2008年02月26日

空を飛ぶ夢再び…「Nights into dreams」その1

 面白いゲームというのはいくつもあるが、こと感動の名作となると、私にとってはこの一本ははずせない。
Llyc7iqe  というわけで、PS2版「ナイツ」を予約購入した。もちろんナイトピアドリームパック(絵本つき特別版)の方である。
 セガサターンで「ナイツ」が発売されたのは96年のこと。PS2版は、11年を経て初の移植版となる。プレイしてみると、さすがにムービー部分は今だったら学生でもこのくらいは作るんじゃないかという素朴さだが、ゲーム部分が全く古びていないのが意外だった。この11年、似たゲームがほとんど作られなかったことに改めて気づかされた。(Wii版ナイツは未プレイ)

 最終ステージから結末までは、ゲームならではの演出方法でプレイヤーをひきこむ。当時、明日をも知れぬ無職の身で、涙ながらにエンディングを迎えた私に、11年後はそれなりに働いて幸せにやっていることを伝えてやりたい。ナイツはいつも私たちのそばにいる。
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2008年02月24日

オーディション雑感

 昨日は、学内コンテストの最終発表イベント。学生諸君の晴れがましい姿を見に行くのは、毎年楽しみである。以下はその感想。

●ナイス口応え
 司会はここ数年、同じ方が担当しているのだが、慣れてきてファインプレーを連発、すばらしい。各作品のプレゼンに対して、審査員からコメントをもらうのだが、何しろ、ゲーム、CG、音楽などさまざまな分野の企業の方が審査員をしており、誰にコメントをお願いするのかが大変難しい。今年はコメントの人選がいつになく良かったように思う。
 また、審査員のコメントに対して、お礼の言葉を返すのが精一杯の学生が多い中、プログラマーのY君が、反論に近い言葉を返したのは大いにほめたい。それによって会話が続き、ゲーム作りについて実のあるやりとりが成され、聞き手にとって勉強になる内容が引き出せたと思う。

●講演ないの?
 今年は、例年午後に行われてきた、企業の方による講演などのイベントがなかった。せっかくいい会場なのに、ちょっと寂しい。まぁ数年前みたいにアイドルや声優を呼ぶ必要はないとは思うが。

●授賞式をもっとじっくり
 授賞式に関しては、例年通り、受賞者のコメントを全員からとってほしかった。プレゼンは準備した上での発表だから、無難に終わることがほとんどだが、受賞のコメントはアドリブ、ここで学生らしい本音が垣間見えるのが楽しみなんだけどな。
 また、賞状を渡すだけなく、審査の経緯なども聞きたい。せっかく外部の人が評価してくれているのだから。

 やはり、一度でも経験すると忘れがたい印象を残すのか、過去に壇上でプレゼンした先輩卒業生も、ぽつぽつ会場に来ていた模様。実にありがたい。わざわざ休日に開催しているのだから、もっと卒業生を呼んで、現在の学生の健闘ぶりを見てもらったら良いのではないだろうか。
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2008年02月20日

今度はリモコンで筆しらべ −大神wii−

元記事
Game*spark『大神』スクリーンショット&ゲームプレイ動画

 カプコンというのはまことにしたたかな会社である。X-BOX360という不毛の市場で「デッドライジング」や「ロストプラネット」といった新規タイトルを成功させる豪腕を見せたかと思うと、今やPSPを牽引する一本となった「モンスターハンター」をあっさりWiiへ鞍替えし、そうかと思うと「デビルメイクライ4」ではPS3を強力に援護射撃。そのワイドレンジな活躍にハードメーカーもユーザーも振り回されっぱなしである。

Vj5hvtc7  そんななか、海外から「大神」Wii版のニュースが飛び込んできた。やはりそうきたか。昨年、「バイオハザード4」をWiiに移植してみたら、海外ではミリオンに届くかという大ヒット御礼、そりゃ味もしめるわな。今度は、筆しらべをリモコンで、を売り文句に、ぼろ儲け再びといきますか。今のところ予定は公表されていないが、日本版もぜひ発売してほしい。

 しかし、「バイオ4」にしても「大神」にしても、元の作品は開発が難航し、売り上げもパッとしなかった。結果として両ディレクターは会社を去ったが、その後で移植版がヒットってのはどうなのかねぇ。
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2008年02月17日

ゲーム企画書の書き方 −資料リンク−

 私は学校では、企画書の書き方を授業しますが、それは単なる伝え方であって、手段に過ぎません。一番大事なことは、自分なりの考え方を体得し、アピールする道筋を模索することではないでしょうか。
 こういったことは、より多くの実例から学ぶべきです。実は、ウェブ上に公開されているゲーム企画、結構あります。ただし、中には参考にしない方がいいと思われるものも含まれるのが、ウェブ利用の難しいところ。
 そんなわけで、私の目から見て、良い・面白いと思われる資料をリンクしてみました。じっくり読んで、考え方の参考にしてください。なお、いずれも有名なクリエイターの作ですから、パクってもすぐバレまっせ。念のため。

