
太平洋上で事件発生。今回、中ボス扱いで登場する「人工太陽球」は、連載時にはアトムが溶かされてしまったという衝撃のエピソードで有名。
事件発生地点が「太平洋Xポイント」とされているが、これは同名の初期短編マンガからとったもので、ファンには感涙もの。
中ボスを倒し、島へ上陸すると、そこは金三角やスカンク(どちらも鉄腕アトムには欠かせない悪党キャラ)の秘密基地…という設定なのだが、手塚ファンには楽園かもしれない(笑)
なにしろ、上陸早々レオが出迎えてくれるわ、W3はいるわ、ヒゲオヤジも出るわ、マグマ大使が隠れているわ、七色いんこはシャーロック・ホームスパンを名乗るわ、V3号が敵で出るわで、ちょっとしたお祭り騒ぎだ。
中でも特にいいのが、上図にも掲げたビッグXのシーンだ。薬品ビッグXでかけ声と共に巨大化するところまで完全に再現されているぞ。背景の遺跡にリボンの騎士の像があるのは、実は伏線だったりする。
マンガでの「十字架島」と言えば、変身ロボットプークの活躍が印象的だった。ゲームでもプークはばっちり変身してくれるが、この場面はゲームファンへのサービスとなっている。トレジャーが作った変身ボスセブンフォースを想起させる内容になっているのだ。
【第三章 アトム対アトラス】
月面プラントで、ライバルがついに対決。
このステージでも手塚キャラが大挙して登場。隠しキャラでジェッターマルス、「来るべき世界」のフウムーン(しかもアニメ版バージョン)、「リボンの騎士」の悪魔少女へケート、舞台が月面のせいか、人外のキャラばかり(笑)
アトラスとの戦いは、謎の冷凍カプセルの登場で水入りになってしまうが、手塚ファンなら、ストーリーで明かされるまでもなく正体がわかってしまうかも。
続く(ネタバレ部分は反転してお読み下さい)