2006年06月11日

文章では食えない時代

 いつも愛読している島国大和さんのブログに、興味深い記事が紹介されていた。

みなさん、さようなら。ブログ連載から降ります。

 この記事を書いた烏賀陽弘道氏は、朝日新聞、週刊誌「アエラ」を経てフリーになったライターで、その経歴から見てプロ中のプロと言っていい方だろう。
 それがブログを辞めるという。しかも原稿料が安いといって。

 これははっきり言って「原稿料の価格破壊」です(最初に原稿料を聞いたとき、思わずM編集長にもそう言ってしまいました=笑)。ブログの字数は一回あたり1500字から2000字という契約でした。ぼくはだいたい2000字はきっちり書いていましたので、400字詰め原稿用紙に換算すると、5枚。一枚あたり何と1000円を切っていた。これはもう、ジャスコ夏のクリアランスセールも真っ青の超御奉仕価格であります。

 だいたい、400字詰め原稿用紙一枚あたりの価格で5000円が相場です。この価格ですら、ここ30年ほど値上げがなく、ライターたちはブーブー言っております。


 これを見て、相場ってそんなに高かったのかと思ってしまったのは内緒。私がライターとしてまともな仕事をしたことがないのがバレますな。
 まぁそんな私情を除いても、時代は変わってしまったんだな、という諦めに似た感情はぬぐえない。
 まず、雑誌媒体(有料で読むもの)と、ウェブ記事(タダ見されるもの)とでは、ライターへの対価は違って当然だわな。しかし、書く側の苦労にその差は無いというこの矛盾。
 そして、ウェブの普及は読む側にますます「文章はタダ」という意識を植え付ける。これで料金が上がるわけないし、文章で食えるはずねぇよ。
 私は本来はライターになりたかったのだが、仕方なく就職して企画屋→講師となった。その頃はネットなんてなかったから、もう少しうぬぼれてたら今頃のたれ死にしてたかも、などと想像するだに恐ろしい。

 そして、そう言えばゲームシナリオライターの原稿料を知ってたな、と思い出して、1枚500円を切る価格提示のところもあった、という事実に遭遇。なんだ、ウェブライター、まだ恵まれてるじゃん(←違)
posted by Dr.K at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック