜数ヶ月が経過する話となっており、「時をかける少女」もびっくりの四次元的時制設定なのである。この矛盾に目をつぶってGOサインを出せる、というのはよほどゲームを知り尽くした大物のディレクターに違いない。実際、ゲームをプレイする分には、全くと言っていいほど混乱が感じられないのは見事である。

 個人的には、サブストーリー群で颯爽と正義を成して去っていく水戸黄門的展開が何とも楽しく、本編のシビアな展開より性に合っていた。私の「龍が如く2」は、キャバクラ経営ホスト修行の結末をもって真のエンディングと言うことにさせていただく。
posted by Dr.K at 20:53| Comment(1) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする