相変わらず初報を「はちま起稿」で見てしまうダメっぷりで、「またまた、同姓同名の別人を使った引っかけ記事か。このクソサイトが!」と毒づいたら、マジだった。急すぎる。
マンガ家仲間から、心のこもった追悼文が次々に寄せられているが、鳥山明はゲーム業界にも大きな足跡を残しているのはご存知の通り。そこで、以下、各ゲームの追悼文を見比べてみよう。
まず、「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」「ドラゴンボールレジェンズ」の公式Xは文面が同じであった。おそらく、版権元のバンダイナムコから指示が出ているのだろう。
次に、アニメの新作とゲームの新作を間近に控えている「SAND LAND」。
鳥山明先生のご逝去の報に接し 謹んでお悔やみ申し上げます
『SAND LAND』ではさまざまなお力添えをいただいておりました
生前のご功績を偲び 心からご冥福をお祈りいたします
「ドラゴンボール」のような大ヒット作と異なり、趣味に走って描いた小品という雰囲気があり、鳥山明先生もリリースを楽しみにしていたのではなかろうか。
最後はもちろん「ドラゴンクエスト」。
堀井雄二のコメントが痛切。一方で、「星のドラゴンクエスト」「ドラゴンクエストタクト」「ドラゴンクエストウォーク」の各アプリは、ドラゴンクエスト宣伝担当の追悼文をリポストする、という共通仕様。サービス終了済みの「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」にも追悼文を載せる丁寧さは評価するが、いずれも異なる会社で作られたゲームなので、独自の文面がないのはだいぶ冷たい感じがする。
その点、オンラインゲームとして長く開発・運営を続けている「ドラクエX」は、プロデューサー個人の文言を載せておりさすがである。
さて、気になるのは開発中の「ドラクエXII」であるが、産経新聞によれば、
スクウェア・エニックスは8日、シリーズのキャラクターデザインなどを手掛けた鳥山明さんの死去に関連し、制作を発表している続編「ドラゴンクエストⅫ 選ばれし運命の炎(ドラクエ12)」は、発売を目指して開発を進める方針を明らかにした。
同社は、鳥山さんがドラクエ12の開発にどうかかわったかや、鳥山さん死去の開発への影響などについて「詳細な回答は控える」としている。
とのこと。すぎやまこういちの最後のゲームになるはずが、鳥山明にとっても遺作になってしまった。スタッフへのプレッシャーは大変なものだと思うが、しっかり完成させていただきたいと思う。