2007年12月14日

コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー

 やたら女性人気を集めたアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」のスピンオフコミック。連載は月刊コンプエース。
Ubrtlwra  アニメからは相当かけ離れた展開で、ファンの目を白黒させているらしいこのマンガ、たくま朋正が描いていることに気が付かなかったとは不覚!
 私はマンガ研究会出身で、そのサークルの一年下の後輩がこのたくま先生なんである。学生当時から、同人の世界では有名人で、こりゃすげぇのが来た、と思っていたんだが、あっという間にプロデビューして上京、作品のアニメ化も成し遂げ、雲の上の人になってしもうた。
 画風こそ今どきな感じだが、初期作品「鉄(くろがね)コミュニケイション」を見ても分かるとおり、メカと美少女を中心に据えた昔ながらの(笑)SFマンガがお好きなようで、好感が持てる。それにしても、コードギアスとは、でかいヤマに当たったもんだ。マンガで10年以上食えればホンモノ、実に頼もしい。

 部誌のマンガに、サインでももらっておけばよかったなぁ。
posted by Dr.K at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月12日

好きというのは素晴らしいこと その1

 恋愛のことじゃないぜ、諸君。

 私が勤務しているのは専門学校で、担当は主にゲーム科だ。学生の多くがゲーム企業への就職を目指すが、実際に就職する会社は、ゲームファンの誰もが知るような大手パブリッシャーではなく、その下で開発を請け負っているデベロッパー各社となるケースが多い。
 それらは100人に満たない中小企業であり、バイトや契約社員としてのスタートとなり、福利厚生も整わず、休日も少ない所が多い。さすがに保険もないところはどうかと思うけど。
 そんな就職は、学生の親の世代にとっては到底まっとうな就職とは言えまい。いや、多分私が親でもそう思う。ただ、今の時代、まっとうに働くってどういうことなんだろうね。

 かつては、長く勤めて安定した収入が得られることがまっとうな就職の条件だった。ところが、今や一般的な仕事までが雇用の短期化・不安定化・低収入化の一途をたどっている。
 どうせリスクがあるのなら、好きな仕事に就くという博打を打ってみる方が面白い。新卒の専門学校生などという立場なら、なおさらだ。

 正直、現在のゲーム作りは、きつさに見合う収入が得られる仕事ではないと思う。しかし、そのおかげで大してゲームが好きでもない連中が去ってくれるとすれば、業界も多少は健全化してくれるのではないか、という期待がある。
 今から十年ちょっと前、ゲームはもっと売れていた。「これからはオタクが作ってオタクに売る時代ではない」とされ、ゲーム会社は視野の広い一般人を募った。このとき、ゲームに対して思い入れのない、単に薄いだけの人が業界入りし、面白くないゲームをいくつも残した。(でも売れた)
 その頃の人が今も残っているとすれば、30〜35歳くらいか。下の者を安くこき使って、とんちんかんなゲームを作らせる悪質プロデューサーとかになってなければいいけど。

 島国大和さんの所に、こんなエントリーがあったので、触発されて書いてみた。
posted by Dr.K at 08:41| Comment(4) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月09日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

 大阪梅田では、レイトショーのみになったものの、いまだしぶとく上映続行の新ヱヴァ。
 うむ、これは良いリメイク。アスカ未登場で邪魔者がいないので、アヤナミスト諸君には特にお勧め。

 「序」では、ヤシマ作戦までのストーリーなのだが、省略されすぎることなく、きれいにまとまっていた。テレビ版では、後から後から謎が追加されていく感じがあったが、今回はきちんと終わる意志があるらしく、終盤のストーリーの伏線となる内容をあらかじめ配置。かつてのファンに「もう一度騙されてやるよ」と思わせるに充分な内容があったと思う。
 エヴァの神髄は、SF的・特撮的な要素を活用したハッタリ感にある。これまで、細部までこだわった設定と、幾多の謎で、ストーリー的に大ボラを吹いてくれたのだが、新劇場版ではビジュアルがパワーアップしてさらなるハッタリをかますことに成功している。3Dで描かれた兵装ビル群、機関車や車、エヴァなどが2D部分ときれいに融合して見事だ。3Dむき出しのラミエルなどは、もはや新キャラといっても差し障りない出来。
 何より、最大のハッタリはエンディングから次回予告への流れだ。次からはテレビ版の通りにはならない、ということを宣言しており、ヒキはあるのだが、パンフレット最終ページが「次回作スタッフ募集」となっているのが不安要素。

映像美   8
前作踏襲度 9
続編期待値 9
個人的総合 8
posted by Dr.K at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月04日

予断許さぬ怪ゲーム 「四八(仮)」その4

 正統派テキストホラーを期待されている方は、『忌火起草』や『流行り神2』をオススメします。『忌火起草』遊んだけれど、面白かった♪ 『流行り神2』も、面白そう。でも、遊ぶの来年になりそうだけれど。

 とは、四八(仮)のシナリオライターである飯島多紀哉氏の弁。
 とんでもないゲームを買ってしまった。

Vn_ppaqp  このゲーム、ノベル系にしては、システムが異様に入り組んでいる。
 シナリオを読了すると、その登場人物が、住民として名簿に登録される。他の分岐を試したい、などの理由で再び同じシナリオを読む際には、コストを払って死者を蘇らせるなどして、登場人物をそろえ直す必要がある。
 また、住民は他県へ移動させることが出来る。特定の人物が特定の県にいないと読めないシナリオや、20人以上を一箇所に集めろ、なんて条件のシナリオもある。そして、住民移動もまたコストがかかる。これをゲーム性ととるか、単に面倒ととるかで、このゲームに対する評価は大きく変わるだろう。
 そして、条件の不明な分岐、いつ投下されるとも知れぬ特別シナリオ。その全体像は、混沌として予断を許さない。

 プレイを続けるうちに、何となく見えてきたことがある。
 思えば、「かまいたちの夜」シリーズなどは、内容こそ怖い話だったが、そのシステムは、作中のフローチャートの明示に象徴されるように、極めて整然としたものだった。分岐には整合性があり、理詰めでクリアしていくことができた。そのような明快さは、本来「怖い話」と相容れないものではなかったか。
 「四八(仮)」は、理詰めで攻略が不可能なゲームを目指したのではないだろうか。ストーリーは細切れに散逸し、多様な分岐条件を設け、特別シナリオがプレイヤー本人を翻弄する。都市伝説を題材にしたゲーム、から、都市伝説に身を置くゲームへ。多分そんなあたりを狙っていたんじゃないか。制作スタッフの技量が目標に追いついていないのがつくづく悔やまれる。
 とんでもないゲームを買ってしまった。
posted by Dr.K at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月02日

バイオハザード アンブレラクロニクルズ

 ガンシューになったバイオハザード。PSの頃に「ガンサバイバー」という悪しき前例があるので、期待度は微妙だったのだが、なかなか良くできている。
L6jadu1q  特に、2人プレイでかつ大画面でプレイすれば、気分はゲーセンそのもの。ヌンチャクが2つなくても遊べるのが親切だ。一人で遊ぶにはかなり厳しい難易度なのだが、2人ならアーケードゲームほどの急激な難度上昇もなく、快適に遊べるようになっている。
 難点としては、画面が16:9専用となっており、古くて小さいテレビではかなり厳しい映り具合となること。今後はこういうゲームが増えるのだろうか。

 ストーリーは、これまでのバイオハザードシリーズを時系列に沿ってダイジェストした作りになっており、ムービーやデモも豊富。これらのシーンでは、一部のムービーやモデルがGC版バイオシリーズからの流用と思われ、うまくやりくりしているな、と感心する。もともとが非常に高品質なので、全くショボく見えず、それどころかこのおかげで、旧作のプレイヤーも違和感なくゲームの世界に浸れる。新規に作るとどうしても微妙に顔が違ったりするんだよねぇ、3Dキャラって。
 ボス敵などもこれまでのストーリーに忠実で、短時間にシリーズのストーリー全体を振り返れるという点も、なかなかいい。

 本作ディレクターの瀬戸君は、私と同期に入社し、しかも同じチームに配属されていた。かつての同士の活躍が見られるのは嬉しい限りだ。
posted by Dr.K at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月01日

予断許さぬ怪ゲーム 「四八(仮)」その3

 再び忍之閻魔帳によると、発売初週の売り上げは、ドラクエ�の60万本に対して、こちらはたったの7000本とのこと。さすが奇ゲーハンターたる俺様、差は開く一方だ。
 とんでもないゲームを買ってしまった。

56dft3hq  その後、いくつかのシナリオを読み進める。相変わらず3分で終わる話もあるが、長くて選択肢も多い話もあることが判明。
 いつ面白い話に出くわすか分からないため、無碍に放り出すわけにも行かない。実にたちの悪いゲームだ。
 さてこのゲーム、シナリオ選択画面にあらかじめフローチャートが表示してあり、すべてのエンディングを読了したかどうかが一目でわかるようになっている。あるとき、選択肢がないシナリオだったのに、フローチャート上では分岐しているものが存在することに気が付いた。分岐条件は全くの謎と言うこと。恐ろしい。

 などと思っていたら、突然画面がゆがみ、特別なシナリオが強制的にスタートした。いや、むしろこっちが本編か。
 とんでもないゲームを買ってしまった。
posted by Dr.K at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする