2022年05月30日

父がコロナになりまして 二日目

 父に陽性の判定が出てから4時間あまりで、保健所からパルスオキシメーターが届く。大変な迅速さだ。

・自宅療養では、毎日保健所に状況報告する必要がある。Webが使えない場合、確認の電話がかかってくることになっている。
・私の場合、Webで報告したにも関わらず、午前と午後の2回、電話がかかってきた。
 酸素飽和度の数字が悪く、急変を心配されているようだ。

・一方、濃厚接触者である私は、不在になる分の仕事をどうするか決めて、報告しなければならない。
・父母は高齢で、近くで買ってきたものを食べる生活だった。
 外出が出来なくなったので、食事の算段をすべて私がしなければならない。
・さらに、保健所や病院から電話がかかってくるため、何も手に着かない。
自宅待機は退屈なイメージがあるが、とんでもなかった

・必要最低限の外出はしてもいい、とのことなので、私一人で買い出しに出る。自治体によっては、自宅療養用のセットを送ってくれるところもあるそうだが、年寄りは慣れたものしか食べないため、なかなか難しいところがある。
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2022年05月29日

父がコロナになりまして 一日目

 父が、発熱とのどの痛みを訴えるので、医者に連れて行ったところ、やはりコロナだった。

・発熱外来は他の患者と接触がないように配慮されているのだが、まるで刑務所の面会室
・あっという間に判定が出る。コロナも蔓延して長いので、先生の方も慣れ切った説明。
・2年前とは違い、抗ウイルス薬が処方される。よく効くらしい。

・父は高齢なので、環境を変えることを嫌がる。とりあえず自宅療養となる。
・家に着くなり、電話が鳴りまくる。
 最初は、保健所からの説明。情報量が非常に多く、履行できる自信がない。
 続いて、薬局から薬の説明。
・幸いカロナールが効き、食事も薬を飲むこともどうにかできた。

・寝室はもちろん、食事、風呂、トイレ、洗濯などすべてを分けなければならない。
 ある程度の邸宅に住んでないと無理だろう。
・母は現状を認識できず、いつも通りマスクなしで父と話そうとする。危ない。
 とはいえ、発症の3日前から伝染は始まるとのことで、普通に過ごしていた私もアウト。
・濃厚接触者の自宅待機は、かつては10日だったが、今は短くなって7日。政治的判断で、医学的根拠に乏しく信頼度低い。期日明けのチェックも今は省かれているそうで、こりゃ感染者が減らないわけである。
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2022年05月24日

初めてPS5の抽選に応募した

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 PS5は、各地で抽選販売が行われているが、それだけのために新たにカードを作ったり会員になったりするのがうっとうしいため、これまで一切応募しなかった。ところがこのたび、日頃利用している店で受付がスタート。それならば、と応募することにした。販売日の決まっている抽選ではなく、入荷があるたびに抽選が行われる方式。確認メールもないシステムのため、応募したことを忘れる可能性が大。そこで、ここに書くことによって備忘録とする。当たれ〜当たれ〜
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2022年05月22日

シン・ウルトラマン その2

 パンフレットもデザインワークスも完売。そりゃあね、あんなの見せられたらね。

注:以下ネタバレ含む

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2022年05月20日

「Horizon Forbidden West」その6 たのしいなかまがポポポポ〜ン

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 仲間の協力により、戦いは敵対するAIとのハッキングバトルへと持ち込まれた。ゲーセンで最新の音ゲーに興じる二人、ではない(笑)

 前作「ゼロドーン」では、アーロイは孤独だった。行く先々で人々を救っていくので、慕われはする。しかし、フォーカスを持ち、過去の文明にアクセスできるのはアーロイだけなので、その冒険の目的は誰にも理解されることがない。敵方のクソ親父、サイレンスを除いては。
 ところが、「フォービドゥンウエスト」では、協力者は拠点に集まり、アーロイからフォーカスを与えられ、過去の文明を知ることになる。メインストーリーを進めるごとに、目的をともにする仲間が拠点に増えていくのだ。昔のRPGで、パーティーのメンバーが増えるのと似たような楽しさがある。ただし、金魚のフンのようについてくるそいつらと違い、アーロイの仲間はフォーカスを通じて遠隔で協力する。つまりリモートワークだ。大自然で動物(ただし機械)を狩るゲームにしては、なんとも現代的で笑ってしまう。
 仲間となるメンバーは、皆出身が異なる。顔ぶれだけ見れば、各民族代表といった感じであり、国際会議でも開けそうな様子だが、その実態はコミュニティをはずれた異端の集まり。まだ結末を見ていないが、彼らがどうやって元の居場所に帰っていくのか心配だ。

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 仲間の中には、他の大陸から調査に来た人もいる。クエンと名乗るその帝国は、元はロシアか中国か? ユーラシアを舞台とする続編への布石となるのかもしれない。
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2022年05月18日

シン・ウルトラマン その1

 「ウルトラマン」を、今日の俳優、今日の技術で再構築。庵野組なのでややエヴァ風味。
 はい、完璧。はい、満点。

注:以下に冒頭のネタバレを含む

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posted by Dr.K at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月15日

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた

 いまや映画賞常連のカートゥーン・サルーンによるアニメ映画。リバイバル上映を観たまま感想を書きませんでしたが、こんなニュースが飛び込んできました。


 待ってました! 海外ではすでに販売されていたのですが、ようやく日本語吹替版も手に入れることができます。ただ、売り方としてはちょっと問題があって。初ディスク化となる「ウルフウォーカー」の、ばら売りの予定がないのです。これは、「ウルフウォーカー」の権利をネット配信大手のAppleTV+が獲得したためです。以前からのファンなら、収録作の単品を買っている人も多いでしょうから、これだけのために高価いBOXをまるごと買わされるのは負担になってしまいます。幸いにも私は、「ウルフウォーカー」でカートゥーン・サルーンを知ったにわかですので、迷わず予約購入です。

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posted by Dr.K at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月09日

「Horizon Forbidden West」その5 みんな大好きトールネック

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 トールネックは、「ホライゾン」最大の機械獣。初めて見たときは、その姿に畏怖さえおぼえたものだ。敵として戦うことはなく、てっぺんまで登ることでエリアのマップを手に入れることができる。役割としては「アサシンクリード」の塔などと同じだ。
 オープンワールドには同様の仕組みを持つゲームが多いが、ただ登るだけではつまらないので、各ゲーム工夫を凝らすようになった。例えば、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」はよく出来ていた。マップを得るために、各地のシーカータワーに登る必要があるのだが、大半は普通に登れない。ルートを探したり、ギミックを活用したりといった、ゲームとしての手ごたえが作られていた。

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posted by Dr.K at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月05日

ブータン 山の教室

 これぞ映画。上映中、心がすっかり奪われた。

 ウゲンは、ブータンの首都に住む若者。教員の任期があと一年残っているが、やる気は全くなく、オーストラリアでミュージシャンになることを夢見ている。そんなウゲンの次の任地は、ルナナという山奥の集落に決まる。
 私はブータンの事を何も知らないので、映るものすべてが面白い。首都のティンプーは、日本で言うと昭和くらいの雰囲気だが、スマホが普及しており、今や若者は世界のどこもあまり変わらないのだな、と思わされる。
 さて、ウゲンと子供の出会いはどんな感じになるのかな、と続きを観るのだが、ルナナが秘境過ぎてなかなか着かない。ガイドに連れられ、野宿もしながら一週間以上かけてようやく着く。車もなければ電気もなく、学校には黒板もない。ウゲンでなくてもくじけて当然だ。
 しかし、ここからの内容は夢のように素晴らしい。自然は雄大で美しく、歌が神々しいまでに響き、そして何より子供たち。久しぶりに現れた先生に、純粋な期待を持って見つめる姿の美しいこと! 映画が何かも知らない現地の子供を起用して撮った、とのことで、演技を越えた何かが宿っている。エピソードの一つ一つが宝石のようで、ウゲンが前向きになっていく過程にも無理がない。

 任期を終えたウゲンは、オーストラリアへ渡る。有名な曲を歌うがお客に全く相手にされず、ルナナで覚えた「ヤクに捧げる歌」を歌い始めるところで映画は終わる。このまま歌手を続けるのか、あきらめてブータンへ帰るのか、あるいはルナナに再び赴くのか。想像の余地のある良い結末だと思う。

映像美 10
子供たち 10
ウゲンの成長 10
個人的総合 9
posted by Dr.K at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月03日

庵野秀明展は本気だった

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 あべのハルカス美術館で開催中の庵野秀明展に行ってきた。ゴールデンウィーク中ゆえ、入場制限の心配があったが、開館直後を狙っていったので抜かりはない。
 庵野のもの作りに対するこだわりや熱量が噴出しており、ただ事ではない雰囲気だった。図録が5000円近くするのも無理はない。そして重い。何かのついでに寄ろう、などと考えぬ方がよかろう。

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posted by Dr.K at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする