2020年04月29日

OOPartsでエロゲ―やり放題

 古き良きエロゲ―をもう一度やってみたい。

 これ、なかなかハードルが高い要求だ。家庭用ゲームの名作であれば、何度も復刻され、容易に遊べるものが増えている。しかし、エロゲ―となるとそうはいかない。
 そもそも復刻やリメイクが期待薄。売れそうなタイトルは限られている。メーカーが現存せず、権利関係がよくわからないものも多い。
 かといって、昔のままプレイするのも困難。古いPCを置いてある人は少ない。今のOSで動くのか? そもそも、DVDドライブだって付いていないPCが増えてきている。修正パッチがないとちゃんと動作しない、なんてこともある。大きくてかさばる箱を、いくつも保管するというのも厳しい。

 そんな中、夢のようなサービスが出現した。


 月額制で、エロゲ―やり放題! しかも、クラウドゲームの技術で、PC、スマホなどハードを問わず、ブラウザで実行されるのでインストールも不要と来たもんだ。クラウドゲームは遅延が弱点だが、ノベルゲームならまず気にならない。ラインナップもここから増えるのであれば期待大だ。
 運営のブラック企業(本当)が気になる。いきなりこれだけのゲームと契約をとりつけるなんて、何者なんだ?
posted by Dr.K at 21:38| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月26日

間違って録画した映画2本

「ハイジ」

 アルプスの少女が実写映画化。アニメはかなりの話数があったと思うが、映画は駆け足気味ながらすべてがおさまっている。キャストもロケーションも良くて、まあ楽しめた。
 で、見終わってネットで検索したらハイジの顔が違う。いや〜、何度も映画化されていたとは知らなかった。私が観たのは2005年のものだったのか。最新のやつだと思ってたのに。
 結末付近で、お爺さんが、自分の死後のハイジを心配するのが印象的。このバージョン、特におばさんがクズだからなあ。

「美女と野獣」

 エマ・ワトソンによる実写版なら、この前地上波初放送があったはず。見たらやっぱり別のだった。2014年の映画だ。
 ディズニーの作品ではないので、どうやら原作に沿っているらしい。ベルの家族構成が異なっており、兄や妹が大勢いてにぎやかだ。野獣がその姿になった理由も違うし、バラの扱いも異なる。ガストンなんか出てこない。
 最も驚いたのがダンスのシーン。見た目は同じだが意味が違う。ディズニー版では、ベルと野獣がうちとけた結果としてのダンスだったが、こちらは、ベルがダンスを条件に取引を持ち掛ける。この時点で野獣に心を許していないのだ。
 ベル役はレア・セドゥ。ゲーム「デス・ストランディング」のフラジャイルと同様、ミステリアスな雰囲気を漂わせている。

 それにしても、短期間に連続して勘違いするとは。新聞のテレビ欄ももう少し詳しく書いてくれ。
posted by Dr.K at 01:15| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月25日

PCエンジンminiで「天外魔境U」の続き

 出雲までクリア。ずっと面白いので驚いている。

 このゲームは非常に長い。にもかかわらず、ダレる所が少ないのはなぜか。
 各エピソードが短くまとまっている、というのが要因の一つだ。新たな敵が現れ、イベントをこなし、そいつを倒す、の繰り返し。特段演出として強調されているわけではないが、毎週放送のテレビ番組を一気見しているような感覚だ。なるほど、これが極まると「サクラ大戦」になるのか、と納得できる。
 もちろん、この方法は各エピソードの質が重要。「天外魔境U」はそれも万全で、面白い上に無駄がない。エピソードは、バラエティに富み、バトルにも趣向が凝らされている。特に、幻夢城は秀逸で、城内が異世界になるインパクトは今でも通用するし、ワダツミ五人衆の口上も良い。また、それぞれのエピソードは独立しているが、進めていくことで、根の一族やヨミについての情報が積み重ねられていく。そのため、長くても最終目標を見失わず、無駄を感じないのである。
 いや待て、一つ無駄があったわ。

tengai2manto.jpg
 それがこのマントーである。前作の敵キャラが、ファンサービスでゲスト出演、といったところか。それにしては登場から凝っているし、千葉繁のボイスも絶好調で、普通のエピソードより面白いから困ったものである。この部分に限り、本筋への関わりは全くない(笑)

 「天外魔境U」は、宿屋でしかセーブができない。そのため、広いダンジョンや、たまの強ザコに苦しめられるのだが、PCエンジンminiならいつでもセーブが可能なので、当時と異なり非常にプレイしやすくなっている。昔だったら、きっと途中であきらめていただろうなあ。
posted by Dr.K at 11:15| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月22日

