子供向けのおとぎ話ってふれこみもあり、この本をお子様に買い与えた親も多いことと思うが、それはヤバ過ぎる、まずご自分が読んで内容を確かめるべきであった。
だってこれ、面白かったけど、それ以上にブラックで怖い話だよ。序盤、工場見学のチケットを当てるために、チョコレートに人々が群がる欲望むき出しの描写といい、選ばれた子供達のろくでなしぶりといい、悪夢の連続となる工場見学といい、お子様の夢と希望を失わせるには充分すぎる内容。
それにしても、子供の頃読んだせいか、ガムを噛んだり出したりしてるばっちいガキとか、暴走エレベーターに酔ってゲロ吐くところとか、ろくでもない場面ばかり印象に残っているが、映画ではどうなんだろ。
で、公式サイトでさっそく予告を見てきたが、監督がティム・バートンとはまさに適任、素晴らしい。原作の想像力の暴走っぷりがきちんと映像になっている! 9月10日の公開が非常に待ち遠しくなってきた。
「チャーリーとチョコレート工場」