2023年02月28日

PS5で「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」 その5

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 物語はついに「ザ・ロイヤル」の追加部分である1月に突入した。新キャラの芳澤が大活躍…する予定。

 私はもとの「ペルソナ5」をプレイしていないので、12月までの部分にどの程度手が入れられているのかわからない。しかしながら、おそらくラスボスだったであろう敵を倒したので、これ以降どうやって続くのか気になった。もともと完成度の高かったストーリーに、余計な追加などしたら蛇足になりかねない。
 だが、そんな心配は無用だった。1月からの物語は、ホラーと言ってもおかしくない不気味かつ驚きに満ちた展開で、私は引き続き夢中になってプレイしている。元の「ペルソナ5」の盲点となる部分を突くストーリーは、一見の価値がある。
 …とはいうものの、それだけのために「ザ・ロイヤル」を買うのは、大部分が同じストーリーなので元のユーザーには勧めにくいところがある。最初からこの状態で出れば良かったのに! と言うのはあまりに贅沢か。
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2023年02月27日

「漫勉neo」がついに手塚治虫!

 「漫勉neo」は、浦沢直樹がマンガ家の仕事現場を取材する番組。約一年ぶりのシリーズ再開が、まさかの手塚治虫でびっくり。この番組は、執筆中の原稿を定点カメラによって撮影し、それを見ながら作者と浦沢が対談するというのがいつものスタイル。なので、故人をテーマすることはこれまでなかったのだ。
 そこで今回は、手塚本人に代わって元アシスタントを招いての対談となった。手塚の生前、NHK特集で「手塚治虫 創作の秘密」という番組があり、その映像が使われるところまでは予想通り。浦沢が、マンガ家ならではの視点で映像を分析しており、単なる作品の解説とは一線を画す内容になっていた。さらに、下書き原稿などが続々登場し、資料としても貴重だった。

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 特に、この「火の鳥 乱世編」第二回の原稿には驚いた。廃刊に伴い一回きりで中断した「COM版 乱世編」は、古書店で買ってどうにか読んだ。構想ノートや書きかけの原稿さえも、何らかの形で出版されていることが多い手塚治虫だが、この原稿は公開されたことがないんじゃないか。番組は録画したので、一時停止を駆使したら何とか読めるだろうか。
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2023年02月23日

PS5で「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」 その4

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 その後、順調にゲームを進めている証拠の画像。

 カジノのステージをクリアすると、物語は再びオープニングの時点へと戻る。いよいよその後の話が見られるのか、と楽しみにしていたら、二転三転どころではない急展開。デモシーンが多くなるため、買い物にも行けないし、ベルベットルームも使えないし、セーブも出来ない。こりゃ困った。

注:以下にネタバレ含む

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2023年02月21日

「銀河鉄道999」の思い出

 松本零士が亡くなった。私にとっては、手塚治虫以来の喪失感である。
 というのも、私の人生に最も影響を与えたマンガが「銀河鉄道999」だからだ。

999.jpg 幼少時の私は、鉄道が好きだった。なので、汽車が宇宙を飛ぶアニメに一発で引き込まれ、直ちにマンガを買い集めた。読むだけでは飽き足らず、ほぼ全ページを模写。キャラクターは全く真似できなかったが、車掌は描けた(笑) この経験から、私は漫画家を夢見るようになった。
 「銀河鉄道999」は、永遠の生命を問うSF要素、メーテルとの初恋など、青年向けの作品として語られることが多いが、実は子供心に満ちた作品である。訪れる惑星は破天荒の極みで、宇宙のどこに行ってもラーメンとビフテキがあり、ヒーローは作品を越えて駆けつける。考証やら整合性やらを無視した大らかさが子供にはぴったりだった。
 大学生になった私は、サークルでマンガを描くようになったが、ここで再び「999」のお世話になる。背景を描くときの資料に使ったのである。一作の中で、砂漠からジャングルから都会からスラムに至るまで、ありとあらゆる背景が網羅されているなんて、このマンガ以外にはそうそうない。
 マンガをあきらめた私は、ゲーム企業への就職を果たす。絵を描き続け、ストーリーを考え続けてきたことが、企画の仕事に大いに役立った。「999」があったればこその人生と言って過言ではない。

 なお、「999」は、劇場映画がヒットしたが、私はあれを評価せず、いまだにまともに観ていない。鉄郎はがに股のブサイクでなければ意味がない。メーテルと釣り合うような外見ではダメなのだ。
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2023年02月20日

エンドロールのつづき

 9歳のサマイは、父の手伝いでチャイの売り子をしている。ある時、家族で観た映画に魅了されたサマイは、その後、チケットを買わずに映画館に入ったことがバレて、外へ放り出されてしまう。そこへたまたま居合わせた映写技師が、サマイの弁当と引き換えに、映写室で映画を見せてくれる。いくつもの映画を観るうちに、サマイの映画への情熱はさらに大きくふくらんでゆく。

 インド版「ニュー・シネマ・パラダイス」かと思わせて、物語は意外な方向に転がっていく。「ニュー・シネマ・パラダイス」のトトは、映画に興味を持ち続け、青年期には自らカメラを持って撮影にも挑戦した。しかし、「エンドロール」のサマイはあまりに無学だった。全く仕組みが分からないまま、映画がスクリーンに投影される、その現象の神秘に心を奪われた。自分たちで映画をうつそうとし、光を捕まえようと試行錯誤するシーンは、美しくもあり不憫でもあり、あまり経験のない感情が沸き起こった。

注:以下に結末までのネタバレを含む

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2023年02月19日

未来イカ革命「Splatoon3」 その6

 エキスパンション・パス(有料追加コンテンツ)が発表された。WiiUのときからプレイしているユーザーとしては、「ハイカラシティ」の配信は感慨深いものがあるが、冷静になって見ると、Windowsのバージョンが新しくなった時に出る〈クラシックスタイル〉スキンと同じで内容に影響がなさそうだ。今のところは新ストーリーの配信まで見送る予定。

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 さて、バレンタインフェスはというと、〈ホワイトチョコ〉陣営の完封勝ち。得票数については、ホワイトチョコにそんなに人気があるはずはない。白インクを使ってみたいプレイヤーが多かった結果ではないかと推察される。

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 かく言う私は〈ミルクチョコ〉を選んだ。すると画像のような髪の色になるのだが、質感といいツヤといい、実にチョコらしいので気に入った。

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 そして、前回のフェスでプレイし損ねたトリカラマッチを試してみた。画像は貴重な勝利の瞬間。3チームが入り乱れるので、とにかくわちゃわちゃしており、状況を把握するのが困難に感じた。

 フェス中であっても、ナワバトラーをプレイすることは可能だ。何気なく、対戦相手にフウカを選んでみたところ、不在とのことでプレイできなかった。フェスのステージに出演しているから、という理屈だがさすがに芸が細かい!
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2023年02月18日

ドラマ「大奥」に謎の役職を導入

 NHKの「大奥」が面白い。
 原作のマンガの知名度が高く、10年ほど前にドラマ化、映画化もされているので、男女逆転の徳川幕府というインパクトは当時と違って、ない。しかし、次々に代替わりするキャストの誰にもハズレがなく、女将軍を見事に演じ切っているので、見ごたえが異様な水準に達している。
 先日の6話では、5代綱吉を演じる仲里依紗の過激な濡れ場があった。表では色狂いを装いつつ、跡継ぎをもうけるために望まぬ子作りを続ける将軍の悲哀が熱演されていた。あらかじめ話題になると見越していたのだろう、公式からは次のようなツイートが投稿された。

大奥ではNHKで初めてインティマシー・コーディネーターを導入しました。ヌードやキス、セックスなどインティマシー(親密な)シーンにおいて、制作側の意図を十分に理解した上でそれを的確に俳優に伝え、演じる俳優を身体的・精神的に守りサポートする役割の方です。

