2022年07月31日

PS5がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

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 今日の仕事も終わって、そろそろ帰るかな、と思った頃に携帯が鳴った。


 !!

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2022年07月30日

キャメラを止めるな!

 「カメラを止めるな!」をリメイクしたフランス映画。
 監督は、かつて「アーティスト」でアカデミー賞を獲ったミシェル・アザナヴィシウス。とんでもねえな。無名の監督による何のネームバリューもない映画が、突如として日本中でヒットしたというサクセスストーリーに、こんな続きがあったとは。
 大物監督によるリメイクということで、別物になってしまっているのでは、と心配したが、これまたとんでもないことに、驚くほどそのまんま。ゾンビ映画を流してから、その裏側を見せるという全体構成はもちろんのこと、ゾンビ映画部分の細かい仕掛けに至るまで、ほとんどが原作を踏襲している。フランス版に創意が欠けているわけではない。プロデューサー役の竹原芳子がそのまま登場し、日本版と同じにするよう強いているという設定なのだ。つまるところ、リメイクでもあり続編でもあるということになる。すげえ。同じフォーマットで世界中の監督に「カメラを止めるな!」を作らせることが可能だぞ。
 「カメラを止めるな!」の裏には、ダメ監督が奮闘することで、妻や娘の信頼を回復するという、家族の物語が流れていた。「キャメラを止めるな!」では、この点がパワーアップ。元の物語をなぞるだけでなく、妻役にはアザナヴィシウス監督の妻が配され、娘役はアザナヴィシウス監督の娘が演じ、ついでにスタッフの役でも監督の姪(?)が出演している。日本とは比較にならない大予算を組んでいるはずなのに、小さな家族作品のおもむきになっていておかしい。
 ラストシーン、機材が壊れてしまったので、スタッフが協力してカメラを高く掲げる。パンフレットの写真では、原作通りにピラミッドの組体操で持ち上げているのだが、実際の映像はそうなっていなかった。フランスに組体操がないからだろうか? 気になった。

原作忠実度 10
キャスト私物化度 8
竹原悪役化度 9
個人的総合 6
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2022年07月23日

Capcom Arcade 2nd Stadiumで「アルティメット エコロジー」

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 「カプコンアーケードスタジアム」の2が配信された。なんと「アルティメット エコロジー」が収録されている。30年近く前の、ろくに売れなかったゲームが現行機で遊べるとは、開発スタッフの一人として何とも面はゆい。
 プレイしてみて驚いた。「エコロジー」の移植は、国内向けではPSP「カプコンクラシックスコレクション」以来となるのだが、間違いなく最高の完成度となっていたのだ。
 というのもこのゲーム、開発中はローリングスイッチでアーム(砲塔)を回転させる仕様だったのだが、特殊コンパネは売りにくいということで、仕方なくボタンで回転させる仕様で出荷されたという経緯がある。つまり、アーケード版を完全に再現したとしても操作性が悪いのである。
 ところが、この「アーケードスタジアム」版では、右スティックでアームを回転させることができ、操作性が劇的に改善されている。ボタンと右スティックを両方操作するのはやっかいだが、そこはまあご愛敬。わざわざ仕様を追加してくれた移植スタッフに感謝!
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2022年07月18日

「プラネテス」Last Phase そして巡りあう日々

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「よっしゃ! おまえの負け」

 何なのこのしりとり。タナベの奴、勝ちにいってるなとか思ってしまった。ニブチンですまん。
 「プラネテス」は全26話。最近のアニメは、1クールにまとめるためか、最終回が駆け足になることが多い気がする。しかし、この「プラネテス」の結末は非常に贅沢。事件はほぼ前回で終わっており、最終回すべてをエピローグに使っているのだ。デブリ課の面々はもちろんのこと、ちょっと出ただけの脇役に至るまで後日譚が用意されており、満足感がある。
 この作品は、誰も見捨てないのが素晴らしい。テロリストとして重罪を背負ってしまったハキムさえも、ノノとの出会いによっていくらかの救いを得る。月生まれのノノにとって、国という概念は習ったものに過ぎない。その新しい価値観を前に、ハキムは何を考えたのだろう。余韻のあるエピソードになっていた。
 ハチマキは木星へ旅立ち、妻となったタナベは家を守る。ハチマキの実家が浜辺にあって昭和スタイルなこともあり、遠洋漁業の漁師みたいな家庭になっている。未来を舞台にしても、人はそんなに変わらない。そうあってほしいと私も願う。
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2022年07月16日

「FIRE EMBLEM無双 風花雪月」その2 方向音痴

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 おお、ホルスト出るのか! FE本編では、強い強いと噂だけ聞こえてくるヒルダの兄が、無双ではプレイアブルなキャラクターとして参戦する。それにしてもこの髪、どうやら血筋だったようだ。以前はこんなことを言ってすまんかった。

 このゲームの戦闘は、自ら一人のキャラを操作して敵を蹴散らすだけでなく、刻々と報告される戦況に合わせて、AIの味方キャラに指示を出していく。かなりリアルタイムストラテジー寄りのプレイ感覚だ。しかし、そうは言っても無双なので、操作キャラを切り替えて自ら戦う方が格段に強い。…はずなのだが、私には致命的な弱点があった。画面にマップが表示されているのに、目的地に着かないのである。確かに方向音痴という自覚はあるが、こんなひどいのは初めてだ。どうやら自動ロックオンのカメラで感覚が狂うらしい。AIの味方はスムーズに目的地に向かうというのに、ふがいない限りだ。
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2022年07月13日

犬王

 見届けようぜ。アヴちゃんの南北朝ロックフェスを。

 友魚(ともな)は、壇ノ浦に住む漁師の子。平家の遺品を海から引き上げるのが代々の仕事となっている。都から来た侍の依頼で、三種の神器の一つである剣を手に入れるが、剣が発する力で父は死に、友魚は失明してしまう。放浪の末、琵琶法師の一門に加わった友魚は、都で犬王と運命的な出会いを果たす。
 犬王の父は高名な猿楽師であったが、芸の高みを目指すために呪われた面と契約、代償として犬王は化け物の姿で生まれ、名も付けられず動物のように育てられた。友魚と組んだ犬王は、斬新な曲とパフォーマンスで、平家物語を歌う。平家の霊が成仏するたび、犬王の姿は人間に近づいていき…
 物語よりもアニメーションが強烈。現代から一気に遡る開幕、失明した友魚の視界を表した映像、仮面越しの犬王の視界、いずれも面白く印象に残る。後半は一転してフェスとなるが、現代的な舞台パフォーマンスを、この時代の技術で可能ですよ、とハッタリをかます見せ方が楽しい。応援上映などしたら盛り上がりそうだが、このご時世なのでできないのが残念。現代語になっているとはいえ、平家のエピソードを歌っているので用語が聞きづらいのが難点だが、今やっているのは歌詞字幕つき上映なので、初見でも理解しやすくありがたかった。
 ついには将軍の前で舞うまでになった犬王。父はそれを妬み、呪いの面に「あの化け物を殺せ」と命じる。しかし、惨殺されたのは犬王ではなかった。芸のために殺しをためらわなかった父の方が、すでに化け物であったということなのだろう。
 テンションの高い楽曲に反して、結末はもの悲しい。せっかく後の世阿弥が出ているのだから、いっそのこと対バンでもやってみせればいいのに。

アート性 9
歌唱力 10
物語性 6
個人的総合 8
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2022年07月10日

「シェンムーV」があまりにもシェンムー その4

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 エンドロールの最後に出る、鈴木裕のメッセージが泣ける。(画像はクリックで拡大)

 「シェンムーV」を終了した。完結しないのは予想通りとしても、「男坂」をハイエンド化したような映像はやめて。笑うから。
 涼は、ゴロツキのアジトにたどり着く。そこには、「バキ」に登場しそうなボスが待ち構えており、涼は敗北を喫する。レンを連れて行っても歯が立たない。涼は、ボスが使う謎の武術を突き止め、対抗できる技を身に着けようとする。
 このボスが、「シェンムーV」では事実上ラスボスとなる。なので、こいつを憎い、倒したいと思わせる何かが必要だ。他のゲームであれば、敵に悪事の限りをはたらかせ、プレイヤーを煽ってくる…というのがよくある方法だろう。
 ところが、「シェンムーV」は斬新だった。涼は、技書を売っている武術店を回り、謎の武術について聞き込みをする。店長から問われるままに、ボスの構えを説明するのだが、そのときいちいち、ボスの姿が回想されるのだ。これが蛇だの豹だのといった動物を模した拳法であるために、おちょくられているようにしか見えない。そして、私の場合4店舗でこのやりとりを繰り返したため、何度も何度もおちょくられる羽目になり、憎さが倍々に膨れ上がった。いいのかこの盛り上げ方。
 敵の武術がわかると、貝(バイ)老子が対抗できる技を教えてくれる。これが鷂子穿林(ようしせんりん)で、うわあ、困ったぞと思った。この技は「バーチャファイター」でお馴染みのものなのだが、私がどうしても出せないコマンドだったからだ。幸い、「シェンムーV」では簡略化されていたので無事習得することができ、見事エンディングにたどり着いた。

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 最後におまけ。このデモシーンは、見ないでクリアした人も多いのではないだろうか。莎花(シェンファ)がさらわれた以降、ホテルのバルコニーに出ると、涼が空(対岸の城?)に向かって決意を叫ぶ、というものである。こういう細かさがあまりにもシェンムーだ。
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2022年07月08日

「プラネテス」Phase25 惑い人

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「この世に宇宙の一部じゃないモノなんてなくって…」

 半年にわたって楽しんできた「プラネテス」も、残すところあと一話。のどかな日常を描いてきた前半から一転、フォン・ブラウン号がテロリストに襲われるエピソードの緊張感たるや。
 特に前回は、ハチマキがかつての仲間を撃てたのか? タナベはクレアを見捨てるのか? というどでかい引きで終わっていたので、続きが気になって仕方なかった。ところが今回、いきなり半年後の話となり、盛大にはぐらかされる。続きはどうなった? タナベの方は無事なのか? うむむ、小癪な構成をやりおって。そして終盤にようやくわかる事の真相。実に見事、こりゃ名作と言われるわけだ。
 ようやく自分を取り戻したハチマキがどうするのか、最後の一話を楽しみに待ちたい。
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2022年07月04日

「FIRE EMBLEM無双 風花雪月」その1 紫電一閃

femf011.jpg コーエーテクモお得意のコラボ無双。これまで様々な題材が無双化されてきたが、一本たりとも買ったことがない。しかし、「風花雪月」となれば話は別。元のゲームはストーリーを4周もプレイし、DLCも購入するほどのお気に入りだからだ。

 プレイ開始10分で、当たりゲームの予感が押し寄せてきた。「風花雪月」のストーリーを、無双ゲームで再体験しましょう、という内容でも充分成立するだろうに、全く違う話で始まったからだ。主人公は謎の傭兵で、元の主人公が〈灰色の悪魔〉として立ちはだかる。パラレルな視点によって、本編では明かされなかった謎が語られるかもしれないと思うとわくわくする。
 「風花雪月」のセーブデータがあると、ちょっとした特典があるらしいが、さっそく驚いたのが、灰色の悪魔の名前。デフォルトでかつて私が命名した名前になっている。こういう細かいサービスが出来ているゲームなら、今後の展開も期待できようというものだ。

 最初のステージに対して、無粋なツッコミ。ジェラルト傭兵団の人数がやたら多い。少数精鋭のイメージだったんだけど、無双ゲームだとしょうがないか。

posted by Dr.K at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月03日

トップガン マーヴェリック

 間違ってリバイバル上映の部屋に入っちゃったかと思った。それくらい昔のままのオープニングだった。そして、オープニングの印象そのままに、これが「トップガン」としか言いようのない映像が連発する。

注:以下ネタバレあり!

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posted by Dr.K at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする