「アンティル・ドーン」は、PS4用の新作アドベンチャー。山荘でパーティーを楽しみに来た大学生グループが、恐怖に巻き込まれる物語。
買ってきて少しプレイしてみたのだが、予想に反して変なゲームだこれ。
ゲームがスタートすると、脇役かな、と思っていた人物を操作させられる。初期の「バイオハザード」みたいなカメラ切り替え方式で、ちょっとやりにくい。おっ、ピンチだ。死んだ。
いや〜、選択ミスったかな。こりゃ最初からやり直しか、と思っていると、唐突にオッサンが現れてねちねちと心理カウンセリングを始めた。
それにしても嫌〜な先生である。日本人でキャスティングするなら、間違いなく手塚とおるだ。
この後も物語の区切りごとにオッサンのカウンセリングが入るが、この場面のみ主観視点なので、プレイヤー本人が診察されているような感覚になる。
果たして誰が診られているのか。惨劇の後、生き残った誰かだろうか。それとも、捕まった犯人だろうか。あるいは本当にプレイヤーその人で、「UNTIL DAWN」自体がカウンセリングのためのゲーム、というメタ表現になっているような雰囲気もある。
まだ前半のせいもあるが、本編の物語よりもこの先生の方がインパクトがある。
さて、大学生の方は、友達が死んだというのに、一年後また同じところに集まってパーティーを開いている。こいつら相当いかれてる。やっぱり変なゲームだ。