2005年08月14日

「アルカディア」オ�ル

 アーケードゲーム専門誌の「アルカディア」が、不調である。当初は、ゲームに往年のような大ヒットがないのが原因かと思っていたのだが、どうやらそうではないらしい。

 この雑誌は、出版社倒産のあおりを喰って廃刊した「ゲーメスト」を前身としている。「ゲーメスト」は、格闘ゲームブームに乗って躍進した雑誌で、その突き詰めた攻略ぶりは、ライトな読者から日本語が書いてないと言われたほどであった。
 「アルカディア」の創刊は、スト�3rdが稼働していた頃であり、格ゲーブームはだいぶ沈静化してはいたものの、ライター陣、読者ともに格ゲー成分が高いという状況は変わらなかった。
 そこで、「アルカディア」では、格ゲーファンのニーズをより広くとらえる策に出た。従来通りの紹介と攻略に加え、より高みを目指す者には「闘劇」など大会記事を、キャラファンには設定画やコスプレ記事を、といった具合である。
 この策により、各コーナーにコアなファンをつけることには成功したかも知れないが、最近久しぶりに見てみると、非常に内輪向けというか、ぶっちゃけ見るに耐えない誌面になってしまっていたのである。
 私は、「オールドゲーム」や「猛者通」を好み、「音ゲー」や「コスプレ」のコーナーは不要だと思っているのだが、それはあくまで私情であり、そうでない読者も当然いるであろう。
 しかし、最近の「闘劇」関連記事だけは許し難い。一体誰が読みたがるのか見当が付かない上に、誌面の品位を下げているとしか思えない。

 「闘劇」とは、アルカディア編集部が主催する全国規模での格ゲー大会である。新作だけでなく、オールドゲームの部門も用意されており、常連の選手も多数いる大会だ。
 最近、この大会でのトッププレイヤーへのインタビュー記事が載りだしたのだが、これがもう最低。当人には失礼だが、写真など見たくもないし、質問への受け答えもイタいばかりで全然面白くない。何より、この文章をそのまま載せてしまう編集の感性を激しく疑ってしまう。
 格ゲーで頂点に立つ。ゲーム誌なのだから、そのことは高く賞賛されて良い。しかし、彼らはスポーツ選手でもタレントでもないので、気の利いたインタビュー対応などできるハズがない。むしろ読者が知りたいのは、彼らが何を考えて戦ったのか、一般プレイヤーとレベルの違うどんな技術で勝ったのか、ということではないのか。以前は、大会で見られたテクニック、などが主な記事だったような気がするのだが、最近は、トッププレイヤーの私生活や美学を問うなど、間違った方向に突っ込んでいるように見えてならない。

 などという投書を編集部にしようにも、最近買ってもいないんだよねぇ、とほほ。
posted by Dr.K at 11:48| Comment(6) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ども〜俺の場合はアルカディアでなくて猛者通を買ってるつもりです(笑)。…いや、本当は幾つかのコラムとSTGの攻略は楽しませてもらってますけど。闘劇のインタビュー、今月号は特に…アレでしたねぇ。あの電波な発言があまりに笑えるので、ウチでは「ウメヌキなんてもう古いね、これからは●●一強の時代。」とか「あれ?俺、居なくね?」とか流行りだす始末!買って無くても公式サイトからメールで意見を投書できるので、ガンガン言ってやってください(笑)
Posted by GON at 2005年08月15日 00:26
池袋サラや新宿ジャッキーがいかに大人で紳士だったか痛感します。
Posted by Dr.K at 2005年08月15日 09:33
HPの方ではどうも初めまして。いつも楽しくROMらせて頂いております。件のアルカディア闘劇記事について少しばかり私の意見を。最初に書かれていた『非常に内輪向け』っていう言葉で片付いてしまう感じもするのですが……ゲーセンでプレイする格ゲープレイヤーにとって闘劇に出るプレイヤーと言うのは一種の有名人・アイドルと変わりありません。そのため闘劇の一般の方には痛いと思われる記事も、格ゲープレイヤーにとっては面白いネタ記事なのです。技術的なことに関してはトッププレイヤーはブログ・HP・BBSなどで語ってくれますので、有料のアルカディアに求めるのは技術的な事ではなくても構わないのです。当たり前ですが、格ゲープレイヤー全てがこう思ってるわけではないです。ただ『誰が読みたがるか〜』と言うと一応いるというわけで。長文失礼しました。あと闘劇で『GUILTY GEAR XX』において優勝した小川氏は麻雀ホットギミック?の新作に出演する模様ヽ(´ー`)ノ
Posted by 鳩 at 2005年08月16日 02:52
>技術的なことに関してはトッププレイヤーはブログ・HP・BBSなどで語ってくれますので↑この辺が昔と違うんだな、と思いました。
Posted by Dr.K at 2005年08月16日 08:31
どうも、(旧名:人非子)の少佐です。 アルカディアの記事の拙さの原因は、編集者やライターの質の低下だけではないと思います。 メストが末期症状を現し始めた頃の記事には、誠に遺憾な事に、ハメ技を『さも正当な戦術』の様に紹介されており、その頃のゲームセンターには、ゲーマーに仁義を弁えない厨房がわんさと発生しました。 対戦型のゲームの真髄とは、技術と読みを競って他者とコミュニケーションを図る事、だと思うのですが、この認識は時代遅れなのでしょうか―?(汗) 旧人類ゲーマーの愚痴を、参考までに。
Posted by 少佐 at 2005年09月01日 15:17
いらっしゃいませ少佐殿。ブログも改装のようですね。 勝つために手段は選ばない、というプレイヤーいますね。私は格ゲーの制作現場を経験してますが、ゲームバランスにはどうしたって穴があるわけで、完全調整なんてのは妄想か幻です。ハメ技って、もともとはCPUをやりこめるための戦術ではないのかな。人様相手にやることじゃないわな。 私が学生の頃は、格下と見ると、一本譲ってくれるような余裕のあるプレイヤーも多く、ダンの〈挑発伝説〉は最後まで見てあげること、なんていうのどかな慣習もありましたなぁ。
Posted by Dr.K at 2005年09月01日 15:53
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