 物語では、綱吉(仲里依紗)がゲイの男二人を寝所に招き、戯れに目の前で睦み合うよう命じる。右衛門佐(山本耕史)は、将軍の力を人を辱めることに使ってはならない、と諫める。綱吉は、では自分が子作りを聞かれているのは辱めであったのか、と初めて本音を吐露する。
 そして、現実には仲の濡れ場がスタッフや視聴者にさらされているわけであり、その点への配慮は当然必要だ。しかしながら、こんな職業が存在するとは知らなかった。そして、初めての導入をわざわざ伝えるNHKの姿勢に、並々ならぬ意欲を感じ、続きにも期待してしまうのである。
posted by Dr.K at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月10日

「ホグワーツ・レガシー」その1 快調な滑り出し

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 「ホグワーツ・レガシー」を買いました。ハリー・ポッターについては、こんな程度の知識しかない私ですが、問題なく楽しめています。
 このゲームは、主人公を作るところから始まります。海外ゲームのキャラメイクは、どう作ってもしっくりこないことが多いですが、今回はたまたま非常に気に入った顔があり、すぐに決めることができました。ゲームが始まると、表情が素晴らしくてさらに気に入りました。名前はミンディ・マクレイディとしました。映画「キック・アス」のヒロイン、ヒットガールの本名です。
 主人公はホグワーツの新入生。しばらくは呑気な学生生活だろう、と思っていたのですが、オープニングから大ピンチ。ハリー・ポッターに負けない大きな宿命を背負ってのスタートとなります。最初のバトルからなかなか難しく、油断のできないゲームとなりそうです。

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 どうにか城にたどりつき、組分けの儀式が行われました。結果はレイブンクロー。映画の中では影の薄いクラスでしたが、そのぶん自由に立ち回ってやろうと思います。
posted by Dr.K at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月09日

初めてメルカリを使ってみた

famitsuu.jpg 先週の「ファミ通」を買いそびれた。何件か本屋をまわったが売り切れ。ネット通販なら買えるだろう、とたかをくくっていたら、電子書籍版しか買えない。驚いたことに、版元のエンターブレインでも売り切れになっている。

 買えないとなるとどうしても欲しくなるのが人情で、もしかしてと思ってメルカリを見てみたらやはりあった。少々お高いが、評価の高い出品者なので思い切って買う。
 まずはアカウントを作るところからスタート。それが済んだら商品を選択。直ちに料金を支払うことになるので、かなり心配。本当に送られて来るのか。
 今回の出品者はプロらしく、あっという間に届いた。梱包にも隙が無く、しかも新品である。こりゃ高評価つけちゃうよ。
 アカウントも作ったことだし、今度は売る方もやってみようかなあ。
posted by Dr.K at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月02日

PS5で「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」 その3

 せっかくオクムラパレスをクリアしたのに、フタバパレスのボス戦からやり直しになった。

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 オクムラパレスのボスに苦戦し、攻略サイトを見たことは前回書いた。サイトには当然、その他の攻略情報も載っている。その中に看過できない情報があった。
 「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」は、「ペルソナ5」の拡張版だ。キャラクターが追加され、ストーリーも3学期が追加されている。ところが、3学期へ進むためには、丸喜とのコープ(仲間との支援度を上げるサブストーリー)をクリアしなければならないというのだ。なんという事。私は丸喜を後回しにしており、このままでは間に合わない。
 その場合、ゲームは2学期で終了となり、結末は元の「ペルソナ5」と同等になるらしい。

 さて、PS5のユーザーは、PS+に加入している場合、PS4を代表するゲームのいくつかを無料でダウンロードできる。そして、最近まで「ペルソナ5」がラインアップされていたのだ。私は、無料版ではなく、わざわざ「ザ・ロイヤル」を購入しているのだから、3学期を見ないなどありえない! という訳で、数十時間遡って、丸喜や明智のコープを軸に、やり直しを敢行することにしたのである。周回すればいいじゃん、という意見もあろうが、こんな大作を二周もする暇は私にはない。

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 そして、やり直しても武見のコープはつい進めてしまうのだった。キャラが良すぎる。
posted by Dr.K at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする