2015年09月26日

アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ略称デレステ長いわ! その2

 配信からひと月経たないというのに、Google Play売上ランキングでは、「モンスト」「パズドラ」に次ぐ3位を獲得。そんなに広い層がプレイするとは思えないタイトルとしては驚異的な位置だ。ゲームとして完成度が高いだけでなく、収益が高いということを意味している。

 「アイドルマスターシンデレラガールズ」の運営で、ユーザーの動向を知り尽くしているのであろう、極限まで練られた課金項目にぐうの音も出ない。
 「デレステ」の課金アイテムは、スタージュエルと呼ばれる。その使い道は、過去のゲームの課金を漏らさず組み込んでおり、行動力の回復、ゲームオーバー時のコンティニュー、事務所設備のレベルアップ時間の短縮、などである。だが、やはり用途の中心となるのは、アイドルを獲得するガシャであろう。
 ガシャの価格がまた憎らしく、レアガシャは1回につき250個。ただし、1日に1回だけ60個で引くことができ、超お得となっている。ところがところが。この超お得ガシャは課金しなければ引くことができない。パズドラの魔法石と同様、スタージュエルもある程度無償配布されているのだが、この無償アイテムでは引かせてくれないようになっているのである。微課金で毎日プレイするのが一番お得、という巧妙な誘導には参ってしまう。
 一方、10連ガシャは2500個と価格的な割引がないが、SRが必ず1枚入るキャンペーン中で、お得感がある。事前登録やら何やらで、どうにか2500個をかき集め、引いてみた。

Imsgss02 SSR卯月ゲットォォォォォ!
 カードゲームであれば、SSRと言っても、イラストと強さが違うだけのこと。ところが、「デレステ」のSSRはそれらに加え、特別衣装の3Dキャラであり、ソロで歌う専用ボイスを含むものもある。特別感が半端なく、満足度も高い。あ〜もうこれは続けてしまうわ〜、課金したくもなるわ〜
 かわいいキャラ出しとけば売れる、という安易なゲームを遥か後方に置き去りにしている。ランキング上位に長く居座るゲームになることは確実だ。

今回のまとめ:無課金なのに一発でSSR卯月を獲得できて超嬉しい

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2015年09月24日

厳しすぎやしませんか「スーパーマリオメーカー」その1

 「スーパーマリオメーカー」を買った。うちのWiiUもようやく「Splatoon」専用機から脱却したことになる。
 過去に、ステージ作成機能がおまけでついているゲームはいくつもあったが、「マリオメーカー」は、それをメインにしただけあって、作りやすく遊びやすい。

Smm01

 作ったステージはアップロードして他のプレイヤーに公開でき、また、世界中のプレイヤーが作ったステージを遊ぶことができる。
 これは厳しいな、と思わず声が出た。
 昔は、ゲームのステージを作る、なんてのは自己満足に過ぎなかった。作ったところで、遊ぶのは自分か家族か友達か。そんな内々のものだった。しかし、作ったものが実際にゲームとして動く、という楽しみは十分に味わうことができたのだ。
 ところが、これがネットで公開されると、否応なく世界のプレイヤーの評価にさらされる。Facebookのような「いいね!」機能まであり、ランクがつけられる。ある程度「いいね!」を集めなければ、アップロードできるステージ数が増えないなど、評価に対する報酬も設定されている。
 目標があることでやる気になるプレイヤーが現れることは重々承知だが、私のようなひねくれ者は、他人に評価されるために作るなんて、と純粋な楽しみに水を差される気がして困る。
 友達の間で、絵がうまいともてはやされていても、pixivに打って出ると誰にも相手にされない。あらゆるジャンルで、身内からいきなり全国レベルにさらされてしまう残酷さがネット時代にはある。「スーパーマリオメーカー」もまた、その厳しさからは逃れられない。人気取りのために俺も全自動マリオを作ろうかねえ、などと早くも作り手としての意識が急降下するのを感じる。

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2015年09月22日

今年は東京ゲームショーまでに色々あり過ぎ

 なので、特に気になった新作のみをかいつまんでコメント。

9/10株式会社ポケモン新事業戦略発表会:「Pokémon GO」
 任天堂がDeNAと提携して半年、驚くべき新規タイトルの登場である。「ポケとる」でこの程度か、と油断させておいて不意打ちするところが憎い。位置情報を使ったゲームは面白くしにくい印象があるのだが、Ingressの開発会社と組んでそこも盤石。オプションの「Pokémon GO Plus」は、歩きスマホを防止するかのように説明されているが、それにしてはデザインが子供っぽい。スマホをまだ持てない子供がこれを持ち、親にポケモンの存在を知らせる、というようなプレイ風景が今から想像できる。

9/15SCEJA Press Conference 2015:「十三機兵防衛圏」
 東京ゲームショーを前に、おびただしい新作が発表されたが、中でも最も楽しみなのがこれ。ヴァニラウェアがこれまで作ってきたファンタジーものや時代劇は、手描きのメリットが出やすい題材だった。ところが今回は近未来ロボットもので、今まで3DCGが得意としてきた題材だ。だが、今回のわずかな予告編だけでも、すでに手描きの魅力が溢れており、もう参りましたという感じ。何しろ手の遅い会社なので、発売は下手すると再来年だろうが、いくらでも待つ覚悟がある。

9/19東京ゲームショウ2015:「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝 」
 東京ゲームショウでは、VR技術の展示が注目を集めたと聞く。会場で体験しなければわからないという点で、ゲームショウの正しい活用法だと思う。
 さて、ここで紹介するのは「アンチャーテッド」の最新作。生プレイ、生吹替えというスペシャルイベントの模様だ。ゲームも吹替えも素晴らしい! これもまたゲームショウならではの企画であり、会場で見られた人がうらやましい。そしてこのすごいゲームは絶対に買う。

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2015年09月16日

世界イカ革命「Splatoon」 その11

 買ったばかりの「スーパーマリオメーカー」を放り出して、性懲りもなくフェスに参戦。お題は、漫才するならツッコミかボケか。ホタル派としては迷わずツッコミに投票。

Spla11

●情報戦
 フェス中に2ちゃんねるをのぞいてみると、「ツッコミ」チームの方が得票が多いが、キッズが多く勝率で劣るので、「ボケ」チームが勝つであろう、という予想が、かなり詳細なデータとともにアピールされていた。確かにあまり勝てていないので、今回は負けか〜残念、と思っていたら、結果は「ツッコミ」チームが勝率でも上回り完勝。だまされた。

●迷勝負
 ある試合の一場面。正面近距離で、相手ローラー使いがジャンプとともに振りかぶる。もう死ぬしかないと突っ込むと、なんと、足元をくぐって通り抜けた。何百と試合をしているが、こんなことがあるとは初めて知った。その後、勝つか逃げるかできていればかっこいいが、背中から殺されているので意味がない。

●装備変更
 そろそろ実力的に頭打ちになってきたため、チームの迷惑も顧みず、いくつかの武器を試してみた。まずは新武器のH3リールガン。使いにくいのは慣れないせいとしても、あまりに塗れず、ナワバリバトルでは役に立たないと判断してすぐやめる。
 続いて、敵側でやたら上手いN-ZAP使いがいたので、感心してN-ZAP89を使ってみる。殺傷力もなかなかだし、何より塗りがスムーズ。今後も使うことにする。フェスが済んだ今は、ガチヤグラにスプリンクラーを投げつけるのがお気に入り。ボムと間違うのか、相手がオタオタして意外と効果がある(笑)

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2015年09月15日

ピクセル

 黎明期のゲームキャラが地球を侵略。軍が苦戦する中、地球の運命は、かつてゲーム大会で優勝を争った少年たち…今はさえないオッサンたちに託される。
 出てくるのがギャラガにパックマンにドンキーコングということで、映像も懐かしいかと思ったら全然そんなことはない。ドット絵そのままに立体化したキャラは美しく斬新で、ブロックが飛び散る破壊表現も独特の爽快さがある。懐古どころか、最新最先端の映像演出になっているのだ。
 一方で、古臭さ全開なのがストーリー。作戦らしい作戦などない成り行き任せ、お世辞にもテンポがいいとは言いがたいギャグの応酬、しょうもないオチなどだ。いまやコメディ映画でも、恋愛やら友情やらで感動の要素を加えるのが常道であるのに、本作はくだらなさ、軽さを徹底しており、1ミリたりともいい話という要素がない。私は、ゲーマーが観なくて誰が観る、ということで鼻息荒く映画館に突撃したのだが、内容の軽さにすっかりいなされてしまった。
 このおおらかさこそ80年代の雰囲気であり、似たものを挙げるとすれば「ゴーストバスターズ」。ダン・エイクロイドがわざわざカメオ出演しているのを見ても、一種のオマージュなのだろう。ポップコーンでも食べながら気楽に見ればよい。
 なお、何を思ってか、映画に反してパンフはガチ。登場ゲームの解説が充実しているし、パックマン、インベーダー、ギャラガの作者が鼎談する記事まであって驚いた。

映像の面白さ 8
ギャグの面白さ 3
エンドロール 8
個人的総合 6

posted by Dr.K at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月12日

「アイドルマスター シンデレラガールズ」第22話

 鬱に堕ちる。笑顔の呪縛の為に。

Imas2201 思わず某ステルスゲームのコピーをパクってしまったが、それはさておき。
 物語は、ついに秋のライブへ。シンデレラプロジェクトの中間評価を兼ねるとあって、常務率いるプロジェクトクローネとの対決になるかと思いきやそんなことはなく、いい意味の競演となって、ライブは成功のうちに終わる。
 しかし、クローネ側で飛躍への一歩を踏み出した凜、ソロ活動で何かをつかみつつある未央らに対し、卯月は一人取り残されてしまう。

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posted by Dr.K at 11:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月06日

すずさんのハガキ 「この世界の片隅に」

 先日、一通のハガキが届きました。「この世界の片隅に」のすずさんからです。クラウドファンディングの特典なのですが、見れば見るほど粋なものです。

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 見ての通り、戦時中のハガキを再現しています。デザインが当時の官製ハガキになっているのはもちろんのこと、紙の質や色味も忠実に作ってあります。紙が不足していた時代なので、大きさ自体も今のハガキより一回り小さいです。
 文面はもちろん印刷なのですが、鉛筆をよく再現しており、ちょっと見ただけだと直筆と間違えそうになるリアルさです。
 何より驚いたのは、消印が本当に呉になっていることで、わざわざ広島に運んでから郵送したものと思われます。考証にこだわった映画の内容そのままの、うれしい特典となりました。
 一方、ハガキを受け取った支援者側からは、すずさんに返事を出したい、という要望が寄せられているそうで、これもまた粋な対応だな、と感心いたしました。

 すずさんのハガキは一回きりではないらしいのですが、次回がますます楽しみになりました。

posted by Dr.K at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月05日

blog珍品堂は「この世界の片隅に」を応援中です

 「この世界の片隅に」は、2016年公開予定のアニメ映画です。

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 今春、クラウドファンディングによって制作が決定した作品なのですが、不肖私も一口応募しております。最近は、ゲームなどでクラウドファンディングによる資金調達がよく話題になりますが、私が出資するのは今回が初めての経験です。
 映画なんてのは、出来てみないと良いかどうかわからないものの筆頭と言えます。しかし、私にとって片渕須直は、「マイマイ新子と千年の魔法」一本で、最も信頼に足るクリエイターとなった監督ですから、これ以上確実な投資はないのです。
 いざ応募してみると、完成までの経過が刻々と報告されるのが予想外に効果的で、映画への期待値もだんだん盛り上がっています。写真は、先日送られてきた、制作支援メンバーズのグッズです。着々と制作が進んでいて安心します。

「この世界の片隅に」公式

posted by Dr.K at 23:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月04日

アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ略称デレステ長いわ! その1

 配信開始日の予告もなく、突然のサービスイン。事前登録していたのであわててダウンロード。
 チュートリアルでいきなり「てめーのスマホはスペックが低すぎるから2D表示だ」と宣告されて落ち込む。だが、チュートリアル後は設定がさわれるようになったので、試しに3Dにしてみたらこれが意外とまともに動く。俺のしぶりんが3Dになってセンターで踊っている。これを幸せと言わずしてなんと言う。

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 どこを触っても完成度が高く、早くもキングオブスマホアプリの貫禄。
 3年前、モバゲーで「シンデレラガールズ」が出た時、こんなものはアイドルマスターではない、ゲームですらない、と外からの評判は散々だった。しかし、地道にファンを集め、ついにはボイスが載り、CDが売られ、ライブが開かれるに至った。そして現在は、アニメが放映中である。
 「スターライトステージ」は、まさにこれまでの集大成。完成度の高いイラストはカードゲームから引き継がれ、これまでの楽曲が活用され、ストーリーはアニメ準拠でフルボイス。3年の道のりがあったればこそのファンサービスであり、音ゲーに加えて物語あり事務所作りありと、コンシューマに引けをとらないやりごたえまで備えている。安い作りの他のスマホアプリが吹き飛んでしまうインパクトだ。
 こうなったら、課金してでもじっくり取り組むか、と思ったが、先に新しいスマホを買うべきなので悩みどころである。ぐぬぬ。

posted by Dr.K at 23:54| Comment(2) | TrackBack(1) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月01日

「UNTIL DAWN 惨劇の山荘」その2

 いや〜、これは贅沢な楽しさだわ。
 技術が素晴らしい。グラフィックがPS4の中でも最高峰レベル。サウンドも映画の劇伴のようで高品質。システム的には、QTEは今一歩なものの、ジャイロがうまく使われており、「動くな」にはかなり感心した。
 それでいて内容はお高くとまったところがなく、大衆的なホラーのストーリーが展開する。主要なキャストは8人の学生だが、どの人物も危なっかしく、ホラー映画の殺され役としての雰囲気がぷんぷん。最初の一回こそ、謎を解くプレイになるが、二回目からは真相がわかっているので、このザコ連中をいかに生き延びさせるか、という底意地の悪い態度でプレイすることになる。演出は怖いが、あまりにB級路線のため、心に負担なく気軽にプレイできるのがありがたい。
 初のエンディングは、2名しか生還しなかったが、どうやら8名生還させることもできるらしいので、今後はそれを目標にする予定。
 ちなみに、選択肢で分岐とは言っても、「かまいたちの夜」のように別の話が発生したりはしない。事件の真相は一つであり、その中で因果関係を動かして、各キャラの生死を変化させるというのが肝となっている。

 途中、カウンセリングの先生に、何が怖いかを質問されるが、この答えが後の画面の演出に関わってくる模様。わざわざプレイヤーに尋ねて、怖がらせてくるとはなんという底意地の悪い先生だろうか。

Untild02 主要キャラクターの中では、他の女性が怖すぎるため、アシュリーがいい感じに思える。なんか小動物的なかわいさもあるしな。日本人でキャスティングするなら、さしずめ二階堂ふみといったところか。

posted by Dr.K at 06:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする