2019年09月29日

東京ゲームショウ2019に「バイン・パンツァー」展示

 今年の東京ゲームショウはおかしかった。
 いよいよ発売近づく「ファイナルファンタジー7」のリメイクに始まり、「ロマンシング・サガ」や「聖剣伝説」、「ロックマン」などのリマスター作品が大きく扱われている。さらに、「シェンムー」や「サクラ大戦」など、長いブランクを経て新作が出るシリーズもある。いったいいつの時代のゲームショウか、という感じである。
veinp.jpg 止めに、インディーズコーナーには「バイン・パンツァー」の新作が現れた!


 誰も予想しなかった作品の復活に、びっくりである。自由度の高いSLGで、コントローラーでは遊びにくいな、と思っていたので、PCでの登場には納得するものがある。とはいえ、元のゲームはSCEからの販売。よく権利が下りたな、とも思うが、水面下で密かに交渉が続けられていたのだろう。来年リリースされると、前作から20周年でキリがいいが果たして…?
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2019年09月28日

夏ドラマ最終回の通信簿

 夏のドラマがすべて終了。ありがたいことに、前期よりは成績が良かったと思います。

「ノーサイド・ゲーム」:良い
 企業ものとスポーツを組み合わせた、池井戸お得意のプロットですが、最終回では会社の敵をあっさり成敗し、ラグビーの試合の方に重点を置いた内容でした。ちゃんと経験者が演じているので、試合の迫力がいいんですよね。タイトル通りの気持ち良い結末は〇。米津玄師の歌もバッチリ合っていました。

「セミオトコ」:惜しい
 いい事がなかった由香のもとに、イケメンの姿をしたセミが恩返しに現れるというおとぎ話。セミオの命は7日間。ぜったい切ないやつだ、と思っていたのですが、おやおや、なんだか7年後のエピローグが長いぞ。そして最後にセミオ復活! お祭り騒ぎのハッピーエンドで終わりましたが、もう7日経つと再び消えるのかしら、ともやもやしたものが残りました。

「凪のお暇」:まあ良い
 「セミオトコ」もそうですが、最近はがんばるのに疲れた女性を主役にするのがトレンドなのでしょうか。凪のキャラクターがこれまで見てきた黒木華とかけ離れており、とても新鮮でした。その分、「お暇」を終えた凪が見慣れた黒木に戻ってしまったのがちょっと残念でした。登場人物がそれぞれ予想通りの結末へ向かう中、ギャモン慎一とひっついた坂本さんには驚かされたので、評価を上げておきます。

「監察医 朝顔」:普通
 監察医の朝顔が遺体を調べて事件の真相へ近づくわけですが、それは主題ではありません。東北大震災により母を失った朝顔とその家族の暮らしこそが主題なのです。表面的な題材からは予想できない静かで心にしみる演出は、月9としては異色の内容と言えます。原作では桑原は殉職しているのですが、ドラマでは無事で良かったですね。

「ルパンの娘」:大成功
 実写版ドロンジョの時よりも若く見える深田恭子は化け物でしょうか。どこかで見たような演出の数々で、オープニングだけで笑えて来ます。内容も、毎週悪を懲らしめるパターンかと思いきや、もう正体バレるの? もう捕まるの? と予想を超えるテンポで展開。いい話できれいにまとめず、最後まで悪ふざけに徹した潔さも見事です。
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2019年09月25日

プロメア

 5月に公開された、知名度もそれほどないアニメ映画が、根強い支持で9月の今もやっている。観れば納得、なるほど、これは他では代え難い味のある作品だ。ただ、オッサンの私にはちょっとついていけなかった。

●前日譚付き上映
 面白くなりそう、と思ったところで急にエンディング。おっと、これは前日譚付きの上映だった。もともとは特典映像だったものを、ロングランに伴って、全員に公開するようにしたものらしい。お得と言えばお得なのだが、繰り返しになる部分もあるし、本編に入るまでに都合3回会社のロゴを見なければならない。

●激しい映像
 紫がかったコントラストの高い絵柄で、動体視力の限界を無視した勢いでカメラが動きまくる。何がどうなっているのか、見失うこともしばしば。お世辞にも親切な映像とは言えない。のれた人にとってはとてつもないドラッグムービーになり得る。

●勢いだけのストーリー
 人類対能力者、そして地球の破滅という、古典的なSF物語をベースにしているが、とにかくビジュアルのインパクトに全振りなので、物事はすべて勢いだけで解決する。ゲームとかスポーツとか、もっとどうでも良い対決を題材にすれば、あまり違和感なく観れたのに、という気がする。キャラクターも掘り下げるつもり0で物足りなかった。

●想定外のファン層
 いくら映像がスタイリッシュと言っても、漢祭りのロボットアニメ。観客はあらかた男だろう、と思っていたが、意外にも女性ファンが多い。タイガー&バニーあたりと間違えてやしないか。それとも松ケンのファンなのか。

●熱演の声優陣
 主人公ガロ役の松山ケンイチが大健闘。叫ぶセリフが多いのに、プロに負けないテンションでやりきった。クレイの堺雅人も豹変するキャラを見事に演じている。逆に違和感があったのがルチアで、ちゃんとベテラン声優がやっているのに声を作りすぎである。

 こういう先鋭的なビジュアルの長編は非常に貴重なのだが、スパイダーバースに数か月先を越されてしまったのが残念だ。

声優の人選 8
オリジナリティ 9
親切さ 2
個人的総合 5
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2019年09月21日

メガドライブミニで「ストリートファイター2 ダッシュプラス」


 メガドライブミニを購入。箱のサイズがミニファミコンとほぼ同じなので、積んでおくだけでコレクター的には満足です(笑)

 いやいや、もちろんちゃんと遊ぶつもりですよ。あれこれ懐かしいタイトルを起動してみたのですが、特に心地よかったのがなんと「スト2」です。
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 「ストリートファイター2」は、大ヒットゲームなので、色々な機種で何度もリリースされています。しかし、大体のハードはコントローラーの都合で非常に操作しにくかったのです。一方、メガドライブミニは、6ボタンなのでアーケード感覚で自然に動かせますね。
 もともと、メガドライブのコントローラーは3ボタンでした。ボタンが足りないので「スト2」の移植は無理です、と難色を示したカプコンに対し、だったら6ボタンに変えます、とセガが平身低頭で作った(憶測)のがこのコントローラー。遊びやすいのも当然といったところです。
(カプコンの横暴についてはこちら

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2019年09月18日

FIRE EMBLEM 風起雲湧 その7

 黒鷲クラスで2周目を開始。
 前回のルートでは、敵になってしまったエーデルガルト。このルートでプレイすれば、詳しい事情が分かるかもしれない、ということで選んだ。
 ところが、第一部ではほとんどストーリーに変化がない。このセリフ、前のクラスだと誰それが言ってたな、などと指摘できるくらい流れは同じだ。ただし、エーデルガルトとヒューベルトがこそこそ密談しており、良からぬ気配が漂う。

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(画像はクリックで拡大)
 2周目なので、難易度をハード・クラシックに引き上げた。それでもさほど難しくない。引継ぎ要素を使って、指導レベルをアップしてあるため、先生も生徒も効率よく育っているからだ。紋章なしのキャラには、これまた引継ぎ要素である紋章アイテムを持たせてパワーアップ。
 また、引継ぎ要素を使うと、前回担当したクラスの学生は支援レベル開放ができ、スカウトが楽勝になる。とりあえずリシテアだけスカウトした。前のプレイでエーデルガルトとの因縁が明らかになったので、味方にしておくとどうなるのかなど興味は尽きない。
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2019年09月15日

E.T.

 新開地の名画座パルシネマにて、「ジョーズ」との二本立てという素晴らしい企画があったので観てきた。実際に劇場で観た経験があるのはシニアに近い世代となり、私はテレビでやってたのを観た世代。もっと若いと、USJのアトラクションで知ってる、という感じになるのだろう。
 ただなつかしいだけでなく、昔の記憶がいかにいい加減か、痛感する体験となった。

●実は怖い映画
 他の映画を観に来たとき、「E.T.」の予告編が流れた。封切り当時のものだと思うが、まるでホラーかサスペンスかという怖い見せ方で驚いた。本編の始まり方も、エイリアンに匹敵する不気味さであり、実は怖くないという落差でインパクトを与えるという意図が見えた。

●E.T.の超能力
 自転車が飛ぶ有名なシーン、クライマックスのものは憶えていたが、中盤のものを忘れていた。こんなに早く飛んだっけ? と驚いてしまった。
 他にもE.T.は宇宙人ならではの超能力を使う。ものを動かす、花をよみがえらせる、けがを治すなどである。ところが、E.T.と少年が感覚を共有することはすっかり忘れていた。これによる学校での騒動はほとんど覚えがなかった。

●実はリアルな映画
 CGがない時代の作品なので、E.T.は着ぐるみやロボットである。しかし十分リアルに見えた。
 CGと比較すると、実物がそこにある分、役者は演技がしやすい。また、E.T.がものにぶつかったり、部屋を散らかすシーンがあるのだが、これも実物で撮るので自然である。CGでは周囲のものに影響しないので、こういうシーンでは特別な工夫をしなければいけない。
 川で倒れているE.T.は本当に生き物の死体に見える。これもCGではあまりお目にかかれないリアルさだと思う。

●科学者
 E.T.の調査に来た科学者たち。恐ろしい敵として描かれるのだが、この中に一人少年の理解者がいる。あまり説明もないのだが、過去に同じ宇宙人と遭遇し、それがきっかけで科学者になったのだろうと思われる味わい深いオッサンだ。少年も将来こうなるのかな、とか、母と距離が近いけど付き合ったりするのかな、とか、いろいろ想像がふくらむ。

●ヨーダ
 ハロウィンの場面で、ヨーダが登場する。E.T.が仲間と思って話しかけるコメディシーンとなる。これが全く記憶になかった。テレビ放送でカットされていたのだろうか。あるいは、当時の私がまだ「スター・ウォーズ」を知らなかったために印象が残らなかったのかもしれない。

 子供向けということなのか、変にひねったところがなくストレートに話が進む。こういう洋画が今は本当になくなった。また、「ジョーズ」もそうだが、事件が終わると、後日談などなくあっさり終わるのが昔の映画らしくていい。古い映画を見返すことは少ないが、これからは時々やってみようか。

リメイク必要度 1
名曲度 9
自転車アクション 8
個人的総合 7
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2019年09月09日

デレステ4周年の研究レポート イベント編

 前回、ガシャについて書きましたが、トレーニングガシャ機能の追加を完全に見落としていました。明日からは無料分を忘れずに回そうと思います!

●レインボー・カラーズ
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 毎年恒例となった、新衣装の無料配布です。一見するとオーソドックスなデザインですが、なんと、暗いところで光ります! 屋内ライブのMVで映えますね。

●プレミアムカット
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 ガシャ画面のレイアウトが変更になりましたが、加蓮に目パチのアニメーションが入って、気が気じゃありません。プレミアムカットとは、SSRのイラストにアニメーションを追加する機能です。静止画との差は歴然で、ぜひ動かしたくなります。
 しかし、この機能を使うには、該当カード1枚につきプラチナメダルが3枚必要。このメダルは、SSRがだぶってしまった時に貰える救済措置的なアイテムで、120枚ためると好きなSSRと交換できるようになっていました。とはいえ、120枚もだぶるのは重課金ユーザーだけでしょう。私のように半端な枚数のメダル所持者には、プレミアムカットが新しい使い道となりそうです。それで足りなくなって課金が加速しそうなのが怖い

●「デレスポ」配信
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 VR空間でコミュが楽しめる新アプリを配信。客席からステージを見るだけだった「ビューイングレボリューション」と違って、アイドルと同じ空間に身を置くことになるので色々ヤバそう。

●カバー曲追加
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 これ、以前のアンケートが多少は影響しているんでしょうか。なんだか懐かしいラインアップで、プレイヤーの年齢層の高さをうかがわせます。「紅」めっちゃ楽しみなんですけど、あの曲だと、譜面が超難しそう。どうかお手柔らかに。


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2019年09月06日

FIRE EMBLEM 風雨淒淒 その6

 金鹿ルートをクリア。
 迷ったが、レオニーと添い遂げることにした。舞踏会イベントの相手が彼女だったので、伏線を自ら回収しに行った形だ。

 エンディングでは、恒例の各キャラ戦績発表。併せて後日談が語られる。支援Aの組み合わせがたくさん出来ていたので、ペアエンドが多数発生して面白かったが、大活躍だったはずのリシテアがあぶれてしまった。先生が他のキャラを選んでしまったばかりに、かわいそうなことをした。
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(画像はクリックで拡大)

 ペアエンドの組み合わせは多種多様なので、自力で全種類見るなど不可能である。こういう時こそ攻略サイトを活用したい。ところが調べてみて驚いた。私のプレイでは、フェリクスとフレンがペアエンドになったのだが、サイトに掲載されている後日談と内容が異なるのである。戸惑ったが、やがて納得。うちのフェリクスは、スカウトしてきたキャラであり、よって、本来の青獅子ルートとは別バージョンの後日談となっていたのである。またもや恐ろしい作りこみが発覚した瞬間であった。

 エンディングを迎えてなお、いくつかの不明な点が残ったままだ。これらは、他のルートをプレイすることでわかるのだろうか。それとも、DLCに続くのだろうか。いずれにせよ、あっさりとはやめさせてくれないゲームだ。
posted by Dr.K at 00:04| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月05日

デレステ4周年の研究レポート ガシャ編

Ariprekakin
 もう4年経ったのか、と驚く間もなく、恒例のアニバーサリーイベントに突入。今回は収益化ここに極まれり、という記念ガシャについてレポートします。

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2019年09月01日

FIRE EMBLEM 羞花閉月 その5

 リシテアをお茶会に呼んだら、こんなことを言う。
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(画像はクリックで拡大)

 変なセリフだと思った。ゲームやアニメのキャラなんて、髪が色とりどりで当たり前。昔から、「ギャルゲーの女の子はみんな校則違反」なんて冗談も言われていたくらいだ。
 だが、「風花雪月」は違った。リシテアの髪の色には理由があり、それは金鹿組のストーリーの中で明かされる。

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 エーデルガルドもまた似たような色をしている。別に気にしていなかったのだが、偶然リシテアとエーデルガルドを直接対決させたところ、専用の会話があり、彼女もまたリシテアと同じ経験をしている事が明らかになる。びっくりして反撃を食らい、リシテアが死んでしまった。時間を戻してやり直し。
 「風花雪月」のキャラクターデザインは、要注意だ。主人公はじめ、緑の髪の一族には由来があるだろうし、クロードら人種の違いもきっちりデザインになっている。これについては、また別の機会に記事にしたい。

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 でもあんたは多分趣味で染めてるだけだよね?(偏見)
posted by Dr.K at 11:02| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする