2008年07月31日

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

 スピルバーグとルーカスが組んで映画を作るなんて、もうあと何回あるかわからん、これは観ておかなくては!
 …というわけで行ってまいりました「インディ・ジョーンズ」。いやぁ、道のりは険しかった。レディースデイをなめたのは失敗でした。「崖の上のポニョ」目当てのお子様たちに、「花より男子」目当ての女性が加わり、行列が通常の2倍以上に! 上映時間までにチケット売り場にたどりつかないよう、と嘆いていたら、係員が行列からサルベージしてくれまして、(←こんな制度あるんですねぇ)なんとか観られました。最前列しか取れなかったんですけど、視界いっぱいがスクリーンとなり、素晴らしい臨場感でありました。

 以下ネタバレ有り

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2008年07月30日

板垣VSテクモ、忍の活躍で新展開

 我ながらひでぇ見出しだと思う。まるで大スポだ。

 板垣氏がテクモを訴えた件だが、普通、この程度の裁判など、判決が出てプレスリリースでも発表されない限りは、外野には何も知られなくて当然である。
 ところが、法廷に提出された文書が海外のゴシップサイトに流出。審理の経緯が知れ渡る異例の事態となった。

陳述書とかいろいろ

 「甲第○号証」とか、ドラマ以外で初めて見たわ。内容も生々しすぎて、俺ドン引き。だから以降は、半分シャレというスタンスで取り上げるしかようやらん。ああもう、チキンとでも何とでも言ってくれ。
 そんなわけでよい子の諸君、以下はタチの悪い冗談だから、くれぐれもそのつもりでね!

 まず、争点である未払いの特別ボーナスだが、これは板垣氏だけでなく、4人の部長に提示されたものだったことがわかった。現社長の安田氏も、当時は部長であり、対象者の一人だったのだ。
 これは根が深いよ。だって、「これだけハードル高くしとけば払わなくていいだろう」とタカをくくっていたら、板垣氏だけがクリア。安田氏は、条件未達でボーナスがもらえないどころか、社長として払う側に回る羽目に。払いたくない心中は察するに余りある
 しかし、だからといって決定事項を覆したり、「金の亡者!」と暴言を吐いたり、板垣氏の部下をくさしたり、感情のままに振る舞ってしまうのは、あまりに迂闊だった。

 何しろ相手はチームニンジャなのだ。
 副部長岡田氏の陳述書にはたまげた。今回の争いの核心となる対談が録音されていたのだ。岡田氏は「社長に再び罵倒されることを恐れて」録音の用意をした、と述べているが、どんだけ殺伐とした会社なんだ、裁判以前に社内の状況は相当のものだったらしい。
 チームニンジャは、高度なゲームを完成させるためなら、あらゆる犠牲を惜しまない、プロ集団だと聞く。なれば、板垣部長の指示の元、モチーフたる忍としての訓練を全員が積んでいても全く不思議はない。隠密行動、民衆の煽動、などお手の物なのだ。そして実際に敵陣に「草」まで放っていたとは、まことに素晴らしい。
 こうなったら、極秘裏に新作を完成させたりしていただきたいものだ。
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2008年07月29日

PS3のCMに失望しますた

 夏休みを前にして、PS3のCMが新しくなったんだけど、これがダメ。全くダメ。

 PS3の長所は、すごいゲームが遊べること、しかもこれからもっとゲームが出るという将来性なんじゃないかと思う。実際には今ひとつ伸びてないんだけど、少なくともSCEはその点をプッシュする義務がある
 なのにこのヘタれたCMは何だ。

「ブルーレイ借りたぞ篇」を見るべし

 こんな「ゲームありません」みたいな広告を今流すことに、どんな利点があるというのか。確かに、PS2も初期はDVD再生機として売れたという実績がある。でも、こんなCMはなかったと思う。
 何より、ブルーレイを普及させたいなら、ヤザワのCMで充分じゃないか。

 対する任天堂は、

Wii2008”夏”

 なんという正しさ。新作の情報など全くないが、最近ハードを買った人のために、旧作をまとめて紹介。これでこそ市場は活気づくのである。

 同じファミリー層を狙ったCMで、この違い。ソニーはこの夏も勝てそうにない。

posted by Dr.K at 11:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 2008の注目記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月26日

デラックスファイターも乱入! 東宝シネマズ〈鷹の爪〉マナー動画

 崖の上のポニョを観に行きました。

 上映の前に、施設案内や注意事項が流れるのですが、これがいつのまにか秘密結社鷹の爪バージョンになってて、えらい面白い。デラックスファイターの外道ぶりを堪能したければ、上映時間より早めに入るべし。

 旧バージョンはこちらで見られます↓
TOHOシネマズ 鷹の爪団 初代マナー動画
posted by Dr.K at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月21日

発掘せよ、埋もれた名作 「宝島Z」

Vvzce24z  新作予約のついでに、ワゴンセールから「宝島Z」を発掘。同じ売れなかったゲームの中でもオプーナはネタになったが、こちらはとんと無名。しかし、まさに秘宝級の当たりを引いた予感。

 「宝島Z」は、カプコンからWii初の完全新作として、昨年10月に発売。一見、アクションゲームのように見える雰囲気だが、中身は完全な謎解きゲーム。ステージクリア型の超豪華〈脱出ゲーム〉とでも言おうか。
 ロックマンのような子供っぽいキャラ作りと、コミカルなストーリーにだまされるが、中身はゼルダのダンジョンも真っ青のひらめき型謎解きが連発。歯ごたえ、クリアしたときの喜びが尋常でなく、私にはとても面白いが、子供たちにはかなり辛気くさいのでは。こりゃ売れん訳だわ

 怪しいところをポインターでクリックしまくる探索は、昔のアドベンチャーゲームそのものだが、いざ仕掛けを解く段階になると、Wiiリモコンが威力を発揮。操作説明が大まかにしか行われない中、実際にアイテムを持っているつもりになってリモコンを動かすのが本作の肝。モノ一つ置くだけでも、向きを変えてみるなどの工夫が要求され、腕がねじれそうになったりするのは日常茶飯事。
 一発死にや時間制限型のトラップも多く、インディー・ジョーンズばりの活劇場面が楽しめる反面、繰り返しリトライする根性を必要とするハードなゲーム性だ。実は、お助け機能としてコンティニューやヒントが使えるのだが、そのためには、「愛しい人よ〜」と、無駄に豪華なゴスペルを歌いながら出てくるオバちゃんに金を払わねばならず、ムカつくので使う気が失せる、というのは作り手の作戦にはまってますかね、やっぱり。

 なお、誰が見てもほしいと思えないパッケージデザインは、カプコンにしては珍しい失敗だと思う。

任天堂ヨーロッパ「宝島Z」公式
 「GAMEPLAY」→「PLAY A DEMO LEVEL」で、1ステージ体験できます。
posted by Dr.K at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月16日

君も〈ゾンビのいけにえ〉 −デッドライジング Wii−

 ファミ通フラゲ情報によると、カプコンが「デッドライジング」のWii版を発表した模様。なぜかゾンビのいけにえなどというサブタイトルが付き、B級感が大幅にアップ。
 いや〜、このゲームやりたかったんだよねぇ。ポリゴンは減ってもゾンビは減らさない、という気迫でお願いします。

 PS2やPSPといった旧機種で出ていたモンハンの移籍とは異なり、「デッドライジング」はX-BOX360の高性能を見せつけるタイトルだったので、この移植は正直驚き。ただ、バイオシリーズがWiiの中では独特の地位を確立しており、セールス的には正しい選択なのだろう。面白いゲームは、ハードの性能に因らないということを、ぜひ見せつけてもらいたい。
 そういえば、コーエーもガンダム無双や三國無双で、PS3→PS2のダウングレード移植を行っていたな。これからは、最新機種に最新のゲームが集まる、とは限らないのかも。
 さぁ、次はデビルメイクライを連れてきてもらおうか。
posted by Dr.K at 21:40| Comment(2) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月15日

FF13、北米ではXBOX360でも発売

 ロサンゼルスで開催中のE3で、スクウェア・エニックスが決断した。

「ファイナルファンタジーXIII」はマルチで展開――Xbox 360でも発売決定

 やりやがった。
 「7」がプレステ1で出てから十余年、FFの最新ナンバーはPS陣営から、という方針がついに崩れたのである。
 なお、発表では、日本での360版の予定は現時点ではない、としているが、これは脅迫だよね。PS3がいつまでもだらしないセールスを続けたら、うちはマルチでいきまっせ、という通告をソニーに突きつけている訳で。
 このぶんだと、メタルギアもどうなるかわからんねぇ。
posted by Dr.K at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月13日

前田圭士「ゲームデザイナーの仕事」を読んではいけない理由

Tfckrsri  「ゲームデザイナーの仕事」を読了。
 ゲーム制作の本、というとプログラムやCG技術の解説を扱ったものはずいぶん充実してきたが、こと企画・仕様の面においては、ほとんど増えていないという印象がある。
 そんななか、この本の登場は大変貴重。

 快適に遊べるゲームが、どのようにして設計されるかという、当たり前のことをきちんと解説しており、ゲーム作りの地道さが伝わる。名作ゲームのスゴイ話であおりたてる本とは一線を画した良書である。 

 ただ、私としては学生に勧めたくない本であるのもまた事実である。

 なぜかというと、私が担当する学生は、専門学校の一年生だからである。彼らはまだゲームを作ったことがない。どんな企画がよいか、どんな設計がよいか、なんてことは一遍こけてから思い知るべきもので、先回りして小賢しく理論を抑えるなんてのは当人のためにならない気がする。
 また、本書に書かれた企画の過程は、まさしく現場の組織を想定したものとなっており、就職活動用の作品や、学校でのゲーム作りには全く適さない。就活用の企画は、作者本人の考え方と伝達力を見るものなので、アイデアは新しくあるべきだし、予算などは無視していい。卒業制作なんてのは、メンバーが個々の能力を発揮してこそ楽しく意味があるもので、リーダーが独裁的に決を下す性質のものではない。

 自分でゲームや企画をいくつか作り、それなりに失敗を積んでから、本書に手を伸ばせば大いに+になる。そうでない者が読んで、その知識を受け売りすれば、他を混乱に巻き込むだけなので注意されたし。
posted by Dr.K at 10:56| Comment(4) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

生誕80周年で爆発的値下げ

 今年は手塚治虫生誕80周年なのですが、記念して何が売られるかと思ったら…

コロムビアミュージックエンタテインメント

 安っ!今まで高値の花(笑)だったDVD-BOXが爆発的に値を下げているではないですか。最近のDVDの値下げには、ブルーレイ等への移行を背景としたものがあるように思いますが、これらの古い映像には今以上の高画質なんか要らないのです。ここはもう全部買う勢いで。(←無理)
posted by Dr.K at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする