2024年07月29日

二度目で感想が激変! 「海獣の子供」


 塚口サンサン劇場で再上映となった「海獣の子供」を観てきました。いや〜、これは真夏にふさわしいですね。早くも5年ぶりという時の流れにびっくりします。
 もっと驚いたのが、初めて観るときより遥かに楽しめたことです。初めてのときは、あまりに難解な内容に圧倒され、あれは何だこれは何だと考え過ぎて、色々不消化に終わってしまったんですね。しかし今回は、あらかじめ難解と知っているので、無理にわかろうとせず、映像に身を任せることにしました。そうしたら、とても楽しめたんですね。映画館のスクリーンが雄大な海と化し、最高の映像美を堪能できました。これを超える映像は、当分出てきそうにないとさえ思えます。
 この映画は小さな画面で見ても意味がありません。毎年再上映していただきたいくらいです。
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2024年07月24日

BitSummit Drift

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 年に一度の京都旅行。今年もBitSummitに行ってきました。日本最大のインディーゲーム展示会です。今年は会場が1Fと3Fの2フロアにまたがり、ますます最大となっていました。
 私は、最近、BitSummitならではの面白さが減ってきているように感じて不満でした。インディーゲームの認知度が向上し、品質の高いゲームがたくさん出ているのですが、一方で、奇抜なものや商品性の低いものが少なくなっていったのです。ところが、今回は会場が広がったことにより、昔のような展示物があちこちで復活しています。特殊ディバイスコーナーとか、最高でした。

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posted by Dr.K at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月22日

ルックバック

 書きづらい!
 こういう作品に文句をつけるようなジジイにはなりたくねーな、と思いつつも、感想としてはいたって普通。誰もが絶賛するようなわかりやすい感動作とは思えない。

 序盤、学級新聞にマンガを描いていい気になっていた藤野だが、京本の作品がその自信を粉々に打ち砕く。誰しも似た経験があり、レビューが自分語りだらけになってしまう一因だ。私は、「アオイホノオ」の冒頭は面白かったなあ、などと思い出していた。
 不登校の京本は実は藤野のファンであり、二人は組んでマンガ家を目指す。デビューも確実となったある日、京本は美大へ進学したいと言い出し、藤野と決別してしまう。結果として、藤野は一人で連載をスタートし、ヒットさせる。私個人は、野心家でかつ自己中心的な藤野よりも、不器用でこつこつ努力する京本の方を支持しており、いずれ藤野を圧倒する何かを成し遂げるものと勝手に期待していた。

(注:以降ネタバレなので念のため)

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2024年07月20日

未来イカ革命「Splatoon3」 その19

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 先日のフェスは特別バージョンの「Summer Nights」。夏休みにはまだ早いタイミングの開催となった。あわせて、スペシャル装備の配布も行われていたのだが気が付いておらず、フェスが終わってから受け取るという間の抜けたことになってしまった。

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 「1日貸し切るなら?」というお題には「遊園地」と答えて参戦。う〜む、「ビーチ」が勝ったか。
 個人としては、前回のフェスに続いて高い戦績を記録した。負けた試合でもチーム内1位をとっていることが多く、もしかするとマジでうまくなっているのかも知れん。これまでフェスマッチはオープンでしか参加していなかったが、次回はチャレンジでやってみるか。

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 春のフェスと同じように、すりみ連合の面々もスペシャル衣装に着替えていたが、今回は、スイカと化したマンタローのデザインが秀逸。次のスペシャル衣装はハロウィンあたりだろうか。すりみ連合の変身ぶりにも期待である。
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2024年07月16日

「天穂のサクナヒメ」第2話 ヒノエ島に住まう

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 先週から放送開始したアニメ「天穂のサクナヒメ」。ゲームが面白かったので、当然チェックする。無名のインディーズゲームが、予想外の話題性で大ヒット、というサクセスストーリーに、さらにアニメ化という実績が追加された。素晴らしい!
 とは言うものの、元のゲームの知名度はまだまだ低い。アニメ化にあたって、ストーリーが別物になったり、キャラクターが変更されたり、手を加えられてしまうのでは、と心配だった。
 しかし、2話まで観たところ、その心配は無用だった。ストーリーはほぼゲームの通りで、キャラクターの変更もなく、驚いたことに声優もゲームから変更なし。サクナの家も元の通りで、ゲーム経験者にとってはもはや風景が懐かしい。あまりにゲームを大事にした作りに、感動すら覚える。農水省のクレジットも入り、米作りパートも今後しっかり映像化されそうだ。
 惜しむらくは、放送が深夜枠ということ。近年珍しい、子供が観るのにふさわしい内容だと思うのだが。
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2024年07月14日

「FINAL FANTASY VII REVERTH」その2 カードゲーム大流行

 「ファイナルファンタジー7リバース」では、多数のミニゲームが登場する。中でも、トレーディングカードゲームの要素を持つ「クイーンズブラッド」は、特に本格的だ。

 現在、カードゲームのアプリは、「シャドウバース」や「遊戯王」が長く支持されているものの、次々に新作がヒットする、というような状況ではない。ところが、大作ゲームのおまけとしてなら、カードゲームは大流行しているようなのだ。

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 例えば、「スプラトゥーン3」の「ナワバトラー」。私にとっては本編よりも面白く、対戦ランクがC-のままほったらかしであるにもかかわらず、ナワバトラーとしてのレベルだけは着々と上がっている。よって、称号も「〇〇なナワバトラー」を名乗り続けている。

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 また、「Horizon Forbidden West」では、チェスの如き戦略ゲーム「ストライク」をプレイすることができる。敵のAIが優れているのか、勝つのは非常に困難。アクションゲームの箸休めには全くならない。

