ゲーム開発の技術発表会としては、毎年東京で開かれているCEDECが有名だ。ありがたいことに、最近は、大阪でもGCCという勉強会が開かれている。その中から気になったセッションをいくつか挙げる。
3Dのホラーゲームという新ジャンルを確立した「1」。日本発の新しいTPSとして好評を博した「4」。「バイオハザード」は、安定の人気作というよりは、実験作としての姿がよく似合う。「7」はVRにも対応した新規性の高い内容で、久しぶりに評判も良い。残念ながら怖すぎるため、私は今のところプレイする予定がない。
任天堂とカプコンの連携。過去には、任天堂が「ゼルダの伝説」シリーズの開発をカプコンに依頼したことがあった。また、カプコンがゲームキューブに独占タイトルを連発したこともあった。
今回の講演では、「スト2」以外に具体的なタイトルは出ていない。しかし個人的には「モンハン」の新作に期待してしまう。大画面でモンスターを狩るゲームとして始まったPS2版、そして、ゲーム機を持ち寄る楽しさで大ヒットしたPSP以降。Switchであれば、この両方の楽しさを一本で達成できるじゃないか。
カプコンと袂を分ったプラチナゲームズだが、「ニーア オートマタ」など順調に実績を上げている。この記事を見ると、奇をてらった所はなく、昔のカプコンで培われたアクションゲームの基本が継承されていることがわかって安心する。
デベロッパーだと、売ることについてはクライアントに一任しているのかと思いきや、さすがインテリジェントシステムズ。オリジナルなものを作るためには企画の根本がしっかりしていないと、と再確認。
こうして、講演の要点がWeb上にまとめられているのもとてもありがたい。勉強のネタに事欠かず、いい時代になったもんである。