2017年09月29日

秋のゲームの気になる雑記

 月末に気になるあれこれをメモ。

 有料版となる建国者パックを購入していたのですが、ついにこの時を迎えてしまいました。来月で最後なので、なるべくインしようと思います。オンラインゲームには珍しく、良くも悪くもプレイを急かされないゲームなんですよね。アイテムも使い切らず、余ってしまっています。可能性を感じさせるアイデアが多数盛り込まれていただけに、この開発が次回作に生かされることを期待したいです。

 「GRAVITY DAZE 2」は、シングルプレイが基本です。しかしながら、ちょっとしたオンライン要素によって、かなり面白くなっているのは事実ですので、終了は残念です。オンライン専用ゲームなら、ユーザーの減少によってサービスが閉じられるのは当然ですが、このゲーム程度のオンライン要素の維持に、そんなにコストがかかるものなのでしょうか。将来、廉価版等が出た時どうするのかも気になります。

 PS+会員、大勝利! なんとなく買いそびれていたので、ぜひともダウンロードさせていただきます。容量がどれほどになるのか心配ではありますが。それにしても、発売から2年経っている、新作「サヴァイブ」のプロモーション時期、などの理由はあるのでしょうが、これだけの超大作がタダとはインパクトがあります。中古ショップはかなりの苦境に立たされているのではないでしょうか。

 いや〜、楽しみです。これは未確認情報ですが、どうやら「レッド・デッド・リデンプション」よりも過去を描いた物語となるらしいです。なるほどなるほど。確かに前作では、西部劇時代の終わりを描いていましたものね。また、エピローグの描写が秀逸でしたので、あれに続きがあるとなると、なんだか間が抜けてしまいます。「2」の結末でマーストンが出るようなことがあったら、私は泣きます。

 面白そうなゲームが多くて困りますね。しっかり選ばないと時間がないです。
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2017年09月28日

わからないから面白い 「バウンド 王国の欠片」その2

 クリアまでの所要時間は3時間といったところか。最後までプレイしたので、わからないなりに意味を推測してみる。

●妊婦
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 このゲームのメインとなるアクションパートは、彼女の内面を表現している。ゲームによる心理表現など、今やそれほど珍しくないが、臨月の妊婦というモチーフは他に聞いたことがない。
 それにしても、この現実パートのキャラはぎごちない出来で、なんとも怖い顔。後で、「DATURA」と同じ開発会社とわかり納得。

(注意:以下にネタバレを含む)

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2017年09月27日

夕凪の街 桜の国

 10年も前に公開した映画を、なぜ今頃観たのかというと、ひとえに映画館の素晴らしい企画のおかげ。神戸新開地のパルシネマが、「この世界の片隅に」との二本立てを上演。こうの史代原作作品が並ぶ機会など他にあるまい。

 「夕凪の街 桜の国」は、公開当時賛否がわかれた作品だ。昭和30年代を舞台にし、麻生久美子演じる皆実が儚く命を散らす「夕凪の国」が高く評価されるのに対し、現代を舞台に田中麗奈演じる七波が主役の「桜の国」は今一つの評判だった。そもそも、原作を知らない人には、二部に別れた物語はかなり唐突で違和感があったようだ。
 だがその評価は誤りだ。「夕凪の街」は、被爆者本人が原爆を告発するという内容で、麻生久美子の迫真の演技により胸に迫る物語となっているが、内容としては他にもよくある話なのだ。一方で、「桜の国」は、現代っ子の目線で問題を掘り起こしており、原爆を過去の遠くにあった出来事として風化させない仕組みとなっている。映画では、なぜか七波と東子がラブホで休憩し、プリンセス・プリンセスの「ダイアモンド」を歌うシーンがある。公開当時は余計な場面と言われたが、今観ると、この物語の「現代」がどこにあるのか、はっきりわかるという点で意味のあるシーンになった気がする。

 何より、「この世界の片隅に」と併せて観ることで、こうの史代本来の作風は「桜の国」の方であり、「夕凪の街」の方が力みかえった異色作ということが伝わるのが良い。滑稽でダサい「桜の国」が、これで少しでも評価を回復できれば、と思う。とはいえ、吉沢悠演じるイケメンの打越さんが、歳をとって田山涼成に変わってしまうシーンはどうしても笑っちゃうんだけど。