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 そして、今回は「クイーンズブラッド」だ。最初の町で見たときには、やってもやらなくてもいいミニゲーム、くらいの印象だったのだが、豪華客船で全キャラ参戦のトーナメント戦が始まり、これはちゃんとやっておかないとまずいのでは、と認識を改める。さらに、リゾート地では「詰めクイーンズブラッド」とも言うべきパズルまで始まり、本気でマスターしないと進行に触りそう。こまめにデッキを調整して、野良バウターと戦っておいて良かった〜、と胸をなでおろしている所だ。
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2024年07月10日

「鬼滅の刃 柱稽古編」8 柱・結集

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 「柱稽古編」が早くも最終回。けた外れのアクション描写はさすがだが、恒例の時間延長が、無惨様による尺稼ぎで消化された感じがあり、手放しでは褒められない。最終回でも「大正コソコソ噂話」があり、締まらないなと思っていたら、まさかの煉獄さん登場で引き締まった。

 来る決戦に向けて舞台が整ったところで、続きは劇場で! となるのは予想の範囲内だったが、「無限城編」だけで三部作と聞いて動揺する。毎年一本公開、というハイペースでも3年以上かかるのはつらい。
 「無限列車編」は、テレビ用に再編集してくれたが、「無限城編」ではどうだろう…
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2024年07月07日

「ウマ娘」3.25周年 収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭

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 「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」は、「ウマ娘」の新シナリオ。これまで、育成シナリオは半年に一回のペースで追加されていたのだが、今後は三か月ごとに追加されるらしい。まさに満腹である。
 私は、ごくたまにしかプレイしない上に無課金なので、今まではSランクがせいぜいだった。ところが、今回は初挑戦で前半ほとんどシステムを活かせていなかったにもかかわらず、UG3という聞いたことのない高ランクを達成してびっくりした。
dhs2.jpg ゲーム内容は、いつものトレーニングと並行して野菜を育て、料理を作ると効果がアップするというもの。ウマ娘たちが料理をし、食べるシーンは非常にのどかだが、パラメーターへの影響はガチで、シニア級に入る頃には、負ける方が難しいくらいの強さになっている。それでも、トレーナー試験のイベントに参加したせいか、コンティニュー不可になっていたため、びくびくしながらのクリアであった。
 本筋と異なり、他のウマ娘と和気あいあいと過ごしているメジロラモーヌ様に笑ってしまう。
posted by Dr.K at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月05日

クワイエット・プレイス:DAY1

 とても気になっていたシリーズ最新作。
 「クワイエット・プレイス」は一種のモンスター・パニック映画である。その続編を作るとなれば、より困難な舞台を仕込み、より強い怪物を出すというのが常道だろう。しかし、「DAY1」はこの騒動の初日を扱った物語なので、怪物は以前のものしか出せない。観客はすでに怖さも弱点も知っている。新作としての面白さを、どのように出すつもりなのだろうか? と興味津々で観た。

 で、結論。こうなっちゃったか〜、と少しがっかりした。

 序盤、主人公の女性の境遇がいまひとつよくわからなかったのだが、どうやら末期のガンか何かで余命わずかであるらしい。どうせ死ぬのだから、と人間関係もおろそかにしていたが、突然の〈DAY1〉に巻き込まれる。たとえ脱出できたとしても生き延びることができない絶望的な境遇。仲間と出会いサバイバルをするうちに、彼女の中に生きる意味が芽生え始める…
 なんとまあ、ヒューマニズムあふれる、名作路線に舵を切っていたのだ。もともとは、音を立てたら即死、というアイデア一発で作られたモンスター・パニック映画だったはずで、怪物の倒し方がわかってニヤリ、で終わる一作目は明らかにバカ映画の類。私としては、批評家受けなど気にせず、低俗路線を突き進んでほしかった。
 巨大ビルでの襲撃や、群衆がパニックになる場面など、アクションシーンは前作までとは桁違いに豪華。また、主人公の飼い猫が、「アーガイル」を越える活躍ぶりを見せるので、猫好きには大いにお勧めできる

人間ドラマ度 7
ホラー度 3
新規性 2
個人的総合 5

他の方のレビュー
個人的映画備忘録:普通ならネコは食われる
映画にわか:エンドロールにまで文句を言わなくても


posted by Dr.K at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月02日

「FINAL FANTASY VII REVERTH」その1 ディスクがリバース

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 「ファイナルファンタジー7リバース」を買ってきた。実にディスク2枚になる超大作、さっそくインストールしようとすると、注意書きの紙が入っていた。データディスクと書かれているのがプレイディスクで、プレイディスクと書かれているのがデータディスクになっているのだとか。前代未聞のミスで笑ってしまう。ゲームより先に、ディスクがリバースしていたとは。発売日以降の出荷分では修正されているのか、気になるところ。

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 始まるなり、ザックスの登場で面食らった。「リメイク」の結末から続いているのだが、あのエンディングはイメージのようなものだと感じたので、こうもしっかり続くとは思わなかったのだ。しかも、以降の展開を見るに、これはプレイヤーが遊んでいるのとは別の並行世界(?)の物語であるようだ。真相を見届けるためには、おそらく三作目の完成を待たねばならない。

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 物語は過去へ遡り、クラウドのソルジャー時代、セフィロスとのエピソードへ。普通にプレイするシーンだが、内容としては回想になるので、現在の仲間たちからちゃちゃが入るのが面白い。結局ティファのタンスは開けられなかった。
posted by Dr.K at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする