「メタファー:リファンタジオ」の戦闘はシビアだ(二回目)。
主人公たち一行は、アーキタイプを装備して戦う。アーキタイプとは職種のようなもので、ひとたび能力を獲得すれば、すべてのメンバーに装備させることができる。敵の性質に応じて、職種の組み合わせを考え、バトルを優位に導かねばならない。
だが、そんなのはほんの序の口。職種は、それ単独ではさほど強い技を持たない。ジンテーゼと呼ばれる、協力技を使って初めて、強力な敵と肩を並べることができるのだ。各ジンテーゼは、特定の職種の組み合わせにより使用可能となる。使いたいジンテーゼを狙って、パズルのようにパーティーを編成することになり、楽しくも時間のかかる作業となる。こんなにいつでもパーティーを組み替えられるゲームは珍しいな、と思ったが、それだけ試行錯誤の必要なゲームだったというわけである。
特に厳しかったのが氷のソグネ。名前を見た瞬間、弱点は火属性とわかるのだが、初手で魔法をブロックするバリアをかけてくる。ならばと、物理系のジンテーゼで戦おうとしたが、前衛にキャラを置くとダメージが大きく、どうにも負けてしまう。やり直しは数十回に及んだ。
あまりに勝てないので攻略サイトを見たところ、とんでもない勘違いをしていた。ゲームも終盤なので、私はこのバリアは消せないものと思い込んでいた。実際は、一度ブロックされたらバリアは消え、以降は普通に魔法が通るのだった。火属性の技を持つ職種を集め、魔法を連発してようやく勝利した。
とにかく戦闘が厳しいため、時々挟まれる観光イベントは本当に救いになっている。もうちょっと適当にプレイできるゲームと思っていたのに想定外だった。