世界はもっと「ギャルと恐竜」を讃えるべき

 あ〜げあ〜げあげあげみざわ。

gwithd.jpg
 YouTubeで何話か無料公開されているので見た。4コマ漫画に毛が生えた程度で、およそ中身がない。謎のかわいさを発揮する恐竜を、ほけ〜と眺めているだけで終わってしまう。緊急事態で世の中が不安に包まれている今、この呑気さがひときわ愛おしい。そして、何でもない毎日がなつかしい。 
 普通に作るのでは飽き足らなかったのか、クレイアニメをやってみたり、実写を使ってみたりと、中身に釣り合わない実験的な映像になっている。そんなところで価値を高める必要はない。むしろ、最後まで呑気に無意味を通してほしい。今こそそういう作品が讃えられる時だ。
posted by Dr.K at 00:11| Comment(2) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月19日

シークレット・スーパースター

 昨年公開されたインド映画で、先日DVDが発売になったばかり。自宅待機の息抜きにいかがですか、お勧めです。

 15歳のインシアは、歌手を夢見る女学生。横暴な父はそれを許しません。一方、母はPCを買い与えるなどして、こっそり娘を応援します。インシアは自分の歌をYouTubeで公開することを思いつきますが、バレたらまずい。そこで、ブルカをかぶった謎の歌い手として動画をアップします。
 動画が話題になり、一人の音楽プロデューサーが目を付けます。落ち目のシャクティは、インシアを売り出すことで逆転を狙います。シャクティを演じるアーミル・カーンがいいですね。ちょい悪、どころかかなり悪(笑)オヤジで、話が急に面白くなります。
 インシアはついに音楽賞の舞台へ。少女が夢をつかむ物語であり、女性の自立を描いた物語でもあり、普遍性のあるテーマはすでに伝わっています。それでも、インシアのスピーチは、すべての観客へのメッセージになっていて、感動的でした。そして明らかになるタイトルの意味。
 エンドロールが流れ出します。80点は付けられる映画だな、と思っていたら、シャクティが割り込んできます。そのMVに唖然呆然。ちょっと泣かせすぎちゃった、勘弁な! と言うアーミル・カーンの照れのようなものが感じられました。素晴らしい。90点にアップします。確かに、インド映画の大スターが出演なのに、踊りがないなんてあり得ないですよね。

普遍性 9
深刻度 9
後味 10
個人的総合 9
posted by Dr.K at 11:25| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月13日

謎の会社が有名ゲームを作る

 有名シリーズの新作に、知名度の低い開発会社が起用されていると心配になりませんか? 最近そういうものが目立つので、ちょっと調べてみました。

 「RE:3」が出たところなのに、気が早いにもほどがあるわ! という飛ばし記事。
 カプコン社内のチームで開発され、予想外の大ヒットとなった「RE:2」でしたが、間を置かずにリリースされた「RE:3」は、外注で作られました。担当したのはM-Two。三並達也が設立した新会社とのことですが、バイオハザードシリーズの元プロデューサーですから、古巣に帰った感じもあります。
 三並達也と言えば、プラチナゲームズの創業者です。数年前に社長が変わり、何があったのかと思ったのですが、新しく起業していたのですね。社名は、三並と三上でM-Twoなのかもしれませんが、レトロゲームの移植で知られるM2(エムツー)と紛らわしいです。

 新作が出るのは喜ばしいですが、このタイトルだと、「ブレイブリーセカンド」はどうなるの?
 開発担当は、クレイテックワークス。設立してから2年経っていない新しい会社です。こんな無名の会社で大丈夫か、例えば「オクトパストラベラー」のアクワイアで良かったのでは、などと心配するファンもいるかもしれません。
 でもご安心ください。以前、「ブレイブリーデフォルト」を開発したシリコンスタジオは、ゲーム開発部門を閉めてしまいました。そのスタッフが設立したのがクレイテックワークスなのです。かつてのスタッフの多くが在籍していますので、作風は保たれることでしょう。

 「ニーア レプリカント」のバージョンアップ版がPS4で登場。「ニーア」10周年のイベントで発表されました。
 こちらの開発は、トイロジック。「ドラゴンクエストXI」等の実績のある会社ですが、「ニーア オートマタ」を成功させたプラチナゲームズじゃないんだ、と意外に思った人も多かったのでは。
 元の「ニーア レプリカント」を作ったキャビアは、AQインタラクティブに吸収され、AQインタラクティブはマーベラスAQLに吸収され、現在はマーベラスと名乗っています。いや〜ややこしい。そしてその間、「ニーア」のスタッフの多くはトイロジックへ移籍していたのですね。ですから、きちんと元のスタッフが関わっています。

 という訳で、いずれも開発を任されるだけの理由がある企業だとわかりました。完成を楽しみに待ちたいと思います。
posted by Dr.K at 18:00| Comment(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月11日

サーホー その2

 アクションゲームで、道中のザコ戦に歯ごたえがあり過ぎて、ボス戦が始まるまでに疲れちゃってる、なんてことがたまにある。「サーホー」はまさにそんな感じ。

 冒頭、ロイ・グループの説明が速い(笑) 「バーフバリ 王の凱旋」の上映時に、「伝説誕生」を5分にまとめたダイジェストが流されたが、それに匹敵する情報量だ。力のあるマフィアなのだな、と思ったところでボスがあっさり暗殺される。
 一方、ムンバイでは、警察が謎の窃盗団に手を焼いていた。その捜査に指名されたのが主人公のアショーク。ゴロツキの巣窟を一人で制圧する格闘術、現場を見ただけで事件の真相がわかる洞察力を持つスーパーマンだ。一方で、好みだからという理由で(?)アムリタをチームに入れ、モーションをかけまくる軟派野郎でもある。いつの間に「シティーハンター」がインドで実写化されたんだろう、言っちゃあ何だがよくある話だ。
 しかし、捜査も大詰めとなったところで、大どんでん返し! 唖然としたところでタイトル! もう1時間以上経っているぞ。

 そこからは加速する一方。ストーリーは二転三転し、今こいつ味方だっけ? 敵だっけ? と混乱することもしばしば。これは何度か観ないと理解できそうにない。アクションシーンも極まっており、趣味のスカイダイビングのエクストリームっぷりには狂気しか感じない。そして、シチュエーションを次々に変えて盛り込まれる戦い、そして戦い。クライマックスまでに観客のほとんどが息切れしてしまう凄まじさだ。
 マフィアの抗争を扱った作品だと、悲劇的な結末に終わるものも多いが、「サーホー」の勢いは止まらない。観客は、近未来に蘇った「バーフバリ」を称え続けるしかない。王を称えよ、未来でも称えよ。

圧倒的カリスマ 10
圧倒的アクション 10
圧倒的強引さ 10
個人的総合 8

他の方の「サーホー」レビュー
アジア映画巡礼:ダンスシーンのムービーを紹介いただいてます
Machinakaの日記:ネタバレあり感想。マイケル・ベイ3本分(笑)
posted by Dr.K at 17:29| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月07日

PCエンジンminiで「天外魔境U」

tengai21.jpg
「我が道に敵なーし!」

 休日なのに外出もできませんので、超大作と名高いこのRPGに手を出しました。PCエンジンはもとより、移植版もプレイしたことがありませんので、これが初挑戦となります。
 驚きました。最近のゲームに負けてないどころか、むしろ口に合うじゃないですか。さすがにグラフィックは古臭いのですが、それ以外は全然いけてます。
 まず戦闘がいい。「ドラクエ2」くらいのシンプルなシステムで、一戦闘が数秒で終わります。PCエンジンminiでは、CDの読み込み時間がないのでますます快適。昔のゲームらしく、しっかりレベル上げをする必要があるバランスなのですが、このテンポなので苦になりません。
 次に世界観。「ドラクエ」や「FF」が西洋ファンタジーをベースにしているので、こちらは日本を舞台にして差別化しています。各地の伝統文化がきちんと生かされていて、作り手の教養を感じさせます。後に「サクラ大戦」を作った広井王子、「俺屍」を作った桝田省治が関わってますからね、さすがです。
 そして、ストーリーが抜群に面白いです。深刻になったりコミカルになったり、振れ幅が大きく表現力豊か。ドット絵が抽象的なのをいいことに、恐ろしい描写を突っ込んでくるのもなかなかです。
tengai22.jpg
敵も実に個性豊か。カブキVS菊五郎とか最高ですね。また、全体にセリフ回しがなんとも味わい深いです。ちょっとヒントをくれるだけの村人でさえいい感じの奴がたくさんいます。
 こんなに隅々までちゃんと作ってあるゲーム、今もなかなかないですよ。
posted by Dr.K at 23:49| Comment(3) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月05日

サーホー その1

 いつの日か、この作品で満員の映画館が沸くのを見たい。心からそう思う。

 「サーホー」は、「バーフバリ」のプラバースが主演するインド映画。近未来都市ワージーを舞台に、マフィアのロイ・グループの跡目争い、それにともなう莫大な財をめぐっての攻防が描かれる。
 3時間にわたる怒涛の映像は、どこを切り取っても演出過剰。一度ではとても書ききれないので、今回は恋愛パートについてとりあげる。

続きを読む
posted by Dr.K at 23:19| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月01日

アイドルマスターエイプリルフールズ

 過去に経験のない、非日常的な状況での新年度となりました。こんな時だからこそ、いつも通りエイプリルフール企画を敢行してくれるゲームが本当にありがたいです。

続きを読む
posted by Dr.K at 23:35| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする