2021年06月30日

24年ぶりの再会 「FINAL FANTASY VII REMAKE」その5

 ようやくクリア。なぜタイトルが「リメイク1」でないのか分かった。ここからは元の話と違ってくるらしい。ちょうど、「エヴァンゲリオン」が劇場版において、リメイクから新展開へと舵を切ったように。

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2021年06月28日

ドラマ「ドラゴン桜」最終回の謎

 日曜9時放送の「ドラゴン桜」が、先日最終回を迎えました。
 物語が大団円で終わったのみならず、かつての生徒がゲスト出演という大サービスで、満足度が高かったのではないでしょうか。出演できない事情があったと思われる山下智久を、無理矢理声だけで登場させたあたりも、制作側の並々ならぬ熱意を感じます。
 さて、この最終回で、私は小さな疑問を持ちました。それは生徒の扱いについてです。このドラマは生徒役のキャスティングがなかなか意欲的なのですが、当初は、キンプリの高橋海人と元欅坂の平手友梨奈が、その知名度を生かして中心的な役割を果たすのでは、と予想されていました。事実、前半はそのように進むのですが、この最終回はどうでしょう。完全に、藤井君(鈴鹿央士)の成長物語になっているではありませんか。果たしてこれは予定通りなのか? ドラマのシナリオはかなり臨機応変とも聞きます。鈴鹿央士の演技が素晴らしく、藤井君の人気が急上昇したことをうけて、扱いを大きくしたのかもしれませんね。おかげで感動的な締めくくりになりました。
 校庭のドラゴン桜がすっかり無視されて終わったのも、急な変更を思わせます(笑)
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2021年06月26日

24年ぶりの再会 「FINAL FANTASY VII REMAKE」その4

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 絶景ポイントが多すぎて、通過するのがもったいない。

 クラウドにセフィロス、エアリスにティファといったかつての人気キャラが、最新のCGでリファインされるこのゲーム、意外なことにインパクトも違和感もあまりない。それだけ上手にリファインされている、とも言えるが、リメイクまでに「クライシスコア」やら「ディシディア」やらで、徐々にリアルなデザインに慣らされているという理由もあるかもしれない。

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 それら主要キャラの例と比べると、コルネオを見た時のインパクトは凄まじかった。奴がリアルに描かれるとこうなるのか。元はコミカルなだけのキャラだったのに、やらしいオッサンになっている。リメイクの効果は、脇役ほど大きいようだ。ウォールマーケットの面々は誰も彼もが別のゲームから迷い込んできたかのように濃すぎる。それらを束ねているのがコルネオというのは納得である。ほひ〜
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2021年06月22日

クワイエット・プレイス 破られた沈黙

 原題の通り、「クワイエット・プレイス パート2」にしなかったのはなぜでしょう。

 「音を立てたら即死」のホラー映画の続編。ルール重視のゲーム的な設定なので、ゲームになぞらえて説明すると、この映画は「パート2」というよりは「2面目」という感じの続編です。

(注:以下はネタバレを含みます)

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2021年06月20日

「はじめてゲームプログラミング」その2 認知度アップへの挑戦

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 ゲーム企業を辞めて長いですが、何度聞いても嬉しい言葉です(笑)

 「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」では、レッスンとして7本のゲームを作り、プログラミングを習得していきます。いくつかのレッスンを終え、このソフトに秘められた大きな野望に気が付きました。
 初心者にゲームプログラムを教える場合、ジャンルはだいたい決まっています。「ゼビウス」のような2Dシューティングか、「マリオ」のような2Dアクションです。これらはゲームの基本が入っており、かつ簡単だからです。

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 ところが、「はじめてゲームプログラミング」では、一本目が「おにごっこ」なのです。プログラム的には2Dアクションなのですが、対戦なので一人でテストプレイができません。おそらく、誰かを呼んで操作してもらうことになるのではないでしょうか。このソフトは、家族や友達をまきこむように作られているのです。
 また、「エイリアンシューティング」のレッスンでは、自機としてUFOの素材を呼び出して制作を進めますが、最終段階で自作のキャラにすりかえてしまいます。そして、他の人にも見せよう! とアナウンスが入ります。これはうまい。作ったものを他人にプレイさせるのは、クリエイターの醍醐味ですからね。

 ゲームプログラムなんてのは、熱中すると一人でこもることになりがちです。周囲から見ると、何をしているのかさっぱりわかりません。しかし、「はじめてゲームプログラミング」は、要所要所で周囲にはたらきかける誘導があり、それはゲーム制作に対する認知度アップへとつながります。
 私は専門学校で講師をしていますが、これからは、保護者会で「うちの子は、PCに向かって何をやっているのかさっぱりわかりません」と言われることが減るかもしれません。
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2021年06月15日

グーニーズ

 金曜ロードショーがリクエスト枠で放送したので観た。世代的にはドンピシャなのだが、なんとなくスルーしており、ちゃんと観たのは今回が初である。
 子供たちの冒険に終わらず、ハイティーンの世代が付き添っているのが面白い。スロースのインパクトがすごい。家から大して離れていない地下に、海賊船と宝が隠されているというアイデアに脱帽。近年では絶対作れない味わいだ。

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 映画は観たことがなかったが、ゲームの「グーニーズ」はやったことがある。映画と同じなのはエンディング画面だけ。ゲームでは、鍵を拾って、囚われた仲間を一人ずつ救出していくのだが、映画にそんな場面はない。そもそも仲間が誰一人として似ていない。敵として登場するギャングも、ブルース・ブラザーズのような身なりで、映画とは似ても似つかない。映画ではギャングだけが敵だが、ゲームはネズミを蹴ってばかりいる(笑) ステージの背景やギミックは辛うじて映画に沿っているのだが、折からの裏技ブームに乗っかって、コナミマンなどの謎のキャラが脈絡なく出現する。
 こんなにテキトーなゲームなのだが、BGMはシンディー・ローパーの曲を見事にアレンジしており、これは「グーニーズ」以外の何物でもない、とプレイヤーに印象付ける結果になっている。
 今作ったら、きっと「アンチャーテッド」みたいなゲームになるんだろうなあ。

声優豪華度 10
子供の騒々しさ 8
ノスタルジー 8
個人的総合 6
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2021年06月12日

「はじめてゲームプログラミング」その1 パッケージ版のススメ

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(画像はクリックで拡大)

「おこまりのようですね!」
ハイ、大変お困りです!

 最初の数分で神ツールの予感。一部で話題の「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」を買いました。ゲーム機でゲームを作ると言えば、古くは「ファミリーベーシック」があり、「〇〇ツクール」シリーズがあり、近年では「マインクラフト」が人気です。任天堂からはDS時代に「メイドイン俺」なんてのもありました。
 私がこの「はじめてゲームプログラミング」に注目したのは、事前にプログラミング画面を見たからです。「Unreal Engine 4」に似た、ノードベースのビジュアルプログラムとなっており、しかも「Scratch」のように易しく表現されている。これはぜひ使い心地を試してみなければ、と思いました。

 ところで、このソフトはパッケージ版とダウンロード版とがあります。断然パッケージ版をお勧めします! パッケージ版にはカード形式のリファレンスが付属しており、とっても役に立ちそう。一般的なマニュアルが持ついかめしさがなく、小中学生でも楽しく学習できそうですよ。
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2021年06月10日

諌山創「進撃の巨人」34巻

shingeki34-1.jpg 10年に及ぶ物語がついに完結を迎えた。ちゃんと終わっている。マンガの世界では、これが非常に難しい。
 私は、「鬼滅の刃」の最大の功績は、人気があるからと言って引き延ばしたりせず、作者の望むタイミングで終わらせた方が、クオリティも保たれ商業的にもうまくいく、と業界に知らしめたことだと思っている。

 さて、「進撃」だ。いきなり空飛ぶ巨人が現れたり、最後にひと驚きさせてやろう、という気概が見える最終巻だったが、一番驚いたのは、「進撃のスクールカースト」に完結編があったこと。本編が感慨深い結末だったので、作者の照れ隠しといったところか。
 私が買ったのは、特装版のBeginning。連載決定前のネームが収録されているのだが、驚くほど面白い。かなり後のエピソードにつながる伏線が散見され、物語の仕掛けの見事さに感心する。
 ぶれずに最後まで描き通した作品を見られて、本当に良かった。
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2021年06月06日

シン・エヴァンゲリオン劇場版 その3

 休業していた映画館がようやく開き始めた。「エヴァ」がまだやっていたのでもう一度観た。あらかじめストーリーがわかっていると、細かいところに気が付き、ますます楽しめた。

注:ここからはネタバレになるので念のため

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2021年06月05日

24年ぶりの再会 「FINAL FANTASY VII REMAKE」その3

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 エアリスと会ってからというもの、廃墟マニアにはたまらん風景が続く。

 FF7と言えば、2大ヒロインだが、「リメイク」ではなんだかその印象が異なる。ティファは、格闘系の元気なキャラというイメージだったのだが、今作では回想シーンが掘り下げられたせいか、過去の出来事に関わる繊細な側面が目立つ。一方エアリスは、魔法系のおとなしそうなキャラというイメージから一変、お茶目で外交的な感じになっている。まるで正反対だ。
 「リメイク」なので、ここまでのストーリーはもちろん、セリフも元のゲームをなぞっている所が多い。それなのに印象が違って見えるのは、単にビジュアルがリアルになっただけでなく、声が入ったことが大きいかもしれない。

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 そして「リメイク」では、ジェシーが主要キャラに匹敵する活躍を見せていることも忘れてはならない。実家を訪れるエピソードは、上層階の市民の生活が垣間見られて非常に良かった。病床のお父さんについては、今後触れられることがあるのだろうか。
posted by Dr.K at 14:58| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする