2020年05月31日

宇宙イカ革命「Splatoon2」 その25

 10か月ぶりのフェスは、復刻フェスと銘打ち、第1回と同じ「マヨネーズvsケチャップ」というお題で開催された。第1回の頃の私は、Switchをまだ買えていなかったので、遅れを取り戻せた感じで嬉しい。なお、復刻とはいうものの、後に追加されたステージはもちろん使われるし、〈レギュラーマッチ〉が実装されているため、厳密には過去のままではない。

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 ラストフェスからそれなりに期間が経っているにもかかわらず、多くの参加者でにぎわっている。印象的だったのが、ランク2〜3などの、極端に低ランクのプレイヤーがけっこういたこと。新規にアカウントを作っただけのベテランもいるだろうが、直前に無料体験期間もあったので、新規のプレイヤーが増えているのかもしれない。「どうぶつの森」で本体を買ったユーザーが、2本目としてこのゲームを選ぶ可能性は大いにありうる。

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 それにしても、毎度毎度このときだけのために緻密なイラストをアップする職人さん達には頭が下がる。こんなことに時間をかけて、試合の方にはちゃんと出られるのだろうか(笑)

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 結果は、ケチャップ側の勝ち。(上の絵はハズレ)
 完勝ではなく、〈レギュラーマッチ〉だけは負けていた。私も戦犯の一人で、何しろ久しぶりなので、初めは操作さえ怪しかった。日々鍛錬を欠かさないイカ戦士諸君には迷惑をかけ申し訳ない。そして、慣れたころに終わってしまうのがフェス。これだけにぎわっているのなら、さらなる復刻もありそうだがイカに。
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2020年05月30日

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」、連続上映継続中

 2016年公開の「この世界の片隅に」は、根強い支持によって、全国のミニシアターで上映が継続し、連続上映は1133日(3年超!)に及んだ。これは、中断日のない記録としては、日本で最長だそうである。
 そうなると、昨年公開の「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」も、ロングランを狙いたいところ。実際、各地のミニシアターで転々と上映が続いており、経過は順調だった。
 しかし、そこへコロナである。緊急事態宣言が全国に発令され、すべての映画館が休業を余儀なくされる。連続上映は途絶えた。

…かと思われたが。

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 なんと、茨木の土浦セントラルシネマズが、無観客上映という意味わからん力技で、記録をつないでいたのである。これは驚き。試験やらスポーツやらではないので、固いことは言わずに、こういう酔狂にはぜひ乗っていきたい。
 現在は、各地で映画館が再開されている。ラインアップを見る限りは、まだまだ通常営業とは言い難い状況だが、まずは営業しているということを喜びたい。
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2020年05月23日

「龍が如く7」その2 スジモンGETだぜ!日記

ラ・ラ・ラ 言えるかな
き・み・は 言えるかな
スジモンのなまえ〜♪

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 「龍が如く7」、横浜に舞台を移してからは平常運転(笑)。汚ぇペルソナ、と評されるバトルにも慣れ、数々のドラクエパロディを投げ込んだ挙句、ついにこれである。
 特に新たなミッションをやれ、というのではなく、倒した〈その筋の者〉が記録され、図鑑になっていく。およそ集めたくないし見返したくもない。博士の名前が大鬼怒博士でないのは不満。

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 セガがポケモンをネタにするのは実は二度目。こちらは「セガガガ」の中で開発されるゲーム。さすがにヤバいとなったのか、通常のプレイで出現することはない。初回生産のディスクにだけ残っていた没データのようで、怪しいセーブデータを使った時のみ見ることができた。多数の企業が容赦なくネタにされており、大いに笑ったものだ。
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2020年05月22日

「未来少年コナン」03 はじめての仲間

 コナンは海を越え、別の島を見つける。そこは無人かと思われたが…

 ジムシィとの出会いが描かれる第3話、40年以上たってもその個性は際立つ。今まで、コナンの野生児ぶりをこれでもかと見せられてきたが、ようやく出会った新キャラが、まさかもっと野生児とは。一人で生き抜いてきた人生観も独特で、本当に驚かされる。
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 そしてこの競走である。謎の並走アクションは、幼少時の私にとって大変なインパクトがあった。これぞ宮崎駿の原点にして真骨頂。あまりに印象深いため、ファンの間で〈コナン走り〉と呼ばれるようになった。

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 「カリオストロの城」の冒頭で、その走りがまんま継承されている。よほどお気に入りのアクションだったに違いない。
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2020年05月17日

「龍が如く7」その1 荒川組長半生記

 開幕が突然の時代劇で面食らう。あれ、これ「見参」や「維新」だったっけ。劇中劇とわかっても、誰だかわからない登場人物のドラマにそわそわ。年月が流れ、少年はヤクザになる。
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 それが荒川組長である。中井貴一の重厚な演技で、無茶苦茶かっこいい。ゲームの冒頭はこの組長の背景を掘り下げることに終始するため、主人公のはずの春日一番もすっかりかすんでしまう。
 あれれ〜? サブゲーム満載のコミカルなゲームと伝え聞いていたんだけどなあ。ムービーばかりでゲーム部分がほとんどないじゃないか。ストーリーもシリアスそのもの。なんとも不気味な導入部だ。
posted by Dr.K at 23:31| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月16日

PCエンジンminiで「天外魔境U」の終わり

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 いよいよ大詰めとなった「天外魔境U」、〈右のガーニン〉以降、ボス戦の難易度が非常に高い。負けるたびに、セーブ地点からやり直した昔のプレイヤーは、さぞ大変だったであろう。PCエンジンminiなら、どこでも瞬時にセーブできるので超便利。なんなら、戦闘中に作戦がはまった瞬間にセーブ、などというインチキも可能だ。
 ラスボスとなるヨミは、たたでさえ強いのに、形態を変えての連戦となるため、まともに戦うのはほぼ不可能。攻略サイトを見たら、「二戦目で死ねば、次に来た時二戦目から始められるので、アイテムなど補充しておこう」と書いてあった。じゃあ全滅しとくわ。いいのかその仕様。

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 そして、エンディングの圧倒的な正しさに感心する。仲間が卍丸と別れの挨拶をかわすのだが、見ての通り、画面のこちらに話しかけてくる。卍丸=プレイヤーという一人称の表現になっているのだ。思えば、「天外魔境U」のデモシーンは、その多くが一人称だ。そのことが、テレビアニメなどとは異質な感覚を呼び起こすのだろう。
 そして、一人称シナリオのRPGと言えば「ドラクエ」だ。「天外魔境」がドラクエのフォロワーであるのは明白。しかし、ドラクエの方では「7」になるまでムービーによるデモは存在しなかった。もしも、ドラクエがPCエンジンに参入しCD-ROMで出ていたら、どんな演出をしただろうか、と思ってしまう。
posted by Dr.K at 18:25| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月14日

「未来少年コナン」02 旅立ち

 おじいが亡くなり、コナンは〈のこされ島〉から旅立つ。

 今見るとますます名作だ。というより、子供の頃はアクションしか見てなかったことがよくわかった。ファルコの翼に足でつかまるシーンは、今でも笑える。
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そしてこの場面だ。子供のころ、大きな岩が持ち上がってすげえ、と驚いた場面だが、実は違う意味があった。
 おじいが死に、悲しんだコナンは岩を投げまくる。しばらく後に、おじいの墓標が出てくるのだが、これが石積みであることに気が付いた。コナンは、岩を砕いて墓を建てたのだ。岸壁の上には、いくつもの墓標が並んでいる。おじいより先に死んだ帰還者たちだ。コナンは、おじいが仲間を弔う姿を見続けていて、同じ行動をとったのだろう。そして、旅立つコナンを、朝日を背負った墓標が見送る。こんな神々しいシーンを見落としていたとは、子供(私)の目は節穴である。
 そして、子供の頃大好きだったダイス船長の登場に、今も変わらずわくわくしているのだ。
posted by Dr.K at 20:19| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月12日

諌山創「進撃の巨人」31巻

singeki31.jpg 発刊から一ヵ月遅れての入手。進撃のコロナのせいで、本屋が営業していなかったからである。ネットで買えばいいじゃないかって? いやいや、こういう時こそ、日頃利用している店を応援せねば。営業再開を待って買ったのでひときわ嬉しい。
 完結に向けて、作りがどんどん緻密になっている。一瞬、「前の巻と話がつながらないじゃないか!」と思わせる構成が憎い。連載中から、単行本の区切りをしっかり計画に入れているということなのだろう。
 死亡などで、登場人物がどんどん退場していく中、アニの復活は楽しみな要素だ。ここまで本当に長かった。すっかり変わってしまった世界情勢の中で、彼女はどのような行動を選ぶのだろうか。
posted by Dr.K at 23:35| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月04日

「未来少年コナン」01 のこされ島

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 各局で再放送が目立つようになってきたが、NHKは格が違う。新番組の代わりに、「未来少年コナン」を持ってくるとは。

 最初の放送を見た、とは言ってもなんせ42年前。あらすじレベルの記憶しかなく、ほとんど新番組のような気分だ。
 さすがに歌は古臭さを感じたが、アクションの素晴らしさは全く古びない。サメとの攻防は「ジョーズ」の影響だろうか。そして、コナンがサメを背負っている姿だけは鮮明に憶えていて笑ってしまう。子供とはそういうものだ。
 それにしても展開が早い。もう敵が攻めてきたが、最近のアニメだったら、ここまでに2〜3話かかるのではないか。また、子供の頃にはただ怖いという印象しかなかったモンスリーが、今見るとなかなかもっともな事を言っていて驚いた。かつてコナンと同じ歳くらいで見始めて、いまやラオ博士くらいの年齢になってしまった。感想の変化も楽しんでいきたい。

 デジタルリマスターにあたって、上下をカットした(?)16:9になっているのだけは不満。「ナディア」のときみたいな縦帯つきで別に構わないのだが… 
posted by Dr.K at 19:03| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月03日

パラサイト 半地下の家族

 監督自ら「ネタバレしないで」とパンフレットに書くくらいなので遠慮していたが、映画館の休業により強制的に公開終了となったので書く。

 個人的には、あまり好きなタイプの話じゃない。しかし、こちらの想像をどんどん離れていく驚きがあり、確かに面白かった。これがアカデミー賞とは、審査員は意外に頭が柔らかいな。

以下、ネタバレを含むため注意

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posted by Dr.K at 00:50| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする