2024年04月29日

「ユニコーンオーバーロード」その5 大陸平定!

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 100時間以上かけてようやくクリア。難易度は〈タクティカル〉を維持。ヒロインは素直に(?)スカーレットを選びました。

 ガレリウス戦はきつかった。一度の戦いで倒せないものの、いくらかはダメージを与えられるので、複数の部隊を繰り返しぶつけることにしました。ところが、ガレリウスは一戦ごとに大幅に回復してしまうので、何度戦っても体力満タンになり倒せません。広い戦場を長時間かけて攻略し、ようやくたどりついたボスなのに、ここでやり直しになってしまうのでしょうか。
 攻略サイトに頼ると、ガレリウス専用に編成を組み直せ、とあります。手近な自陣から退却すれば、編成を解体して組み直せるというシステムを、最終ステージになって初めて知りました。「ファイアーエムブレム」等では、一度戦場に入ったらメンバーの変更はできないですよね。このゲームにもそういう制約があると思い込んでました。ともかく、最強と思われるメンバーをアレイン隊に集結し、〈コルヌの聖杯〉をつぎ込んでブレイブスキルを乱発、不細工ですが何とか勝つことができました。
 仲間たちのその後がちょっとだけ見られるエンディングもいい感じでした。

 以降は、クリアを記念し、ゲームの終盤に活躍してくれた隊を紹介します。
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2024年04月23日

未来イカ革命「Splatoon3」 その17

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 桜の季節にはちと遅いが、先日のフェスは「Spring Fest」と銘打ち、街も華やかな装いにイメージチェンジ。
 相変わらず戦績は悪く、スパイガジェットソレーラを装備した時しか勝てない。不人気武器は対策も浸透していないので、私程度の力量でも通用する、ということなのかもしれない。

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 所属する〈こうさぎ〉陣営は最下位。実感として、こぐま陣営は強かった。わざわざ〈くま耳〉を装備しているプレイヤーも多く、気合が違う。もともと、サーモンランやヒーローモードで熊とは縁があるゲームということを失念していた。うさぎにうつつを抜かしている女子供がかなうはずもない。

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 櫓を眺めていたら、すりみ連合の面々も、今回だけのスペシャル衣装を着ていることに気が付いた。音楽もアレンジバージョンになっているし、色々と手が込んでますなあ。
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2024年04月21日

哀れなるものたち

 2月に観たのですが、感想がどうにもまとまらず、後回しにしてしまいました。

 主人公のベラは、自殺した妊婦の頭に、胎児の脳を移植した、言うなれば実験体です。彼女を作った医師ゴッドウィンは、ベラを自宅で育て、観察しているようです。ベラの精神は急速に成長し、外の世界を知りたいと言い出します。頭は子供、体は大人のベラの、冒険が始まります。
 物語は19世紀くらい(?)のイギリスから始まります。今ほど平等でない時代、女性には様々な不自由がありました。しかし、ベラは作られた存在ゆえに、すべての制約を無視し、物事にまっさらから向き合います。常識に縛られた観客は、彼女の突き抜けた自由さに一種の爽快感をおぼえます。フェミニズムの観点から論じられることの多い映画ですが、それは作品を矮小化してしまう見方かと思います。男から見てもこの自由さは面白いですし、何よりこれは高尚なアート作品ではなく悪趣味なおとぎ話、コメディなのですから。
 好きなキャラクターを一人挙げると、ダンカン弁護士です。このプレイボーイは、美しいベラに目を付け、彼女を外へ連れ出しました。ベラが無知なのを良いことに、性的にも金銭的にも彼女を支配するつもりです。ところがベラの精神の成長は目覚ましく、すぐに思い通りにならなくなります。ベラの本を海に捨てる場面のテンポ感は良かった。貧民の存在を知ったベラが、有り金をみんな寄付してしまい、ダンカンは落ちぶれます。これまでのダンカンは、あらゆる女性を手玉に取ってきたイケメンの自信家で、嫌なタイプの男でした。しかし以降は、ふられた彼女にすがりつく未練たらしいオッサンになり、男って結局こうなるよね、と笑いつつも同情してしまいます。この映画一番の「哀れなるもの」でした。
 アカデミー賞では、ベラ役のエマ・ストーンが主演女優賞を獲りました。ダンカン役のマーク・ラファロには、助演男優賞をぜひ獲ってほしかったです。

映像美 10
音楽性 9
倫理観 1
個人的総合 7

他の人の感想
どいひー映画日記:解剖の意味とは
なんすけさんのnote:ネタバレ感想
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2024年04月20日

「ユニコーンオーバーロード」その4 アーマリアを撃破!

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 アーマリア、人気ですね。出会った時、一時的に戦闘に参加してくれるのですが、見た目通りの強さでインパクトを残してくれます。
 アーマリアを正式に仲間にするためには、ドラケンガルドの闘技場でオフラインバトルに挑み、1位に君臨する彼女を撃破する必要があります。しかし、闘技場も10位くらいから上は難敵ばかりなので、とりあえず保留にし、ストーリーを先へ進めておりました。

 獣人の国、バストリアスのエピソードが終わるころになると、各キャラのレベルも上がり、5人編成も使いこなせるようになってきたので、あらためてアーマリアを目指すことにしました。以下はその記録です。

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2024年04月14日

ゴーストバスターズ フローズン・サマー

 う〜む、「アフターライフ」で終わっといた方が綺麗だったかも。

 フィービー一家はニューヨークに移り、ゴースト退治に勤しんでいる。前作で新たなゴーストバスターズの結成を描いたので、今回はその活躍を描くという趣向。「アフターライフ」のキャストはほぼそのまま続投しており、一家はともかく、ポッドキャストやラッキーまで引っ越してきてメンバーに加わっているのはずいぶんご都合主義に見える。科学の天才であるフィービー、地震を研究していたゲイリー、オカルト博士のポッドキャストがゴーストバスターズになりたいのはわかるが、母のキャリーや兄のトレヴァーはそんな意欲があったようには思えないので、初めから違和感があった。
 ともかく新しいメンバーがそろい、いささか懐古趣味だった「アフターライフ」から心機一転するのかというと、実態は真逆。舞台はなつかしい消防署となり、旧作の小ネタが散りばめられる。さらに、旧ゴーストバスターズの面々が長々と出演し、フィービー以外の新メンバーはただのにぎやかし要員になってしまう。楽しむために、「アフターライフ」が必修なのはもちろん、旧作も観ておく必要があり、ハードルが高すぎる。古いキャストを活躍させすぎて失敗しているこの感じは、「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」にそっくりだ。
 ストーリーも予想とはかなり異なっていた。私は、ニューヨークが凍りついた中、ゴーストバスターズが苦闘する話だと思っていた。実際は、町が凍るのはかなり終盤になってから。予告編以上のパニック描写もなく、ラストバトルさえも消防署内で済ませてしまうので、スケール感が乏しかった。最初の龍退治で予算を使い果たしたのか?
 このシリーズは、もともとバカバカしいコメディだったのだが、「アフターライフ」からはシリアスに寄っている。その点、ファイア・マスターはいいキャラクターだった。こういう一見しょうもない奴が実は鍵を握る、という進め方はいかにも「ゴーストバスターズ」だ。だが、そもそもお前が婆さんの遺品を売らなければこの事件は起こらなかったんだよ!
 吹替版では、オリジナルソングのPVが流れ、評判が悪い。字幕版だといつものテーマ曲なので、とりあえずご機嫌になれるのでお勧め。

キャラ描写 3
前作必修度 10
懐古度 8
個人的総合 4
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2024年04月10日

ゲームパビリオンJPで卒業生と

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 いや〜、希望してみるもんですね。3月30日、二度目の開催となったゲームパビリオンJPに行ってきました。詳しい情報はこちらを、と書こうとしたのですが、メディアの取材がほとんどない! 前回より出展も多く、お客も多いというのにどうしたことでしょうか。わざわざこんな記事を書くGame*Sparkさんはさすがですが。

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2024年04月07日

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章

 原作のせいかクセが強いが、間違いなく傑作。

 異次元人か異星人か、東京上空に突如現れた侵略者の巨大母艦。米軍が攻撃を仕掛けて大惨事となり、以後それを8.31と呼ぶ。それから数年、母艦はそこに居続けたままこれといって何もしてこない。侵略者の調査機を軍が撃墜するなど、ちょっとした小競り合いが起こるくらいだ。人々は表面的には元の日常へと戻り、女子高生の門出とおんたんもまた、何でもない日々を過ごしていた。
 マンガの連載開始が2014年ということで、東日本大震災や福島原発をモチーフにした世界観であることは明白なのだが、それから10年が経っており、同様の作品も多数出ている。では今さら映画を作っても古いなあ、と思うかというと全くそんなことはなく、あまりにも今を切り取り過ぎて恐ろしかった。すぐ近くにある危機に対して、何もできない一般人。それゆえの正常化バイアスやネットでの流言などは、コロナ禍やウクライナ侵攻を経て、ますます身近な感覚になってきている。

 門出とおんたんには、声優として幾田りらとあのちゃんが起用されている。旬の二人に主題歌も任せる、という話題性のあるキャスティングだ。幾田りらが上手いのは、「竜とそばかすの姫」の時点でわかっていたが、驚いたのはあのちゃん。このために作られたキャラでは? と思うくらいハマっている。
 不思議でぶっとんだおんたんに、あのちゃんがマッチするのは予想の範囲。しかし驚いたのは物語の後半だ。門出とおんたんの小学生時代が明かされるのだが、ここでは二人の性格が全然違う。小学生時代のおんたんはおとなしく内向的なのだが、あのちゃんがしっかり演じ分けており上手すぎる。声優初挑戦とは思えない。歌手を引退してもずっとやっていけるんじゃないか。敬意をこめて、今後はあの様と呼ばせていただく。5月の後章ももちろん観る。

時代性 10
あの様 10
後章への引き 10
個人的総合 8
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2024年04月06日

冬ドラマ最終回の通信簿2024

 不定期放送の短編ドラマ「ノンレムの窓」、毎回楽しみにしているのですが、先日の放送はイマイチでした。バカリズムも活躍しすぎて、脚本のネタが尽きてきたのではないでしょうか。

「グレイトギフト」:悪い
 最終回まで真犯人候補をひっくり返し続けた結果、すべての人物が悪に染まり、何の共感もなく終わりました。視聴者の興味を引き続けることだけはできましたが、質としては非常に低いと感じます。うじうじと思い悩む主人公を演じる反町隆史も老け込んだ感じでパッとしません。ところが、「GTOリバイバル」では生き生きとしていました。やっぱり反町はこうでなくちゃ。

「お別れホスピタル」:普通
 表面的には平穏に終わってますが、めちゃめちゃ重くて心が疲弊します。沖田×華の原作をNHKがドラマ化、という「透明なゆりかご」と同じ布陣と知った時点でもっと覚悟して観るべきでした。主人公の妹を演じた小野花梨、「グレイトギフト」にも出ていますね。全然別人になっているので、演技力があるんだな、と感心しました。

「さよならマエストロ」:悪い
 最後をタイトルと同じセリフで締めよう、という意図はわかりますが、そのための犠牲が大きかったです。マエストロ抜きのコンテストはどうなったのか、ドイツでのその後は、など知りたいことが放り出されたままです。中盤の、市民ホール最後のコンサートを最終回にした方が、まとまりはよかったのではないでしょうか。

「不適切にもほどがある!」:良い
 世代差を笑うくだらないコメディで始まっておきながら、震災を背景に泣かせに来る、という宮藤官九郎の手腕には恐れ入りました。最終回は、あえて娘がどうなるのか描かず、くだらないコメディで終わりました。タイムリープで運命を変える話、なんてのはいくらでも作れますが、被災者にとってはあまりに不誠実。宮藤のバランス感覚は確かです。
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posted by Dr.K at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月05日

オッペンハイマー

 本年度アカデミー賞受賞作品。昨年の「エブエブ」とは違って格調高い大作だ。
 物理学者のオッペンハイマーは、原子爆弾の開発に成功する。戦争を終わらせた功績を讃えられるのもつかの間、冷戦がはじまると、オッペンハイマーは共産党とのつながり、さらにはソ連に情報を流していると疑われ、聴聞会にかけられてしまう。
 映画は、聴聞会を起点とし、オッペンハイマーや他の証人の発言をきっかけに過去の出来事へ戻っていく。聴聞会で追い詰められていく様子が気になることに加え、時制が行ったり来たりするのでかなりの集中力を要する。これで3時間は正直しんどい
 感心した点は、オッペンハイマーにかなり移入できること。そもそも観客は学者ではないので、量子物理学の理論なんかさっぱりわからず、天才物理学者に共感することは難しい。そこで、多くの作品では、天才の傍らに凡人を配し、その凡人を通じて天才を眺めるかのような物語を作る。しかし、「オッペンハイマー」はそのような逃げの手段をとらない。オッペンハイマーが常人離れした頭脳で感じたことを、映像化して観客に共有させようとする。原子の動きやエネルギーの奔流がスクリーンを埋め、それがどんな理論に通じるのかはわからなくとも、天才にはこういうものが見えているのか、という確かな説得力を感じた。
 原子爆弾が完成する実験のシーンは、とてつもないリアリティで描かれるが、一方で実際に原爆が落とされたシーンは一切描かれない。なぜなら、オッペンハイマーは見ていないからだ。原爆の投下に成功して民衆が沸き立つ中、オッペンハイマーは焼けただれる少女や黒焦げの死体を幻視する。民衆には想像すらできていないものを、オッペンハイマーだけが見ているのだ。反核、反戦の根拠が周囲に理解されないという恐ろしさは、日本人にはない感覚だと思う。

再現度 10
音響  9
難解度 8
個人的総合 6
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2024年04月01日

最後のエイプリルフール? 「ぴにゃこら大脱走!」

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 本日は4月1日。デレステ恒例のエイプリルフールは、「ぴにゃこら大脱走!」と題し、これまでに登場したエイプリルフールのミニゲームを再プレイさせる内容です。昨年末にイベントの縮小を発表していましたので、エイプリルフールがあるだけでもありがたいのですが、新規ミニゲーム等がなかったことから、ユーザーの間でこれで最後かな、という声が聞こえてくる寂しいイベントとなってしまいました。

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 もともと狂気をはらんだマスコットであるぴにゃですが、今回のイベントではゲーミングぴにゃこら太となり、ますますひどいことに。こいつが各ゲームに追加されており、ゲーム内容こそ変わらないものの、けっこう手がかかってます。試しに「クイズdeシンデレラ」をプレイしてみたのですが、マッチングも早く、今日は参加者が多いみたい。他のプレイヤーが手ごわく、ちっとも点が取れません。

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 追記1。本編では現在、星街すいせいコラボが実施中ですが、配布されたチケットでSSR星街すいせい、高垣楓の両方を当てることができました。こいつは春から縁起がいいや。
 追記2。Cygamesの主力アプリである「ウマ娘」では、イベントがありませんでした。エイプリルフールは本当に下火になってしまったようです。
posted by Dr.K at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする