2021年03月30日

「進撃の巨人 The Final Season」75 天地

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 「ファイナルシーズン」とは?!

 今回で放送は一旦終了。続きは「今冬」と予告されたので、来年の1月くらいになるだろうか。
 いやはやえらいところで中断した。リヴァイとジークは生死不明。ライナーが再起し、巨人対巨人のバトルも続編へ持ち越しだ。マンガで先のストーリーを知っている者が多いとはいえ、未読組はこれではたまらんな。
 そもそも「ファイナルシーズン」なのに終わらないのはいかがなものか。ドラマ界隈で横行している、「最終章とは言ったが最終回ではない」と同じうさん臭さを感じる。
 クオリティは申し分ないので、再開の折には、しっかり終わってくれることを期待したい。

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 それにしても、アニメではピークのキャラが立っている。車力の巨人とのギャップがいいのかな。アニは巨人になっても美形だったからなあ。
posted by Dr.K at 07:53| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月28日

冬ドラマ最終回の通信簿2021

 衝撃の最終回が話題になっている、「俺の家の話」は最初の方で視聴を辞めました。認知症や介護の描写が、同居中の親と重なってしまってどうにもつらかったです。

「監察医 朝顔」:普通
 連続殺人事件の真犯人がわからないまま終わったので不満を持った人もいたみたいですが、これはそういうドラマじゃないでしょう。あくまで家族の物語として、筋を通したのは立派でした。震災からの歳月を、こういう作品で振り返るのも悪くないです。

「遺留捜査」:普通
 予告編で、「糸村刑事最後の事件」などと煽っていたため、10年にわたるシリーズも終了か、と身構えてしまいました。実際は、いつも通りに事件を解決しただけであり、その後の糸村の行動も平常運転。いずれシリーズ再開もできそうで安心しました。

「にじいろカルテ」:悪い
 村が、いい人ばかりの理想郷として描かれていたため、いずれ別れの時が来るだろう、とは予想していました。ところが、真空先生はあっさり帰ってきます。続編や特番の可能性を残したかったのかもしれませんが、あまりに都合よすぎて、この村はあの世なのではないか、とさえ思えてきました。

「君と世界が終わる日に」:悪い
 和製ウォーキング・デッド、やっぱりダメだったか〜。前半の、安全な場所を求めて仲間と放浪するあたりは良かった。しかし、島に着いた頃から、映像も物語もどんどんスケールダウン。ゾンビも減るし、メインキャストだけで話が進みます。何より、主人公とヒロインを敵対させる流れがうまくありません。Huluで続きをやるみたいですが、ほとんど興味をひかれませんでした。

「天国と地獄 サイコな二人」:良い
 客観的には、結構行き当たりばったりな謎解きでした。でも、オリジナル脚本ということで、毎週ああでもないこうでもないと謎に振り回されたのが楽しかったです。原作があると、誰かがネタバレするのでこうはいかない。結末はちょっと調子に乗った感じもありましたが、入れ替わり演技の面白さに免じて許します。

「麒麟がくる」:びっくり
 年をまたいだ大河ドラマが、2月にようやく完結。「本能寺の変」以後をあえて描かず、光秀は生きているかも? と思わせる結末になっていてびっくりしました。当初の予定通りの着地なのか、コロナ禍で放送回数が減ったためこういうことになったのか、聞いてみたいですね。
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2021年03月27日

FIRE EMBLEM 不易流行 その14

 「ファイアーエムブレム 風花雪月」を再開した。最後に残った青獅子ルートをプレイするためだ。

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(画像はクリックで拡大)

 回想シーンのディミトリが異様にかわいいな! 本編後半では憎たらしいけど(笑)
 青獅子クラスはなんだかイケメンが多い気がしたので、気分を変えるために主人公を女性にした。さてさて、誰と結ばれてやろうか。
 また、3周目ともなると、名声も貯まっており、ゲームが楽勝になると予想される。そこで、少々縛りプレイを試みることにした。黒鷲や金鹿の生徒はスカウトせず、灰狼の4人のみを追加した。
 灰狼の生徒は、DLCの「煤闇の章」では、いきなり特殊職に育った状態で使えた。本編では一から育てなければならないので、使い勝手が大いに異なる。また、灰狼以外のキャラを特殊職に就けることも可能である。何より面白いのは、「煤闇の章」では用意されていなかった支援会話が見られること。ユーリスの出自は謎めいているし、ハピに至っては王国の物語とかなり深く関わるようだ。
 複数回遊んでも変わらず面白いので感心する。
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2021年03月26日

1年遅れでマスクが届く

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 マスクが手に入らなかった去年の春。ドラッグストアに行列が出来たり、価格が高騰したりと大変でした。アベノマスクが配布されたのもこの頃でしたが、結局使ってないや。
 さて、そんな折、電化製品のシャープが、マスクの製造販売を始めて話題になりました。信頼の国産マスクということで、注文が殺到。私も抽選販売に応募してみましたが、当たらなかったので結局よそのマスクを買ったものです。
 この抽選ですが、外れると自動的に次の回にエントリーされる仕組みになっていたのですが、その事をすっかり忘れており、先日突然の当選メールが来たので驚きました。46回目の抽選だそうですが、フィッシング詐欺かと思いましたね。ほとんど一年遅れです。
 今は安いマスクがいくらでも手に入るのですが、せっかくなので記念に買いました。つけ心地が楽しみです。
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2021年03月23日

