2005年09月15日

「チャーリーとチョコレート工場」 その2

ティム・バートン監督は、天才です!

 行ってきました、「チャーリーとチョコレート工場」。近来まれに見る名作です。今年はスターウォーズEP3で決まり、と思っていたんですが、軽々と飛び越えやがりました。

 オープニングのワクワク感からして抜群です。スタッフ名が流れている間に〈当たり〉と確信できたのは、「シュレック」とこの映画だけです。

 原作「チョコレート工場の秘密」は読んだことがあるので、次にどうなるのかほぼ分かっているのですが、興味が減じることは全くありません。
 むしろ、原作に沿った場面が笑えるほど過剰にパワーアップして目の前に提示されます。チャーリーの家の貧乏加減、他の当選者のクソガキっぷり、工場内での奇想天外な出来事など、いずれもどこか限度を超えている。「原作を読んだときと印象が違う」と不満を持つどころか、映画に比べて私の原作を読んでの想像はなんと貧しいのか、と我が感性の非力さを嘆きたくなるほどの出来映えなのです。

 そして、ティム・バートン監督と言えば、まともな映画も撮りますが、「マーズ・アタック」やフラッシュ・アニメ「ステイン・ボーイ」のような悪趣味映像を忘れてはいけません。この監督の資質により、原作の持っていた毒が、さらに毒々しくトッピングされ、人の短所はより醜く、背景美術は極彩色となり、トドメとばかりに油ぎったオヤジダンサーズの乱舞で二目と見られない愉快すぎる映像となっています。

 そうかと思うと、一部に「2001年宇宙の旅」「サイコ」が引用(←パロディじゃないよ)されたり、結末はイイ話として締めたりもしますので、映画は上品で高尚であるべき、という観客も逃がしません。

ティム・バートン監督は、やっぱり天才です!

映像ハッタリ度 10
デップ美男子度 1
原作を凌駕度  10
個人的総合   10
posted by Dr.K at 20:39| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
歌と曲が楽しかったです。最初の溶けた人形も良かったなぁwでも、ここのブログで期待しすぎた所為か、思ったより毒が無かったーーーーー!!!!Σ(゚Д゚;)です。いや、映画は面白かったですけどwあの名作映画化作品共通のはしょり感は仕方ないとして…。
Posted by リュウ at 2005年09月24日 19:32
↑あの場面こそ、ティムバートンとわかる代表的な場面です。原作にはたしかありません。人形が入院するシーンも同様です。
Posted by Dr.K at 2005年09月25日 09:23
そうなんですか!?原作には無かったんですねー。あそここそが、印象に強く残った毒シーンなのですがw
Posted by 竜 at 2005年09月25日 20:12
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