〈ひそかにレポート〉
 スマブラで大ヒットをかっとばしている桜井さんが、「メテオス」開発時の経緯を書いています。特に、第18回には、プレゼン資料が公開されてますので、ぜひ見てください。

〈誰か買ってよ「勇者死す」〉(下記URLをクリック)
http://web.archive.org/web/20050610005400/http://www.linda3.co.jp/column/sub.14.29.html
 俺の屍を越えてゆけなど、特異なRPGを作らせたら日本一の桝田省治による企画。文字だけで、これだけ確固たる特徴が具体化されていることに「さすが」とうなります。ちなみにこの企画、昨年末にケータイ用ゲームとして発売されました。買おうかな。

〈メイキング・オブ・大玉〉
 シーマンで業界に衝撃を与えた斉藤さんが、「大玉」の企画書を大公開(ちょっと小さいけど)。マイクでピンボールで戦国時代でRTSで大滝秀治などという怪ゲームがどんな思考回路でできたのか、見物です。思いつきだけでゲームはできないんです。
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2008年02月11日

CS3が動くまで奮闘する日記 その4

 そんなわけでWindowsの再々インストールに心底ウンザリしつつも、今度は慎重にドライバーの更新をキャンセルし、どうにか無事起動!
 続いて、ウイルスバスターとOfficeをインストール。これがまた更新だらけでしばし待つ。

 そして、いよいよCS3の出番。DVDを順番に入れるだけなので簡単だが、はじめにハードウェアチェックが行われる。動作可能なPCかどうか試しているらしい…一番おそろしい瞬間だ。お、なんとかチェック通ったみたい。
 インストールが終わった。
 とりあえず、使い慣れているPhotoshopを起動してみる。使う前に、ネットを通じて正規版であることが確認され、ユーザー登録を要求される。名前や住所を入力していくのだが、ちょっと待て、これ全アプリケーションでやるの?一瞬あせるが、どれか一本で登録しておくと、全ソフト登録完了するらしい。ああよかった。
 次はIllustratorでも見てみるか。ところが、今度はいつまで待っても立ち上がらない。CS3バージョンは重いと聞いていたので、やはりこのPCではパワー不足か。と思ったら、実は裏でCS3の自動更新が行われていたのだった。これが長い。非常に長い。ここまで何本のソフトで何時間をオンライン更新に費やしたであろうか。ソフト開発会社には、安易にネットに頼るのをやめていただきたいと思う。
 
 さて、実際に使ってみるまでは、支障なく動作するかどうか謎であるものの、どうにか新PCを動かす準備が出来た。まだ色々と移さなければならないデータも多いが、とりあえず春休みをかけて徐々に移行する予定である。
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2008年02月10日

デスノート the Last name

 金曜にTV放送された映画版デスノート:後編。
 よくぞこんなふうにまとめたと感心すると同時に、よくもこんなふうにまとめたと反感を持つところもあって、気分は複雑。

 まず、感心した点は、マンガと異なる結末。マンガは第2部以降がやや冗長な展開だったが、それをバッサリなかったことにしたのは英断。また、デスノートのルールを利用した駆け引きについて、マンガのまま再現したのでは複雑すぎて理解不能な映画になりかねないところを、苦心して(?)整理してあるところも良い。結果として、マンガのときよりライトやLが天才に見えなくなってしまったのが惜しまれる。

 一方で、反感を持ったのは、「デスノート」のくせに一般常識に回収されるストーリーに変わってしまった所。この作品に限っては、むしろ厨二病全開で突っ走るべきではなかったのか。
 マンガ「デスノート」は、ジャンルで言うとピカレスクものの一種、つまり悪を祭り上げる作品だったと思うのである。ライトがノートを使って理想の世界を作っていく、なんてのは読者にとってはどうでもよい建前。ミサを都合良く使い捨て、策を弄しては「計画通り」とニヤつく、その邪悪な笑顔にこそ読者は喝采していたはずなのだ。
 映画では総一郎がもっともらしい社会の常識を振りかざして最後を締めてしまった。少年ジャンプに比べると、映画の方がより一般向けであることを求められる、と制作側は考えたのだろうか。誰にでも安心して見せられるが、明らかにスケールダウンしている。前編を見たときの悪い予感が見事に的中してしまった。
 安心して見られるものはもはや「デスノート」ではない。権力を笑え、親を殺せ。世界を恐怖で支配する、背徳のロマンこそが「デスノート」の主成分なのである。だから、いくら人気があるからと言って、Lが命を捨ててヒーローになってしまうのは…きっと間違いなのだ。
Bkdtmfsv

余談
 放送中何度も「耳をすませば」の予告が流れたが、こんなの作ったのは誰だッ! →


総一郎主役度    10
ミサミサアピール度 9
世論迎合度     8
個人的総合     7

posted by Dr.K at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

CS3が動くまで奮闘する日記 その3

 そんなわけで、第二の作業はドライバーの再設定。 
 ところが、手に入ったドライバーがまた一悶着を起こす。海外メーカー品なので説明がすべて英語、しかしながら文書末の「インストール」をクリックすればOKなので楽勝だ。…と思ったら一つだけそうなっていない。英語を読んでその通りにすると動かないというフェイント、フォルダ内にセットアップファイルがあるならちゃんとそう書いとけよ。

