例えば、カンフーモンキーさんの日記。該当記事は流れてしまっているので、ここに再録する。
■この業界、ゲームをしないことを自慢する人がたくさんいます。私も何人もそういう人に会ってきました。
「俺、ゲームなんてまったくせーへんし!」。
会社でゲームをよくやるプログラマーさんとそういう話になって、久しぶりに面白くて。
「俺、映画なんてまったく見ないし」という奴が、映画制作に関わっているようなもんですよね。すごく不安にかられます。
この業界そういう人が多いし、ゲーム制作を教えている人の中にもそういう人がいることもなんとなく聞いています。
そういう人に教えられたいですかね? 映画を全く見ない人に映画制作の事を教えられても、なんのプラスにもならないような気がするんですけど。
おじさんの年齢になったからゲームしなくなったねぇという人に、ゲームを作っている人間の技術や気持ちなんてわかるんですかね。
まぁいいんですけど。
カンフーモンキーさんは、現役のゲームプランナー。その日記を見れば、新作のゲームを次々に買ってプレイしていることが分かる。
これは3月に書かれた記事で、「まぁいいんですけど」で締められてはいるものの、「制作者たるもの、ゲームをプレイするべき」という主張が伝わってくる。
私はこの文で言う「ゲーム制作を教えている人」にあてはまるのだが、確かに、身の回りにはゲームをしない講師が多いように思う。これは実は、学生にとってちょっと気の毒な環境と言える。真剣にゲームを作っている熱い現場の雰囲気を、わずかでも学生に伝えること。それができなくては就職への意欲なんかわかないだろう。
ただ、肝心の現場そのものが、カンフーモンキーさんの言うように熱気を失っているのだとしたら、元も子もない。そこで、このシリーズでは私が見聞きした、熱きゲームバカたちの言動を取り上げていくことにしようと思う。
続く