2021年12月31日

2021年のブログ

 オミクロン株とやらは気がかりですが、昨年に比べるとだいぶまともな年末年始を過ごせそう。それでは、恒例の今年の人気記事です。

「Cyberpunk2077」
 その2(1/3) その3(1/16) その4(2/6) その5(2/11)
 最高の世界観でした。PS5を買ったら、別のエンディングを見るために再プレイしようと思っているのですが、買えないのでいまだその機会は訪れません。最もアクセスを集めたのがバグ報告中心の〈その2〉というのが悲しき現実です。

シン・エヴァンゲリオン劇場版
 その1(3/15) その2(3/22) その3(6/6)
 今年の興行収入1位だそうで、おめでとうございます。この映画はたまたまタイミングが合って、2度鑑賞しましたが、二度目の方が面白いという貴重な体験をしました。

「メガトン級ムサシ」
 その1(11/21) その2(12/4) その3(12/12)
 アニメもやっているのに驚くほど売れていません。発売時期がポケモンと近かったのもまずかった。ロボットゲームとしてはかなりの良作、かつオッサン向けのネタも多く含むので、もっとプレイされるべき一本です。

 今年アクセスを集めた過去記事その1。つくづく、人気RPGのモバイルゲーム化って難しいですよね。今年リリースされた「テイルズ オブ クレストリア」も短命に終わりましたし。

 今年アクセスを集めた過去記事その2。〈古の地〉の言い伝えの解釈が評価されているのだとしたら嬉しいです。考察しがいのあるストーリーのゲームと、また出会いたいものですね。

 最近は記憶力の衰えが著しく、ブログを書くことが備忘録になりつつあります。欲張らず、自分のためにこつこつ書き続けていこうと思います。それでは皆様、良いお年を。
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2021年12月29日

珍品堂が勧める2021年のTVドラマベスト3

 「日本沈没 希望のひと」、期待していたんですけど、予算のなさがもろに出ていて、回を追うごとにしょぼさが目立ち悲しかったです。個人的には、高橋一生の怪演に始まり、高橋一生の怪演に終わる一年となりました(笑)

第3位 天国と地獄 サイコな二人
 主役は綾瀬はるかだったはずなのですが、一話で入れ替わってしまうので、実質高橋一生が主演となります。先の読めないストーリーに加え、高橋がサイコな容疑者と女刑事の両人格を見事に演じ分けており、毎週大いに楽しみました。

第2位 ひきこもり先生
 不登校からの復帰を目指すクラスに、元ひきこもりが先生として起用される物語。いつもふざけている佐藤二郎が、まじめに先生を演じていて見ごたえあり。また、高橋克典が悪い校長役で新境地を見せています。最終回で唐突にコロナ対応問題を突っ込んできたのは余計でしたが、それだけ真剣に時勢と向き合っているという証左でもあります。

rohan.jpg第1位 岸辺露伴は動かない
 昨年末の放送で話題沸騰。この年末も新作が見られることになりました。ありがたや。高橋一生と毎回のゲストとの怪演合戦で、常軌を逸した面白さです。原作はおろか、「ジョジョ」すらも読んでいない私が楽しめるのですから、こいつは間違いなく本物です。
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2021年12月28日

珍品堂が勧める2021年のゲームベスト3

 とうとうPS5が買えずじまいだったこともあり、今年は新作ゲームを買うことが少なかったです。やり損ねていた旧作をいくつもプレイしたので、時間はけっこう費やしていたんですけどね。

第3位 メガトン級ムサシ
 カスタマイズにショップにバトル。あらゆる機能に瞬時にアクセスできる利便性は、スマホゲームに学んだと思われます。そのせいで、空いた時間についだらだら遊んでしまう。アニメ1クール分が凝縮されたストーリーとは若干食い合わせが悪いような気もしますが、なかなかの良作です。

第2位 LOST JUDGEMENT 裁かれざる記憶
 ゲームが楽しめなくなるかもしれない、というリスクを顧みず、いじめの問題に深く踏み込んだ本編には賞賛すべきものがあります。しかし私は、様々なクラブ活動にキムタクを放り込んでいじくり倒す、ユースドラマの方をもっと賞賛したいです。夜露死苦ゥ!

第1位 ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング
 想像以上の簡単さと、可能性の大きさに感心しました。もともと、段ボール工作で話題になった「Nintendo Labo」シリーズについていたプログラム機能。それを磨き上げ、単独の商品としたのがこのソフトです。今後、「はじプロ」経験者がクリエイターを目指すのだとしたら、ゲーム業界の将来は明るいです。(画像はクリックで拡大)
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posted by Dr.K at 23:09| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月27日

珍品堂が勧める2021年の映画ベスト3

 「鬼滅の刃」で味をしめたのか、年末のシネコンは「呪術廻戦」に占拠されています。そのせいで、公開されたばかりの大作「マトリックス」や「キングスマン」がいきなり追いやられる始末。これでは何のためのシネコンかわかりません。本来の映画ファンのためにハコを開けやがれ。

第3位 シン・エヴァンゲリオン劇場版
 ここまでちゃんと結末がつくなんて、「Q」の時点で誰が予想できたでしょうか。たしかに、文句をつけようと思えばつけられますが、未完やら第一部完やらでごまかさず、自らケリをつけた庵野監督には感謝しかありません。今後は、原点である特撮へと帰っていく監督を心穏やかに見ていられます。

第2位 アイの歌声を聴かせて
 気持ちの良い映画でした。直球過ぎるストーリーを、ロボットだから、で押し切っています。学園ものでSFでミュージカル仕立てと、「竜とそばかすの姫」に重なりまくっているのですが、内容では全く負けていません。年明けもぽつぽつ上映しているみたいなので、都合のつく人はぜひ!

第1位 ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画
 インド映画と宇宙開発という組み合わせからインパクトがあります。感動の実話、というエッセンスを加えつつも、踊っている間にロケットができてしまう、というようなインド映画らしさもあって、抜群に面白い。全編を貫くポジティブなメッセージ性に、生きる気力がわいてきます。
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2021年12月26日

「VOY@GER」の研究レポート

 デレステでイベント「VOY@GER」(ヴォイジャー)が開催中です。同名の新曲がフィーチャーされているのですが、MVの演出にハッとさせられました。

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 曲の終わり、フェードアウトの後、スタジオの風景が露わになります。背景のセットは、パフュームばりのCG合成だったようです。
 そもそもゲームのMVには制約がありませんから、なんでもありです。デレステでは、空を飛んだり宇宙に行ったりというMVも作られてきました。しかし、「VOY@GER」はこのスタジオ風景があることで、アイドルとしてのリアリティを感じることができます。このためだけにわざわざカメラやスタッフを作っているのは、ただならぬこだわりと言えます。ゲームの開始以来、数えきれないほどのMVが作られてきているのに、いまだに新しい驚きがあるのは素晴らしいことです。

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 さて、イベント内では、モチーフとなった「ヴォイジャー」を知るために、アイドルたちが科学館を訪れます。宇宙に思いを馳せるうち、みくは何だか気が遠くなってしまいます。
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 これは宇宙ネコのパロディでしょう。さすがみく、どんな猫でもネタにする根性がありますね!
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2021年12月24日

ラストナイト・イン・ソーホー

 冒頭、新聞紙のドレスでくるくる踊るエロイーズがとってもキュート。演じるトーマシン・マッケンジーを見たのが「ジョジョ・ラビット」以来だったので、あれから踊り続けてこうなったのか、などと思ってしまいました。

 エロイーズは田舎で祖母と暮らす少女。60年代ファッションに憧れており、念願かなってロンドンの服飾専門学校に入りますが、都会的な同級生に馴染めません。寮で同室となるジョカスタの嫌な女っぷりがリアル。こういう、自分が主役じゃないと気が済まない人、どこにでもいますよね。
 エロイーズは寮を出て、ソーホーの古い屋敷で部屋を借ります。歓楽街の赤や青のネオンがまたたく中眠りにつくと、そこは60年代のソーホー。歌手志望の少女サンディの人生を追っていくことになります。

 エロイーズには、鏡の中に亡くなった母を見てしまうような霊感(?)があり、夢の中においては、サンディの傍観者でもあり本人でもあるような不思議な立場に置かれます。強気なサンディと調子を合わせるかのように、エロイーズもデザインの才能を開花させ、学生生活は順調。しかし、サンディの人生が転落すると、エロイーズは起きている間も恐ろしい幻影にとらわれるようになります。
 ジャンルとしては、ホラーかサスペンスになるのでしょうが、スタイリッシュな見せ方のせいか、映像はあまり怖くありません。しかし、エロイーズは迫真の演技で、恐怖を訴えかけてきます。
 面白かったのですが、男性としてはこの真相は微妙。私がここまでの物語を楽しんだということは、ある意味化け物の側に属することになるのでは、ともやもやしてしまいます。また、結末を知ると、エロイーズが変化していく様子を大家さんがどう思って見ていたのかも気になりました。

かわいい度 9
サスペンス度 8
フェミニズム度 7
個人的総合 8

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2021年12月12日

アップデートで延長戦開始。「メガトン級ムサシ」その3

 ゲーム終盤は、スクリーンショットが撮影不可になっていたので、代わりの画像を貼っておく。

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 「メガトン級ムサシ」の本編をクリア。エンドロールの見せ方が、まんま「パシフィック・リム」で笑ってしまう。教え子が開発に携わっていることは事前に知っていたが、レベルファイブと、開発協力のハ・ン・ドの両方に知っている名前があってびっくり。九州と北海道で、知らぬ間に同窓生によるコラボが実現していたのだ。「ムサシ」の地球はエイリアンに侵略されたが、ゲーム開発はわが校による侵略が着々と進んでいるようでめでたい限りだ。
 エンディングを迎えたものの、ストーリーは驚くほど未完であった。アニメの続編との兼ね合いもあって、勝手に終わらすわけにはいかないのであろう。公式からは、すかさず長期アップデート計画が発表され、来秋まで待つものの、ストーリーの続きも配信されるようだ。

 さて、先日は、無料アップデートの第一弾が配信された。新機体が獲得できるのだが、その過程はメインミッションの続きとして追加される。エンディング後にも関わらず、延長戦が始まったような形だ。本格的な続編まで、こうしてつないでいくのだろうか。なんだかスマホゲームみたいだなあ。
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2021年12月11日

ファミ通の「ICO」特集に思うこと

famiico.jpg 最近のファミ通は、ヒットしたモバイルゲームの〇周年特集記事で保っているようなところがあるが、今回は何と「ICO」の20周年である。そんなに経つのか、と愕然。

 パターン化したモバイルゲームの〇周年とは違い、大変充実した特集だった。
 まず、仕様書や絵コンテなどの公開。PS3版発売時の「神話を紡ぐ」で見たものもあるが、それからすでに10年が経っている。貴重である。
 次に、記念の対談。上田文人は、今までも何かと表に出る機会が多かったが、今回はプログラマーの洞谷仁治も出ている。レアである。
 そして、お祝いコメントのメンツが凄い。米津玄師がファンなのは以前から有名だが、「風ノ旅ビト」のジェノヴァ・チェンや「Last of Us」のニール・ドラックマンが言葉を寄せている。私はこれらのゲームも大好きだが、海外の凄いゲームと思っていたものが、実は「ICO」の影響下にあった、というのはなんとも感慨深い。
 ジェン・デザインには、これからも国境を越えた名作を生み出してもらいたい。
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2021年12月06日

ファイト・クラブ

 「ファイト・クラブについて口外するな」

 という鉄の掟があるのでネタバレ抜きで書く。
 こんな映画のリバイバル上映を観に行くなんて、相当のもの好きだ。しかし驚いたことに劇場は満席。しかも女性が多い。半裸の男が殴り合う野蛮な映画なのにいいのか。ブラッド・ピット目当てのファンだろうか。
 実はこの映画を観るのは今回が初めて。〈僕〉役のエドワード・ノートンのたたずまいが素晴らしい。どこにでもいそうな頼りない男が、ブラピ演じるタイラーに出会って変化していく。タイラーは無軌道で何をしでかすかさっぱりわからない。この組み合わせは、黒木華を綾野剛が引きずり回す「リップヴァンウィンクルの花嫁」に近しいものがある。そして、予測不能に二転三転するストーリー展開は、「パラサイト」に似た感覚を呼び起こした。
 公開当時、この映画は、〈僕〉のように抑圧された人生を送っていた男たちに檄を飛ばす役目を果たしたのだろう。だが今日は女性客が多い。もしかすると、彼女たちも抑圧から立ち上がるために、この映画を観に来ているのかも知れぬ。「オーシャンズ11」や「ゴーストバスターズ」のように、キャストを女性に替えたリバイバル映画を作ったら、存外受けるかもしれない。

不潔度 10
凄惨度 9
カリスマ性 8
個人的総合 8
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2021年12月04日

ハクスラ天国、カスタム地獄。「メガトン級ムサシ」その2

 「メガトン級ムサシ」の戦闘はアクションゲーム。1ステージは10分程度で、ザコを倒しボスを倒してクリア、というオーソドックスなものだ。

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 戦闘が終わるたびに、ローグ(←この物語のロボットの総称)のパーツや武器がザクザク手に入るので、換装して機体を強化していく。ハック&スラッシュの旨味が凝縮されたゲーム性で、天国である。レア度に応じた表示の色分けが、「フォートナイト」と同じというあたりに、このゲームが狙っているユーザー層がすけて見える。
 なお、パーツ換装時の演出がロボ魂にあふれていて誠に素晴らしい。

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 あまりにザクザク集まるので、ちょっとプレイしただけで倉庫がいらないパーツで一杯になる。しかし、リサイクルして強力なパーツに生まれ変わらせることができるので、全く無駄にならないのがうまい。

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posted by Dr.K at 23:24| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする