2005年11月06日

スウィングガールズ

 もうTVでやるのかよ! と思ったけど、主役の上野樹里と間のCMに出てる上野樹里がもはや別人。月日の流れは容赦ないのぅ。

 落ちこぼれの高校生が目標を見つけて… というよくある展開のストーリーなんだけど、加減をわきまえた丁寧な作りに好感が持てました。
 例えば、出演者。女子高生役で大勢出るわけですが、女優然とした人やアイドルっぽい人がおらず、田舎臭い人並みさ加減が良いです。先生役の竹中直人、母役の渡辺えり子なんてのは、出たとたんに画面を占拠するような怪演を期待できる俳優なのですが、この映画ではオーラを消しておとなしく出ていますね。
 また、恋愛に踏み込まないのも良い。唯一の男性メンバーは、主役のことが気になってるみたいですが、全然進展しません。ギターの元彼も最後までバカにされっぱなし。今まで、物語の中で、女の子ってのは恋愛に過剰に縛られていたわけで、そこから解放された彼女たちは、男っ気ありませんが、そのぶん自由で元気です。
 そして、目標が小さいところもいいですね。作中でも言われてますが、東北音楽祭は、「よっぽどひどくない限り」出ることができる大会です。特訓して強豪に勝って…というような力みかえった内容でないのがまた爽やかでよろしい。ラストの演奏がうますぎるのはご愛敬。

 泣くほど感動したり、最高の作品に推したりするような人はいないでしょうが、きちんと楽しめるように計算された、プロの仕事という気がします。

出演者容姿  3
爽やか青春度 8
スペースチャンネル5度 7
個人的総合  7
posted by Dr.K at 10:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
だったのですが、NHK「ファイト」の本仮屋ユイカにはなんだかがっかりでした。日本映画というと、リアルな暴力とか意味のないエロとか、理不尽な不幸だったりするのが見ててつらいんですが、これはDVD何度も見直したくなる作品でした。
Posted by Sash at 2005年11月06日 22:23
なかなか良くできた映画で、お茶の間で見ても感動に見劣りがないあたりは、さすが矢口監督(お茶の間派)といったかんじでしたが。スーパーの前でカッコ良く演奏してる中古楽器組を見た新品楽器組が、飛び入り参加でシッカリ音を合わせてるのは、あそこだけ、ちょっとご都合主義を感じずにはいられなかったっすね・・・。
Posted by fuku-D at 2005年11月07日 11:24
>Sashさん 「リアルな暴力とか意味のないエロとか…」これ全く同感ですね。だから、北野武とか何がいいのかさっぱりわからんです。>fuku-Dさん この作品の場合、映画館で見る長所は、大画面よりもむしろ音響にあるかも知れませんね。ご都合主義と言えば、そもそもイノシシのくだりがありますので、突っつくだけ野暮ってもんです。
Posted by Dr.K at 2005年11月07日 18:44
あと、私も関口[E:smile]イチ押し[E:smile]です。本仮屋をよくぞあんな役に起用したもんだ。
Posted by Dr.K at 2005年11月07日 18:48
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