2018年01月31日

「龍が如く 極2」その4 完成度の極み

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 キャバクラ運営ゲーム、ここに極まる。

 「新・水商売アイランド」は、私が「龍が如く 極2」を買う最大の理由となった大規模ミニゲーム(矛盾)。「龍が如く0」で登場したゲームのリニューアル版となる。前作と違って、ハイテンションな司会による実況が加わったり、ボーナスステージ的な位置づけで石油王が登場したりと、主にバカゲー方面でパワーアップを果たしている。
 とはいえ、「0」のときとは時代も違えば店もキャストも違う。新たな気持ちでプレイしていたら、進めるにしたがって、実は前とつながりがあったというサプライズ展開。20年前の真島の奮闘が報われたというだけでも目頭が熱くなる。ゲームの面白さは言わずもがな、ストーリーの盛り上がりに至っては本編を凌いでいる。おまけに、このゲームをやり込むと桁違いにお金が手に入るため、本編の進行が楽勝になる。いい事づくめなので、最終決戦までぜひともプレイすべきだ。

 3月には、龍が如くスタジオによる新作「北斗が如く」が控えているが、なんと、その中にも世紀末版「水商売アイランド」が存在する。暴れる客を北斗神拳で撃退するケンシロウが見られるらしいが、う〜む、これも買わないといかんか。
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2018年01月28日

「龍が如く 極2」その3 ブラック企業の極み

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 シリーズ恒例の大規模ミニゲーム(矛盾)は、今作もボリューム充分。まずは「新・クランクリエイター」を紹介する。

 新と言うくらいだから当然旧もあるわけで、これは「6」のときに登場したゲームのパワーアップ版である。旧が敵陣へ攻め込んでいくRTSだったのに対し、今回は真島建設の資材を守るタワーディフェンス風のゲームになっている。ユニットとなる社員は、サブストーリーをクリアすると加入するほか、スマホゲームのごとき求人ガチャで手に入れることもできる。兵種やスキルを考慮しながらのプレイは楽しく、ほどよいやりごたえもいい感じだ。求人や施設強化の費用が足りない、という人は、もう一つの大規模ミニゲームである「新・水商売アイランド」を進めると桁違いに儲かるため、その後プレイすると良いだろう。

 さて、旧では敵キャラとして新日本プロレスの選手が出演していた。しかしながら、今のプロレスに疎い私は誰一人として知らなかった。ところが今回は、「極2」本編が少し過去の時代を描いた物語ということもあり、レジェンドレスラーが大挙出演。武藤に蝶野、長州に藤波。これなら私も知っている。おまけに、彼らにしょーもない会話ゲームまで用意されているというサービスぶりだ。よくこんなの収録できたなと呆れること請け合い。

 画像の求人看板や、異様に完成度の高い社歌など、センスのほとばしるブラック企業ぶりを楽しんでいただきたい。
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2018年01月23日

キングスマン:ゴールデンサークル

 前作の好評を受けてか、劇場が増えて吹替え版も公開されている。結構結構! 予告編で大ネタをバラし過ぎな感じが少し心配だが、実際に観てみると…?

注意:以下ネタバレ含む

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2018年01月19日

Switchは魔法の箱 −Nintendo Labo−


 「ゼルダ」「スプラトゥーン」「マリオ」。普通の(?)ゲームの好調に満足せず、裏でこういうことを準備しているから任天堂は恐ろしい。
 なんなんだこれは、と驚いていられるのは私たちがただの人である証拠。業界のプランナーたちは、歯噛みをして悔しがっているはずだ。Switchにこんな使い方があったなんて!

 段ボールでガワを作るだけだったら、そんなに新しくない。ゲーム機やコントローラーを魔改造している物好きは、ネットではしばしば見かけるからだ。だが、Nintendo Laboは、遊び心に満ちたギミックが仕込まれており、どういう仕組みで操作できているのか、ぱっと見ではわからないレベルのものがあるのが素晴らしい。
 私が初めて体験したゲーム機は、任天堂のテレビテニスだった。自分の操作でテレビの中のラケット(と言うよりただの棒)が動かせるのが不思議でしょうがなかったのを憶えている。小学生の私にとってゲーム機は魔法の箱だったのだ。後に、ゲームはプログラムで動くことを知ってしまい、そのような不思議さは経験できなくなってしまった。
 しかし、Nintendo LaboはSwitchを魔法の箱へと戻す。これを体験できる今の子供がとてもうらやましい。自分で作ったものでゲームを動かせるなんて、どれだけ嬉しいか想像もつかない。どのくらいのユーザーがこれを買うのか、全く予想できないが、子供にとっては忘れられない体験となるに違いない。

 例によって、外野からは批判の声が多いがそんなものは放っておけ。ゲームの常識にとらわれた頭の固い連中は、端から対象外だ。段ボールにしては値段が高い、という意見もあるが、スマホゲームのキャラなんてサービスが済んだらデータすら残らない。値段はアイデアや楽しさに対して付くものであり、やってつまらなかったらその時こそ文句を言ったらいい。
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2018年01月14日

宇宙イカ革命「Splatoon2」 その4

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 アクションかコメディかどちらかを選べと言われた。「キングスマン」が好きな私はどっちにしたらいいのだろうか。

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2018年01月11日

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

 えらいこっちゃ。
 EP7「フォースの覚醒」は、新三部作の幕開けではあったものの、旧シリーズのキャラに頼った物語だった。ところがEP8「最後のジェダイ」は一転、過去作の残滓を破壊しにかかる。

注:以下にネタバレを含む

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posted by Dr.K at 23:32| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月05日

ちょっと今から仕事やめてくる

 会社員の隆(工藤阿須加)は、パワハラと過酷な勤務に疲れ果て、駅のホームからふらふらと電車に飛び込もうとする。それを間一髪で助けたのはアロハシャツの青年。彼は同級生のヤマモト(福士蒼汰)と名乗るが、隆には覚えがない。やがてヤマモトが小学生時代の同級生ではないとわかり、隆はその正体を訝しむが…

 この映画、キャスティングが大変良い。工藤阿須加はまじめな若手社員にぴったり。パワハラ部長の吉田鋼太郎と、できる先輩社員の黒木華のせいでブラック企業の様相が真に迫る。そして何より、今まで演技力ではぱっとしない印象だった福士蒼汰が、大阪弁のキャラを快演している。
 底抜けに明るくそれでいて深い洞察力を持ったヤマモトとの交流を通して、隆は狭められていた視野を取り戻し、タイトル通りにブラック企業から解放される。ああよかった。残るは消えたヤマモトの正体だけだ。ところがそこからが冗長。ヤマモト視点からの説明が長ったらしく続く。
 そして現在、ヤマモトがバヌアツで教師をやっているとわかり、隆がそこを訪れてエンドとなる。南の島の映像は一転して現実感がなく、辞めた後どうするんだろう、などと深刻に考えていた観客は肩すかしを食らう。

 原作はこのような結末ではない。では映画は何を意図したのだろうか。
 おそらくこれ、「ショーシャンクの空に」をなぞっているのではないか。ブラック企業は監獄。ヤマモトは行先について手紙で情報を残す。そして、冒頭と結末で繰り返される希望をめぐる問答。最後に南の島の空撮。いずれもが「ショーシャンク」に符合する。名作にあやかった演出を、おこがましいととるか、微笑ましいととるかは難しいところ。希望に満ちたハッピーエンド、と素直に見られれば良いが、ここまで現実離れしないと仕事は辞められないのか、と落胆する人もいそうだ。

キャスティング 8
ミスリード 7
意外性 2
個人的総合 5
posted by Dr.K at 23:25| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月04日

「君の名は。」地上波放送でスポンサー企業が全力

 2016年に記録的なヒットとなったアニメ映画「君の名は。」が、テレビで放送された。
 私は、「君の名は。」は、映画館で1度観たきりである。今回の放送を見て、二度見るとまた違う面白さがあるな、と感じた。冒頭部分がラストシーンに近い時制だったり、瀧が真相を知るためのヒントがどこにあるのか改めて気が付いたり。これはリピーターも多いわけだ。
 さて、今回の放送で驚いたのが、実はCM。企業によっては本日限りのスペシャルバージョンを用意しており、「君の名は。」への期待の高さがうかがえる。

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posted by Dr.K at 17:38| Comment(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月02日

retro-bit GENERATIONS3 その1「ザ・グレイト・ラグタイムショー」

 いや〜、これはめでたい!
 移植されない大傑作として名高い、「ザ・グレイト・ラグタイムショー」がついに自宅でプレイできるようになりました!
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おかげさまで、この年末年始は、「メ゛ェェェリ゛ィィィクリスマァァァス」と奇声を発する巨大サンタと存分に戦うことができました。ゲーセンと異なり、無尽蔵に100円を突っ込むことができますので、今後は、わざと自機を墜落させて、数十はあろうかと思われる乗り物にことごとく乗ってやろうかと思っております。

 さて、このゲームが収録されているハードですが、
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posted by Dr.K at 11:47| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

2018年

 あけましておめでとうございます。
 もう私の親も老齢ですので、最近は、お節料理を手伝うようになってきました。日ごろ使わない食材などを見ていて、昨年書いた記事のミスに気が付きました。

 TVドラマベスト3に、「みをつくし料理帖」を入れるのを忘れてた!
 江戸を舞台にした時代劇なのですが、主人公の澪を演じた黒木華がとてもはまっていたんですよね。花魁を貫禄たっぷりに演じた成海璃子も、つるっばげの小日向文世もばっちりでした。物語では、澪が店を繁盛させるために新しい料理を考案するのですが、エンディングでレシピを教えてくれる澪が、料理の先生とともに現代の台所にいるのが何ともシュールでした。
 NHKの時代劇枠というマイナーなところでやっていたので、すっかり抜けてました。失敗です。
posted by Dr.K at 20:03| Comment(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする