2005年01月25日

続・本気と書いてマジと読む

F0cyzul_  先日来、面白くてたびたび訪問しているたけくまメモですが、どうやら竹熊先生のマンガ採点地獄も終わりを告げ、多摩美では無事講評会が行われた模様です。

 今年は普通っぽい作品が多くて、なんか普通のマンガの新人賞を審査しているみたいでしたね。まあ普通で悪いってことはないんですが、羽生生純の『恋の門』に登場する「自称マンガ芸術家」みたいに、石でマンガを描いて「マンガは芸術だ!」と言い張るようなのはさすがになくて、ちと寂しい感じも。

 …なんでこの先生はこうも私の琴線に触れる文を書きますか(笑)。学生の創作物が、年々普通っぽくなるというのは、どこも同じということなんでしょうか。
 私は今年も学生のゲーム企画書の審査を仰せつかりましたが、なんか普通の企業の就職作品を審査しているみたいでしたね。年々作りはきっちりしてきてますし、普通で悪いって事はないのでしょうが、表紙が鉄板で作られた手が切れそうな企画書とか、マイクでプロレスを実況、マニアックな技を見分けて正しく解説すると高得点とか、自販機から出てくる酒を飲んで銘柄を当てるゲームとかは、さすがになくて、ちと寂しい感じも。(これらはすべて過去に実在しました。5年くらい前だったかな)
 学校では「ちゃんとした企画書を書け」としか言わない私ですが、こういうとんでもない作品は嫌いではないです。給料もらってこんな企画立てたらアホですが、学生の間はいろいろ暴走すればいいんですよ、それが特権なんだから。
 卒業制作でプロみたいなゲームを作って何が面白いんですか。例えば今年は、下半身ゴキブリになった少女と恋に落ちる、というADVがあって、この作者の頭の中はどうなっているのだろう、と思ったりもするわけですが、私は全面的に支持します。だって学生作品じゃん。
 今後は、「作りたいゲームがあるからこの学校に来ました。でも就職は普通の会社に行きます」みたいな、余裕のある人生観を持った学生がもうちょっと増えてもいいのではないか、と思ったりもします。でもこういうのって、大学的発想だよなぁ。どうも〈ゲーム作り〉と〈専門学校の職業訓練的カリキュラム〉とは(自分の中で)しっくりいかなくて困ります。
posted by Dr.K at 23:02| Comment(4) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうも、ネットでは始めましての、でじjこと、ごっちぃです。コメントなんていうものを書いてみますよ!とりあえず、下半身Gというのは○ョッカーの怪人ですか?と突っ込んでみます(w
Posted by でじj at 2005年01月27日 03:11
訂正します。下半身ではなく、頭部以外全部ゴキブリでした(爆)
Posted by Dr.K at 2005年01月27日 21:54
そっ、そんな企画持って来たらボツにしますYO! 俺が!どうせ会社に入ったらマトモな企画を作るように矯正されちゃうので、個性は学生のうちに磨いとくのが良いと思いました。ただ、これが中途採用になるとどうしても即戦力を期待してしまうので、その時のためにプロっぽい企画書を作れるようになっといても損はないですね。
Posted by GON at 2005年01月27日 23:03
本当は両タイプこなせると一番いいんですけどね。そんな器用な人は…もっとまともな仕事をするんでしょうけど。
Posted by Dr.K at 2005年01月27日 23:19
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