2005年09月11日

STAR WARS EP3 シスの復讐

 次はEP7なんていう噂もあるが、これにて完結、感慨深い。

 好きな作品が終わってしまうというのは、通常、一抹の淋しさが残るものだ。しかし、そこはさすがスターウォーズ。EP3の結末は、旧シリーズを生まれ変わらせてしまったのだ。

 アナキンがダース・ベイダーになる。この結末は、EP1のときからすでに予告されていた。主人公がダークサイドへ堕ちるというアンハッピーエンドは、娯楽大作を求める観客にとっては、不快に思われる可能性が充分にあった。
 しかし、それは無用の心配だった。主人公に充分に共感できた上に、お馴染みの黒いマスクが初登場したシーンなどは、感動的ですらあった。
 その瞬間、これまでルーク・スカイウォーカーの英雄譚だったEP4〜6が、ダース・ベイダーの物語に生まれ変わったのだ。

 この意図は、パンフレット冒頭の監督談話にも載っている。しかし、先日旧作を見直してみて、驚いた。内容は昔のままのハズなのに、私の見方が変わってしまっていたのである。
 EP3を見てしまった者は、EP4〜6で登場するダース・ベイダーに対して、以前のように無心ではいられない。彼の一挙手一頭足が気になり、オビ・ワンとの対決やルークとの対面も、より劇的なものとして再演されることになる。
 これは参った。ルーカス監督は、映画をリメイクするだけでなく、観客の頭の中をリメイクしてしまったのだ。

 そして、それを実現するための周到な画面作り。特に、EP1〜2でリニューアルされたビジュアルを、旧作EP4にうまくつなげなければならなかったのだが、これも見事だった。
 銀河皇帝、EP6から時間をさかのぼっての出演、お疲れ様。オビ・ワンもEP2の時は別人のようだったのに、今回はEP4につながるたたずまい。クローン・トルーパー達や戦闘機のデザインも、次へのつながりを感じさせた。

 さあ、続きを見よう。それはすでにあなたの手元にあるはずだ。スター・ウォーズは最後まで一流だった。

恋愛度     1
ストーリー   10
シリーズ完結度 10
個人的総合   9
posted by Dr.K at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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