2006年01月24日

卒業制作に思うこと

 昨日をもって、本年度の授業はすべて終了しました。いやあ、俺、がんばった。

 私の勤務校は、ありがたいことに講師陣にも運営側にも熱意あるスタッフがいるので、カリキュラムも設備も年々少しずつ良くなっている。
 ところが、そんな中、どうにもふるわないのが卒業制作「いい加減な計画でスタートし、進行がすべりまくり」「一部の講師が何をアドバイスしたらいいかわかってない」「早期入社の増加で、途中でメンバー抜けまくり」「求められるレベルが低く学生がたるみまくり」と、問題山積。
 語ればキリがなくなるので、ここでは「形骸化するプレゼン」を特に問題視したい。ゲームクラスの卒業制作においては、中間・最終の二度のプレゼンが課せられる。
 ハイザメさんが

同じメンバーに同じ作品のプレゼンを何回もするのは如何なモノかと思いますよ。
ただの進捗状況発表会じゃないですか( ´Д⊂


と言っているが全くその通り。いつも一緒に作業しているクラス内で発表しても、そんなもんたかが知れている。
 実は、数年前まで、卒業制作のプレゼンは全クラス合同で行われていた。この盛り上がりと緊張感はすごかった。発表者は、いかに作品を良く見せるか、マシに見せるかに気をつかった。聞き手は、初めて見るよそのクラスの作品にワクワクし、時々出てくる力作に感動した。質疑応答では、面識のない先生から手厳しい意見が飛ぶこともあった。
 そういう環境だからこそ、中間プレゼンでコケたチームが最終プレゼンで奮起したり、最終プレゼンで未完成をさらしたチームが展示会では仕上げていたりするのではないのか。学生は、学生から最も影響を受けるもの。良い学生作品を積極的に見せることは大切だ、といつも思う。

 ゲーム企業に入社が決まり、以後は会社に従ってゲームを作らねばならない某君は、中間プレゼンで「卒制は祭りです!」という名言を吐いた。
 早期入社でリーダーを失い、たった一人でムービーを完成させなければならなかった某君。最終プレゼンで「リーダーに恥をかかせないよう努力した」という言葉は感動的ですらあった。

 このような場が失われてしまったことは、卒業制作という科目にとって大きな損失だ。学校の規模が大きくなり、場所と時間が確保できない、というが楽したい学生と楽したい運営側との利害の一致が原因だったりしないだろうな、オイ。
posted by Dr.K at 11:07| Comment(8) | TrackBack(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新規生徒を確保するために躍起となって確保している某空間や、新規増設したがドコを見てもコンピュータの生徒しか使っていない某空間などを使ってプレゼンなどすると楽しいのではないでしょうか。ここは発表会に期待しましょうw早期で行ってしまわれた懐かしのメンバーも見に来る可能性があるらしいですよ。さてさて、何と言うのやらヾ(;´▽`A
Posted by ハイザメ at 2006年01月24日 20:40
「某空間」が「超空間」に見えてしまっては、私ももうおしまいだ。無断引用陳謝。
Posted by Dr.K at 2006年01月24日 21:11
卒制のプレゼンって、クラス単位になったんですか!?そりゃ、緊張感出ませんね・・・せめて、クラスシャッフルするとか?・・でも、やっぱり全体で見てほしいですよね。。プレゼンでよかったとことか、展示会で回るの楽しみだったのにー
Posted by にら at 2006年01月24日 23:18
全体のプレゼンでは、1年が参加できる回もあったと記憶しますが。私も中間プレゼンではハリボテ状態だったものを年末年始挟んで最終プレゼン・提出、発表会と今やれと言われてもできないような進行でやった思い出があります。奮起するきっかけは、中間プレゼンの練習をクラス内で行なったときに、先生に「こんなんじゃあ話しにならないよ」といわれたこと。こういうことがなくなっては確かにゆるくなりますね。個人的には早期入社の問題も大きいと思いますけどね。就職部にももうちょっと考えてもらいたい。
Posted by Sash at 2006年01月25日 00:03
こっちでは、はじめまして。月曜に『○○が殴られている』ってコメントをもらった○石です。全体プレゼンとか、あったんですねぇ・・・・自分のプレゼンを聞いてもらう自信は無いけど、他ののクラスの人のプレゼンは聞いてみたいですね。
Posted by びるど at 2006年01月25日 00:32
卒制一人でコソコソやってたころが非常に懐かしい(´・ω・`)あんなプレゼン2度とやりたくないw
Posted by create_sht at 2006年01月25日 01:45
申し訳ないっす;駄目プログラマー Mより
Posted by でじj at 2006年01月25日 08:31
「プログラマ無しでゲームは出来ない」と教師にボヤいてた所、『完成するチームは3割ほど……』だとか。もっと大多数の人間がキチンと責任感を持って作業をする環境であれば、最終プレゼンのコメントで担当の先生がおっしゃった、『辛さや達成感』やらも経験出来るのでしょうけれでも。貴重な学生生活の最後に、まったくもって無駄な時間を過ごしてしまいました。……というしか無いんですが(笑)辛口で申し訳ないですけどねぇ。最終プレゼンは全体で出来るんじゃないか、という期待も外れでしたし。去年の感覚では製作発表会も時間が短く十分に見られない、その中で自分が見たものは代表的なものと、自分なら数時間もあれば出来そうなものでした。実際、自分のチームもきちんと稼動したのは数えられるほどの日数。(しかも大部分はボツ作業で、最終的な作品には反映してませんし)どうにかならないものですかねぇ。
Posted by 竜 at 2006年01月28日 23:28
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