ジェイド・レイモンドがPS陣営へ帰還

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 小島監督、外国人の彼女ができたのか!
 いいえ、違います。この女性はジェイド・レイモンド。美人過ぎるゲームプロデューサーとして一部で有名な方です。


 Ubisoftで「アサシンクリード」を立ち上げるなど、華々しい実績を持つ彼女に、先に白羽の矢を立てたのはGoogleでした。2019年、未来的なプラットフォームとしてStadiaを発表、専用ゲーム開発のためのスタジオとして、Stadia Games and Entertainmentを設立し、ジェイドをトップに据えたのです。
 しかしながら、Stadiaはイマイチ実績を出せなかったようで、Googleはあっさり自社スタジオの解散を発表しました。


 以降は、サードパーティー各社へのサポートを行っていく、とのことですが、これはもう撤退と言っていいでしょう。ジェイド・レイモンドも新作を発表することなく退社。小島プロダクションの新作もキャンセルされたと聞いています。また、Stadiaの日本でのサービスも結局開始されませんでしたね。
 そもそも、こんな短期間でユーザーを集められるほどのキラータイトルなど開発できるはずがありません。この見切りの早さがGoogleの強みとは言え、ゲームに本気でない態度が露わになり、なんとも腹立たしいです。

 今回、ジェイド・レイモンドはSIE傘下で新スタジオを設立することになりました。腰をすえて、じっくり良いものを作っていただきたいものです。
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2021年03月22日

シン・エヴァンゲリオン劇場版 その2

 よくもまあ、こんな決着をつけたものだ。きちんとした結末を見たい、しかし、エヴァらしい先鋭的な表現も見たい。この両立し難い要望を、奇跡的なバランスで実現して見せている。

注:ここからはネタバレ含む

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posted by Dr.K at 00:05| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月16日

今年は卒業式が復活

 先週は卒業式があり、今年も担当の学生を送り出した。感染対策で、来賓や保護者は入れず、食事もないという、簡素な形式となった。しかしながら、きちんと式典を行えた。これだけでも大きな前進だ。
 昨年は、広がりつつあったコロナがまだよくわかっておらず、卒業式が丸ごと中止だった。得体の知れない感染の恐怖で、学校は身動きがとれなくなっていた。
 それに比べれば、対策がかなり具体的にわかるようになり、感染が出た場合の対処も決まっており、ワクチンも出回りはじめている現在は、格段に良い状況になっている。次年度は、他の行事も再開できるだろうか。
posted by Dr.K at 23:37| Comment(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月15日

シン・エヴァンゲリオン劇場版 その1

 公開以来、facebookで知人の「エヴァ観た」報告に「いいね!」する毎日になっており、大変苦しかった。これはもうエヴァの呪いと言っていいのではないか。辛抱たまらず観てきたので呪いが解けた。

注:ここからはネタバレ含む

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2021年03月07日

24年ぶりの再会 「FINAL FANTASY VII REMAKE」その1

 今月のPS+フリープレイは「ファイナルファンタジー7リメイク」。昨年PS4で最も売れたゲームがいきなり無料。スクエニらしからぬ大サービスだ。

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 ほぼ映画、という気合の入ったオープニングを経て、ゲームの本編が始まった。
 元のFF7は24年前のヒット作。かつてのファンの中で想い出として美化されている映像を、このリメイク版で越えてみせるという意欲をひしひしと感じる。国産のゲームでこれほどのビジュアルのものはほとんどない。見た目に圧倒されていたら、ボス敵にあっさり殺された。アクション性の高い戦闘がイマイチわからない。
 思えば、私は「7」を最後にファイナルファンタジーをプレイしていない。24年ぶりのファイナルファンタジーが再び「7」というのは、何やら因縁めいている。

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 回想シーンで、幼いころのティファが出た。ちょっとこの顔は大人すぎるんじゃないか。何歳の設定かわからないが、不安になるバランスだった。

posted by Dr.K at 00:13| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月04日

「進撃の巨人 The Final Season」70 偽り者

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 ずしりと見ごたえのある話だった。アニメ化で声優の演技が加わったことによって、カビの痛々しさが大幅に増している。
 〈戦士〉として何の疑いもなく育ってきたガビは、マーレの教育を盲信しており、外の世界を客観視できない。ガビは、為政者である大人たちによって翻弄される子供の代表だ。
 一方で、カヤは、サシャの行動から高潔な精神を受け継いだ。これは、大人からの良い影響と言える。ガビとカヤの対決は、カヤの圧勝に終わった。しかし、「進撃の巨人」は、壁の中の者たちの方が正しいとは決めつけない。
 この回は、カヤと対比される者がもう一人いる。ルイーゼだ。ミカサに助けられたことをきっかけに、兵団に入った彼女だが、フロックについてイェーガー派に与してしまう。憧れから盲信する者は危うい。それはどこに所属する者だろうと同じだ。
 ネットでは、ガビが反日韓国人のようだと話題になり、荒れている。そのような見方は、物語のテーマを矮小化してしまう。ここに描かれていることは、もっと普遍的なことだ。
posted by Dr.K at 23:36| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする