【前回のあらすじ】
南利美。レッスルエンジェルスシリーズの初代から、関節技の女王として君臨するスーパースター選手。彼女がフリーに転身したと聞き、わが団体は持っているポイントのすべてをつぎ込んで移籍交渉に臨むことにした。
意外なことに、これがあっさり獲得となる。「話術」スキルのたまものか、わずか3回の交渉であった。前作プレイ時には、新女に所属していてテコでも動きそうになかったのに、えらい違いである。なんにせよ、自団体に南を所属させて使う、という夢が二年越しに叶って万々歳。ネオ・サザンクロスロックに栄光あれ。
それにしても、彼女の獲得は大きかった。人気選手の加入で5000人の会場も埋まるようになり、黒字が増えることで高コストのメニューが選べるようになり、それがまたさらなる黒字を生む、という好循環。一気の経営拡大が実現したのである。
他団体の選手が挑戦してくれば、
「弱い犬ほど吠えるって言うわね」
と、クールに迎え撃ってくれるのもすばらしい。
「お金のことはどうでもいいわ」
と言いつつ、チーム最高額の年俸をさらっていくのも、もはや貫禄とでも言おうか(笑)
ただ、今作は関節技が冷遇されている節があり、データほど強くないのが残念。
年末のEXリーグではエース柳生とタッグを組み、入団1年目こそ勝てなかったものの、2年目にして2位(日本人ではトップ)を獲得。プロレス大賞の最優秀タッグ試合にも選ばれる快挙を果たした。実に素晴らしい。
一方、コスプレ富沢は、夏と年末は休暇をくれ、と毎年言ってくる。お前はたまには試合で勝ったらどうなんだ。