 以上でようやくネットがつながり、続いて第三の作業、Windowsの更新へ。

まず、更新用プログラムの更新 ←何この多重構造。
  ↓
WindowsXPを更新
  ↓
更新したWinXP用の更新プログラムの更新 ←なめとんのか
  ↓
SP2にしないと危険、と激しく警告
  ↓
XPをSP2に更新 ←〈サービスパック〉の日本語訳って〈修正〉じゃねぇだろ。
  ↓
SP2を90項目ほど更新 ←重要なぶんだけでこれ
  ↓
その他の項目を更新
  ↓
いくつかのドライバーがバージョン変わっているのを発見
  ↓
更新してみる
  ↓
画面が映らなくなる

 ハイ終了。振り出しに戻る。マイクロソフトアップデートにトラップが仕込まれているとは、このPCヤバすぎだろ。
posted by Dr.K at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月07日

CS3が動くまで奮闘する日記 その2

 さて、用意した新PCには、OSとしてまことに評判の悪いVistaが入っている。その評判の悪さは、主に旧ハード・旧ソフトへの非対応によるもの。新しいソフトに新しいOSならば安心、と思ったらそうはならないのだった。CS3はVistaHome-Basic非対応ときた。なんという役立たずOS。

 そんなわけで、第一の作業は、XPへのダウングレード(笑)ということになった。インストールCDを開くと

「このPCは最新のOSが入っているから、インストールさせないよ〜ん」

という旨のメッセージが出て、まことに腹立たしい。どうせ何も入れてないPCなので、クリーンインストールを実行して黙らせる。それによってすべてのドライバーが吹っ飛ぶが、それは想定の範囲内というものである。
 ところが、ネットワークアダプタ(LAN)が認識しないのには参った。ドライバー類は、PCや部品のメーカーからダウンロードして入手できるのだが、ネット自体がつながらないのではお手上げ。
 結局、元の持ち主にドライバーの在処を教えてもらうことになるのだが、このPC、OSが認識しない特殊仕様の部品が多すぎやしないか。DELLはこれでよく初心者に売ろうって気になるよな。
posted by Dr.K at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月05日

ゲーム企画書の書き方 −その前に−

 毎年恒例の学内オーディション。今年もゲーム企画書の審査を担当したのですが、ちょうど良いタイミングで島国大和さんの所に、

ゲーム企画書の書き方:新卒篇

 という記事がアップされているのを発見。その中で特に感心したのは、ターゲットだのコンセプトだのといった用語を使わずに説明が進められている点です。
 項目立てて説明すると、項目だけ付けて中身の伴ってない書類を作っちゃう学生、多いんですよホント。

 今年の企画書審査では、そもそもゲーム企画書は面白く伝わるように書くべしという原点が伝わっていなかったのでは、と自身の非力を反省しております。
 体裁は例年より整っているんですが、どうにも淡泊。一枚物の素案レベルの情報を、枚数わけて書いただけ、みたいなものが目立ちました。良いアイデアを言っておいて、実例を示したりアピールを盛り込まず放置。なんて勿体ない。

ゲームの面白さを説明するより、面白がってる所の例を出した方が早い

 これ金言ですわ。
 そして、これを実現するためには、頭の中にある想像上のゲームが実際にプレイできるまでに完成していることが条件になると思います。私は自然に出来ていたもんで気が付かなかったんですが、どうやら学生の中には、そういった想像抜きで企画書を書き始めている者が少なくないみたいなんですね。アイデアを頭の中でプレイし、充分に検証しなければ、それが面白いかどうかなんて、本人にだって分かりません。そんな状態で書いても、アピールなんかできっこないですよね。

【結論】
 企画書に至る前に、メモや落書きや素案、そして何より本人の頭の中で想像上のゲームを構築すること。
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2008年02月02日

CS3が動くまで奮闘する日記 その1

 無謀にも「ADOBE CREATIVE SUITE 3 PRODUCTION PREMIUM」を購入した。次年度の実習授業を運営するために必要になったからである。
Goe4cou9  どのくらい無謀かというと、まず価格。定価が26万円で、アカデミック価格でようやく10万円を切る。フォトショップにイラストレーターにフラッシュにプレミアにアフターエフェクト、後は聞いたこともないツールが多数付いていてお得なのだが、でも高い。
 次に、買っても自分で持って帰れないデカさが無謀。事前の情報では、普通のパッケージのように見えるが、あれは嘘。ダンボール箱の中にDVD8枚、説明書が2500ページ超の大迫力。

 そしてとどめに、今のマシンでは動かせないという究極の無謀。メモリ1ギガ、ハードディスク空き容量25ギガが必須とか。新PCは、もらい物のつぎはぎマシンで前途多難。果たしてまともに動かせる日は来るのか??
posted by Dr.K at 20:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする