2005年02月23日

アストロボーイ鉄腕アトム アトムハートの秘密 その6

De3sowxb 【復活編】
 普通のゲームで言うところの〈2周目〉。真のエンディングを見るために2周やれ!というゲームはこれまでにもあったと思うが、このゲーム、ここから全く別のゲームに化けるので驚きである。
 ステージは、ほぼ1周目のまま。加えて、アトムハートも集まりパワーアップしている訳だから、クリア自体は容易。ところが、そうは問屋が卸さない。手塚キャラたちから情報をもらって解き進むアドベンチャー仕立てに目標がシフトするのである。会話イベントの変更だけで、これを実現してしまっているのには恐れ入る。しかもストーリーが抜群に面白い
 2周目では、今までなぜ出ないのか不思議だった悪役、ランプ氏が万を侍して登場。遺跡発掘にいそしむブーンも見られる。青騎士もカッコよく登場。そして何より、ブラック・ジャック。岬の一軒家までちゃんとステージ背景になっているぞ。無菌テントで手術している上空でのバトル、も、燃える!

【第八章 地球最大の冒険】
 すべての謎が解けたときに出現するラストステージ。
 真のラスボスがガロン、というのは見事なチョイス。原作でもアトムがかなわない相手、という設定だった。
 「地球最大の冒険」とは、白黒アニメ版アトムの最終回タイトル。実はこの時、マンガはまだ連載途中で、しかも後にマンガの方は雑誌の廃刊により未完で終わっている。従って、アトムの結末としては、この「地球最大の冒険」が最初のものとなるのである。
 アトムが太陽に飛び込む衝撃の結末は、当時の子供たちに絶大な印象を残した。ゲームでも同様に、アトムが太陽に飛び込むことになるが、結末は見てのお楽しみ。ところでこのときの板状のものを抱えた姿は、むしろ「アトム今昔物語」(白黒アニメの最終回から続く外伝的マンガ)から取っているように見えるが、それはちょっと考え過ぎか。

 エンディングのメッセージなどは、スタッフに手塚治虫が乗り移っているのかと錯覚してしまう出来映え。時々、こういう感動があるからゲームはやめられないんである。

終(ネタバレ部分は反転してお読み下さい)

〈おまけ〉
 スタッフロールが終わって地球が表示されたら、そのまま数分間放置すること。これで最後のアトムハートが埋まる。
posted by Dr.K at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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