麻生久美子 熱演
田中麗奈 コミカル
堺正章 飄飄
個人的総合 6
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2017年09月25日

ダンケルク

 ユニークな映画だ。ストーリーらしいストーリーはなく、臨場感たっぷりの戦場を体感させる。題材は異なるが、「ゼロ・グラビティ」と近しいものを感じた。
 その独自性は、視点によるもの。戦場は、陸海空、それぞれの場面から立体的に描写される。陸は、必死に撤退しようとする一人の若い歩兵。海は、救助に向かおうとする一艘の船。空は、わずか3機で敵に立ち向かう戦闘機。彼らの小さな奮闘が克明に描写されるが、戦況の全貌はいつまでも見えてこない。
 このような、かつて実際にあった戦いを描いた作品では、歴史家の視点や指揮官の視点などを用い、戦況や作戦を俯瞰することが多い。わかりやすく解説するためだ。だが、「ダンケルク」はそのような視点を意図的に除いている。結果として、観客は当事者である主人公と同じようなはっきりしない状況に放り込まれ、異様な臨場感を感じることになるのである。
 撤退という危機的状況の中、すぐそこまで迫っているはずの敵はいつまでも姿が見えない。この不気味な閉塞感は体感する価値がある。派手な戦闘シーンもなければ、残虐な演出もない。それでも戦場の描写として成立しているのが面白い。

ストーリー性 2
キャラの区別 2
臨場感 9
個人的総合 7
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2017年09月24日

東京ゲームショウ2017 注目の3作

 今年は東京ゲームショウに行ってまいりました。しかし、ビジネスデイのブース係員という仕事を命じられてのことですので、試遊に並ぶことなど全くできず。結局ウェブでニュースを確認することになり、がっかりです。

 フランスのQuantic Dream社で開発中のアドベンチャーゲームですが、ようやく試遊できるようになりました。ソニーのゲームの中ではマイナーな部類ですので、片隅でひっそり展示されるかと思いきやさにあらず。大きくスペースをとっての、世界観を再現した強烈な展示でした。アンドロイド売り場という設定で、本物のアンドロイドのようなアクターが展示されます。見事なパフォーマンスに脱帽です。 

 セガブースで発表されたこのゲーム、なんとドリームキャスト時代の怪作、「Roomania#203」の流れをくむ新作だそうです。しかも、元の通りセラニポージが楽曲を提供するということで、期待値MAXです! このプロジェクトは、フリューのプロデューサーがはたらきかけて実現したとのことですが、なんというありがたい話でしょう。これからはフリューをご贔屓にさせていただきます。

●十三機兵防衛圏
 アトラスブースでは、ヴァニラウェアの新作が展示中。まだ試遊もできないのですが、等身大機兵フィギュアまで置かれてやる気満々です。いったいどんなシステムのゲームなんでしょうか。
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ヴァニラウェアのスタッフをつかまえて聞いてみたところ、「いや〜、どんなゲームになるんでしょうねえ」とすっとぼけられました。まずは「ドラゴンズクラウン プロ」をプレイし、気長に待つのが良いようです。
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2017年09月16日

わからないから面白い 「バウンド 王国の欠片」その1

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 PS+今月のフリープレイは、「バウンド 王国の欠片」。以前から気になっていたタイトルなので、ありがたくダウンロードさせていただく。
 事前に知っていたのは、上に掲げた画面のように、抽象的な背景の中、リアルなモーションで踊るように動くキャラが特徴ということくらい。ところが実際にプレイして驚いた。

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posted by Dr.K at 20:19| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月13日

PS4「ニンジャウォーリアーズ」はこんな人がプレイしています

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 レトロアーケードゲームをPS4で復活させる「アーケードアーカイブス」にて、「ニンジャウォーリアーズ」が配信開始された。こんなもん、一瞬の迷いもなく購入である。

 「ニンジャウォーリアーズ」は、「ダライアス」と同様、モニター3台を横につなげた大型筐体で稼働していた。そのため、ゲーム機への移植は不可能であった。また、大ヒットした「ダライアス」ほどの人気はなかったため、当時からプレイできる機会が少なく、レアだった。
 昔のゲームらしく、横スクロールアクションの内容は平凡で、難易度は超シビア。今どきのプレイヤーが楽しめる要素などほとんどない。実際私も1ステージクリアするのがせいぜいで、コンティニューさえあまりしようとは思わない。

 ではなぜ買ったのかというと、ほとんどBGMのため。群を抜く出来の曲は、当時のファンをCDショップへ走らせた。特に印象深いのが1ステージの三味線ソロで、ファミコンがピコピコ言っていたこの頃からすると信じられない音だった。ゲームはやったことがないが曲だけ知ってる、という本末転倒なゲーマーさえ少なくない。

 その伝説のゲームが家で、たった823円でプレイできるとは、長生きはするものである。
 私のモニターは小さいので、3画面を収めると映像が小さすぎてプレイに支障をきたすのでは、と心配したが、このゲームはキャラが大きいため問題なかった。ゲームセンターでは協力プレイで楽しんだタイトルなので、オンラインに対応していればもっと良かったのだが、それはさすがに贅沢か。名曲に身を委ねつつ、毎日一回プレイする、という優雅な楽しみ方をさせてもらっている。
posted by Dr.K at 21:28| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月09日

「勇者死す。」葬式9回目

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 ついに真のエンディングに到達。とはいえ、弔辞のバリエーションはまだまだ見てないものがありそうだ。

 最後の周回では、今までと一転、いきなり姫に呼び出される。そして、死を避ける方法が見つかったのでアイテムを集めるよう言われる。該当するアイテムは、いずれもこれまでの周回で既知のもの。
 まずは特殊な武器。中ボスのような敵を倒すと手に入るのだが、このゲームでは勇者がだんだん弱くなってしまうため、今まではほとんどありがたみがなかった。なるほど、ここで出番になるのか。
 続いて3種のオーブ。これらは依頼で手に入るが、確実を期すなら商人ビビが仕入れているのをあてにしたい。
 最後に、勇者の最強装備。最初から持っているので無問題だが、ヨナを仲間に加えるとついプレゼントしてしまうのでやばい。加えて、前回書いたように彼女は怪しいので、この際仲間にしないことにする。ヨナをはずすと移動魔法に不自由するため、ここはやはりビビに頼りたい。
 というわけで、ビビを仲間にすることを優先しつつこの周を進めることにした。
 すべてのアイテムを期間内で集めるのは、大変そうに見えるが、すでに何周もプレイしてマップの隅々まで知り尽くしているので難しくない。ビビ先生の移動魔法でばんばん飛べば、時間もほとんど消費しない。

 アイテムが集まり、レモイナの扉に着くと、一人で入るように言われる。ボス戦などありそうな予感がするのに、衰えた勇者一人になるのはとても不安。…となるべきだが、効率よくプレイでき過ぎて元気な状態で来てしまったので、全然平気である(笑)
 ボス戦があり、真実が明かされ、物語は無事終了した。もうちょっとエピソードをふくらませてほしかったところだが、周回して何度も葬式のバリエーションを見る、というのが主眼のゲームなのでこのくらいに抑えたのは正しい。この物語の範囲では、葬式の種類にも限界があるので、別の勇者で続編を作ってほしい気もする。
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2017年09月06日

デレステ2周年イベントの研究レポート その2

 2周年を記念し、「3000円払えば実質無料」との迷言を生んだスペシャルガシャセットがまたもや登場しています。今回は、SSRに加え、SRももらえるお得なセットとなってます。誰をお迎えするか、期限いっぱいまで悩むことになりそうです。

●総額2222万円レッツプレゼントキャンペーン
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 抽選でプレゼントが当たる、よくある企画ですが、ちょっと額が大きすぎませんかね。
 景品の内容は、ライブのチケットや、スタージュエル(ゲーム内課金アイテム)など妥当なものが並ぶ中、純金ぴにゃ像が異彩を放っています。誰が喜ぶんだこれ。ああ穂乃香か。

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2017年09月05日

デレステ2周年イベントの研究レポート その1

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 「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」通称「デレステ」がこのたび2周年を迎えました。直前のシンデレラフェスで、SSR紗枝はんを獲得してほくほくであります。

 さて、2周年の当日、イベントはLIVE GROOVEでした。アニバーサリーを題材にしたストーリーこそ付いていますが、イベントの仕組みはいつもと同じ。淡々と楽曲を消化していたところ、最後に控えた新曲「イリュージョニスタ」に度肝を抜かれました。

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posted by Dr.K at 00:07| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする