2022年12月31日

2022年のブログ

 私事ですが、両親が相次いで入院し、趣味も仕事も低調な一年となりました。ブログのために、意識してエンタメとつながっていることが、心の支えとなっています。それでは今年の人気記事をどうぞ。

 ドラマの内容が、イラストレーター古塔つみのトレパク事件と偶然にもシンクロした、という記事です。その後、古塔は新しいスタジオを立ち上げて活動を再開しているそうで、なんともたくましいですが、NFT販売というあたりがうさん臭くてお似合いです。

 わざわざ紹介しておきながら、結局どのゲームもプレイできていません。時間がとれないので、これからもこういう事が増えそうです。そして、「Loop8」に至っては、まだ発売されていません。延期はやばそうだなあ、どうしようかなあ。

シン・ウルトラマン
 その1(5/18) その2(5/22)
 個人的に今年1番と思っている映画のレビューが、多く読まれて良かったです。最近、配信がスタートしたのですが、止めたり繰り返したりして観るとそれはそれで面白いんですよね。構成がテレビ番組的だからでしょうか。

 今年アクセスを集めた過去記事その1。DSの知る人ぞ知る傑作ゲームの紹介ですが、なぜ今さらアクセスが集まったのでしょう。海外ではシリーズが継続しており、スマホやSwitchで新作がリリースされています。もう一度日本語化してほしいですね。

 今年アクセスを集めた過去記事その2。どこからリンクされているのでしょう、思い出したようにアクセスが急上昇します。原作のマンガが、今年連載終了したそうですが、そのせいもあるのでしょうか。

 来年は、これまで通り更新できる状況とは思えませんが、できる範囲で続けていきたいと思いますので、お暇なときにはのぞいて見てください。それでは皆様、良いお年を。
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2022年12月30日

珍品堂が勧める2022年のTVドラマベスト3

 近年の連続ドラマで多くなっている〈二部構成〉が嫌いです。ストーリーのテンポアップをはかりたいのは分かるのですが、大体は後半の出来が悪い。「アトムの童」は典型的なそれでした。ゲーム賞を獲りに行くところまでは、本当にいい流れだったんですけどねぇ。

第3位 恋せぬふたり
 こんな形のセクシャルマイノリティがあったんだ! 私にとっては毎回驚きと発見に満ちた作品でした。フィクションではありますが、実際にこういう人が存在し、無理解にさらされていると知れたのが良かったです。何より、特殊な人の特殊な話で済ませず、誰もに当てはまる普遍的な結末に向かうところが誠実でした。

第2位 初恋の悪魔
 警察組織のはみ出し者が、連続殺人事件の真相を暴いていきます。主要なキャラが変人ばかりで引くのですが、どこか共感できるリアルなやり取りに見ごたえがあり、いつのまにか好きになっていました。ミステリーでありながら、コメディでもあり、恋愛ものでもある。この複雑怪奇な味わいは、さすが坂元裕二という感じです。

第1位 妻、小学生になる。
 堤真一が小学生相手にデレデレしている、という絵面がなかなかヤバいのですが、そんな第一印象を吹き飛ばす感動のファンタジーでした。小学生でありながら大人、という難しい演技を完璧にこなした毎田暖乃は本当にすごい。久しぶりに見た蒔田彩珠が、珍しくおとなしい役をやっていたのも印象的でした。
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2022年12月28日

GOD OF GAMING EXPERIENCE !! GOD OF WAR RAGNAROK

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 メインストーリーをクリア。濃密、かつ極上のゲーム体験だった。以下に詳しく記す。

●ストーリー
 こういうアクションゲームでよく見るのが、ストーリーに凝っているのが始まりと終わりだけで、中盤が退屈になっているというパターン。
 ところが、「ゴッドオブウォー ラグナロク」では、息もつかせぬ急展開の連続。そろそろやめようかな、と思ったところに次の事件が起こるので、中断するのに思い切りが必要なほど。

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●キャラクター
 前作では、ほぼクレイトスのみのゲームだったが、息子のアトレウスが成長し、プレイアブルになる場面が増えた。また、ストーリーの進行によって同行キャラが目まぐるしく変わり、戦い方も異なるので、飽きることがない。

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●レベルデザイン
 一般に、ゲームのボリュームが大きくなってくると、水増し感のあるステージが出てくるものだが、このゲームはそれが極端に少ない。
 サブクエストにも凝ったストーリーが用意されているので、なるべくクリアしたい気持ちになる。とあるサブクエストでは、専用のボスとなるドラゴンが複数用意されている。普通ならメインで出すべき水準のボス戦を、脇道に置く贅沢さに感嘆する。
 ギミックのアイデアも凄い。例えば、扉を開けるという仕掛けだけでも、何十種類ものギミックが実装されている。同じものが繰り返されることがほぼなく、常に考えて解くことを要求されるのだ。これは、やりがいを感じる人も、しんどいと感じる人もいそうだ。

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●テーマ
 北欧神話という題材は、あまり親しみがなく、神々のキャラもピンとこない人が多かろう。しかし、様々な親子の形をテーマにした物語は、ハリウッド映画のような普遍的なドラマとして描かれている。アクション部分の難易度を下げれば、誰にでも楽しめるようになっているので、ぜひチャレンジしてみてほしい。

 最後に余談。エンドロールが短くて意外、と思っていたら後日談となるエピソードをクリアしたときに長いやつが流れる仕様だった。これは見てない人が多いんじゃないか。
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2022年12月25日

珍品堂が勧める2022年の映画ベスト3

 年末年始は、映画館も盛り上がっている感じがしますね。私も「アバター」の新作はぜひ3Dで鑑賞したいのですが、3時間越えの長さにびびっています。また、予想を超える傑作だった「かがみの孤城」については、後日レビューにまとめたいと思います。

第3位 トップガン マーヴェリック
 昔ヒットした映画の続編が、長い時を経て作られる、なんてのは今どき珍しくもありませんが、「トップガン」は格が違います。例えば私は、前作がそれほど好きではありません。ところが、「マーヴェリック」を観たとたん、前作までもが名作に見えてくるのです。この面白さ、このパワーには感嘆するしかありません。

第2位 RRR
 アニメなのにアクションが少ない作品に対して、「実写でやれ」という文句を耳にすることがありますが、この映画はその逆。アクションが過剰過ぎて「アニメでやれ」と言いたくなります。もう一度観る機会をうかがっているのですが、土日は満席が続いており、ファンの支持の厚さにも驚いています。

第1位 シン・ウルトラマン
 客観的なことを言うと、「RRR」や「トップガン」の方が優れた映画です。しかし、「シン・ウルトラマン」は、他で代えがたい体験をもたらしました。わずか2時間の間に、40数年前、ウルトラマンが好きだった私を思い出させてくれたのです。映像もストーリーもリニューアルされているのに、この懐かしさはどうしたことでしょうか。
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2022年12月23日

珍品堂が勧める2022年のゲームベスト3

 夏にようやくPS5が手に入りました。話題になった「The Matrix Awakens」が配信終了していたのは残念でしたが、これで当分は最新ゲームをフォローし続けられます。来年は「ホグワーツ・レガシー」に期待しています。

第3位 ペルソナ5 ザ・ロイヤル
 バージョンアップ版であり、リマスター版でもあるこの一本。すでにプレイした人が買いなおすほどのことはないかと思われますが、私にとっては初めてのP5になりますので、何もかも新鮮で面白いです。まだ序盤のようですが、ストーリーがこんなに良いとは思わず、正直なめてました。ひき続き楽しんでいきたいと思います。

第2位 Horizon Forbidden West
 前作から、理想的なスケールアップを遂げたこのゲーム。こつこつとマイペースに狩りを楽しみました。物語は、海外ドラマのような、続編への壮大な仕込みをちらつかせて終わるのですが、来年の有料DLCで何か語られるのでしょうか。それまでに、PS5版へのアップデートを済ませておこうと思います。

第1位 GOD OF WAR RAGNAROK
 前作も密度が濃かったのですが、さらに凄いことになってます。ゲームのバリエーション、キャラクターの掛け合い、怒涛のストーリーなど、エンディングまで息つく暇もありません。メインルートの作り込みについては、このゲームを越えるものはそうそうありません。詳しくは、後日レビューしようと思います。
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2022年12月15日

「東方ダンマクカグラ」はなぜ終了したか

 モバイルゲームの授業で、質問があった。
 「東方ダンマクカグラ」はなぜサービス終了したのか、というものだった。興味深いので、ここで記事にする。
 そもそも、普通はこんな質問など出ない。サービス終了するゲームは、単に人気がなかっただけのことだからだ。しかし、「ダンカグ」は違うようなのだ。

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 「東方ダンマクカグラ」は、東方シリーズの楽曲を使ったリズムゲームだ。1年ちょっとでサービス終了したが、直後にオフライン版の「ファンタジア・ロスト」の制作を発表。クラウドファンディングを開始したところ、目標を大幅に上回る1億円以上もの支援を獲得した。つまり、人気はあり、お金を出してくれるユーザーもいたということなのだ。
 ではなぜ「ダンカグ」はあっさりサービス終了になったのか。理由としては2つほど考えられる。
 1つは、マネタイズの甘さ。「ダンカグ」は、500万ダウンロードを達成しており、プレイヤーはそれなりにいた。しかし、その割には売上ランキングは低かった。良く言えば良心的、その反面、課金したくなる導線が弱かったのかもしれない。
 2つ目は、営業計画。「ダンカグ」のパブリッシュはDeNAが担当していた。「東方」ブランドへの期待は大きく、目標金額が高かった可能性がある。普通に売れたとしても、営業計画を下回れば、終了の判断が出てしまう。
 今回、DeNAを切り離して、開発チームが自らクラウドファンディングを始めたという経緯を見るに、2つ目の要因が大きかったのではないかと察せられる。さてさて、「ファンタジア・ロスト」の今後はいかに。
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2022年12月14日

「GO」でタクシーを呼んでみた

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 竹野内豊のCMでお馴染みの「GO」を使ってみた。

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2022年12月11日

ワールドツアー上映「鬼滅の刃」

 ハッキリ言うが迷惑。

 テレビアニメ「鬼滅の刃」3期の放映を控え、2月に映画館で〈ワールドツアー上映〉が行われることになった。その名の通り、世界各地で実施される。
 私は以前「遊郭編」の最終回に寄せて、こんな文を書いている。

 「無限列車編」は、劇場公開の後、テレビ版に再編集されて放送された。ならばその逆も可能なはずで、「遊郭編」を劇場にかけ、来るアニメ3期までの間をつなぐというのはどうか。あの戦闘を大スクリーンで見たい、という需要はけっこうありそうに思えるのだが。

当たらずとも遠からず、という結果になった。しかし、ここで想定していたのは、「遊郭編」の総集編のようなものだ。〈ワールドツアー上映〉の中身は、「遊郭編」の10〜11話、「刀鍛冶の里編」の1話であり、編集すらされていない、テレビアニメそのままのものとなる。
 これがまず気に入らない。映画館のスクリーンをただテレビのプロモーションに利用している。一時の勢いはないとは言え、「鬼滅」なら客は入る。このせいで上映機会を減らされる映画が本当に気の毒だ。宣伝ならネット配信でもいいじゃないか。
 さらに気に入らないのが、予算も手間も削っていること。実は、テレビアニメのプロモーションとしては、「兄妹の絆」も同じような役割だった。しかし、そちらは総集編ながら映画としての体裁を整えてあった。新しく始まる「鬼滅」の成功を願って、謙虚な姿勢で作られていたように思う。ところが今回は、「無限列車編」の大ヒットで天狗になったのか、テレビのままでいいだろうという傲慢さだ。
 こんなのを許したら、ただ画面が大きいだけのテレビアニメがどんどんスクリーンを埋めることになる。映画ファンにとっては非常に迷惑だ。
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2022年12月07日

中裕司、インサイダー取引で再逮捕


 前回の逮捕の時には、ずいぶん小さな額の取引で逮捕するもんだな、と思ったものだが、別件逮捕で余罪を追及するということだったらしい。複数の企業の株でこれだけの取引が見つかっては、言い逃れは難しい。

 中裕司といえば、セガを支えた天才プログラマー。「ソニック」シリーズや「ナイツ」、「PSO」の生みの親であり、いずれもプレイしたが間違いなく名作、その実績は極めて大きい。
 最近は、「バランワンダーワールド」が不出来だったが、ゲーム作りに失敗はつきもの、あまり気にしていなかったのだが、スクエニを訴えたあたりから何かおかしいと感じ始め、(中氏は関わっていないが)「ソニックフロンティア」がついに発売されたところで、この逮捕である。わけがわからない。
 中氏は、セガ時代には、開発子会社の社長や、役員までを歴任している。「PSO」開発チームをはじめ、中氏の部下だったスタッフが現在も多数活躍しているはずで、そうした方々の心境を考えると何ともいたたまれない。大成功を続けなくても良い。かつて尊敬した上司には、こつこつと自分の作品を作り続けて引退までを過ごしてもらいたいものである。
 ちなみに、私のかつてのボスは、YouTuberとして暴れているが逮捕はされそうにないので良かったです。
posted by Dr.K at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月03日

すずめの戸締まり

 面白かったが、それ以上に次の新作が気になる

注:以下にネタバレを含む

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posted by Dr.K at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする