本になってもやっぱり桝田節。大変楽しめた。企画志望の学生にぜひ勧めたいところだが、問題が一つ。題材となっているゲームを実際にプレイし、その強烈な個性を体験してからでないと、本書の〈発想とワザ〉は実感できないだろう。
こんな時こそ、PSアーカイブ。ダウンロードして現行機でプレイでき、大変ありがたい。
中身についてはほぼ文句がないが、本としての作りは大いに不満。表紙やポスターのイラストが合っておらず邪魔。見出しにまでピンクを使うセンスも納得しがたい。こんな所で商売っ気を出している余裕があったら、企画書や仕様書のコピーの一つでも載せておくべき。版元が技術評論社なのでますますそう思う。
最後に一言。「鬼切り夜鳥子」ゲーム、やりて〜。