2006年03月14日

アメリ

 2001年公開のフランス映画。少女の恋を描き、圧倒的な女性受けを獲得したと思われる一本だ。
 日本での配給はまともな映画を買ってこないことで有名なアルバトロスが担当。同社のウェブで「えびボクサー」とか「ホネツギマン」と並んでこの映画が紹介されている光景はいつ見てもシュールだ。

 アメリは、対人関係に奥手な女の子。彼女は、ある偶然をきっかけに、他人の人生にイタズラ感覚で介入することに目覚める。
 標的となる他人は、アメリのご近所さんたちなのだが、このパリはおかしい。まるで変人窟だ! 病気マニアの女性、ストーカー、売れない作家、覗き趣味の老人、他人の証明写真を集める男…
 このさえない被写体が、計算され尽くした画面構成により、美しい映像に昇華する。まさに映画の魔法、恐れ入った。派手なアクションや盛り上げるストーリー構成などどこにもないが、スピード写真の筐体に胸がときめくようになれば、あなたも立派なアメリ世界の住人だ。

映像美   9
内向性   8
突発的ベッドシーン 10
個人的総合 8
posted by Dr.K at 09:35| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これ、アルバトロスは「頭のおかしいストーカー女のホラー映画」だと思って買い付けたらしいですね。まー、間違ってるとは言えない内容ですが…(笑)
Posted by GON at 2006年03月14日 19:32
日本では何故か「見ると幸せになる映画」で話題になってましたが、私が心底共感できたのは、「豆袋に手を突っ込むと気持ち良い」だけだったのを覚えてます。でも、しゃべるアヒルとか、大好きですけどねw
Posted by 川蝉 at 2006年03月14日 23:01
写真を受け取って考え込んでいる堅物のオヤジがかわいそうでねぇ。
Posted by Dr.K at 2006年03月18日 15:55
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