2006年07月16日

MUSASHIの作画が相変わらずひどすぎる件について

NOCG

 最近、手塚眞監督のブログがリニューアルされ、更新が再開されています。

映画をダメにしたのはCGだ

CGが目立つまでは人間が主役だった。
俳優が映画の中心だった。


 その発言が、いつになく過激です。手塚治虫の息子と言う先入観のせいで、若手・新世代というイメージがある眞監督ですが、8mmの自主制作を起点とした足跡は、むしろ最後のアナログ世代でもあった訳です。

スゴイCGは、もうすごくない。

パソコンが人間を堕落させた、
というと言い過ぎか。
少なくとも、仕事人を甘やかしている。

みんなどこか騙されている。


 お金をかけ、CGで飾りまくった映画ばかりがもてはやされる現状を嘆いてのことなんでしょうが、なぁに、見た目の衝撃なんて一過性のものですよ。
 昔の映画を今見てもちゃんと面白いじゃないですか。中身のないものは後世に残りません!

 映像制作のデジタル化のメリットは、やり直しがきき、安く作れるという点です。この利点で浮いた分を、内容のクオリティアップにつぎ込めれば、いいものが出来るはずだったのですが、実際には、安く早く上げることばかりが重視されるケースがかなりあるように見えますね。

 で、以降はバカネタCGでダメになったのはむしろテレビアニメの方ではないでしょうか。いや〜、今週もMUSASHIがひどかった。
 番組開始以来1クールを経過し、一回としてまともな絵で完成してないという恐ろしさ。放送事故スレスレの穴埋め総集編、悪すぎる出来を一目見ようとDVDがバカ売れと、話題に事欠かないのがMUSASHI-GUN道-。
Pocnqc_i  今週は何と言ってもこの信玄餅。なんだろうね、このまずそうな食い物は。アヤカシ(←この番組でのモンスター)の食い物だとしてもひどすぎます。第一これ、原画の色分け指定そのままじゃないんですか。出来てない絵がアップで出てくるなんて怖すぎます。
 
 あまりにも笑えて、こういう作品は後世に残らない、と言いきれないのが困りものです。

MUSASHI -GUN道- まとめサイト
posted by Dr.K at 15:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゲームでもアニメでも映画でも同じだと思いますがCGは単なる表現の一手法に過ぎないはずなのにいつのまにか&quot;スゴイCG&quot;を見せることが目的にすり替わってるんでしょうなー別要因として受け手側の『味覚障害』もあるかとおもいますが。素材を生かす薄味が基本で臭みやらの素材の欠点を隠したり、足りない要素を追加する為に調味料を適量追加していくのが本来なのに、刺激的な味覚に慣らされて結果、調味料の刺激だけで構成された料理になるとゆーか。もう一つ、そういう商業作品がちまたに溢れる原因として作品を作る際に金の出所が銀行で、作成決定権が作成会社側ではなく、銀行側にあるってのがあるんでしょうが…投資対象として儲かるか、儲からないかで判断しますからプレゼンで分かりやすいコンセプト、要は「あの○○以上のCG/豪華俳優/etc...」で説得しないと金が出ない。(笑)あっと、コメントついでに、「ゲームの処方箋シンポジウム」<a href="http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060718/syohou.htmに対するDr.Kのコメントをリクエストしておこう☆" rel="nofollow">http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060718/syohou.htmに対するDr.Kのコメントをリクエストしておこう☆</a>
Posted by まぁくん at 2006年07月19日 14:24
CG批判?に関しては、まぁくん氏の言うとおりだと思いますね。CGはあくまでも表現手法の一つと捕らえるべきであって、CGの出来栄えの良し悪しはあったとしても、それが映画をダメにしているとかいうのは恐らく別次元の話だと思いますね。CGではないけど、特撮の神様こと円谷英二氏が戦時中に真珠湾攻撃の特撮映画を日本で創ったのですが、後にGHQによりその映画が接収されたとき「これは本物の記録映像に違いない」と判断されたって逸話を聞いたことがあります。CGと特撮って全然違うように見えて、その本質みたいなのは同じような気がします、つまりいかに上手く視聴者を欺けるかってことなんでしょうが、最近のCGは迫力であったりスピード感であったりを表現するためにかなりオーバーなのもありますねぇ。 それとは別に映画に関して思うことですが、アカデミー賞とカンヌ映画祭ですかね。この二つは映画の評価をするイベントではあっても、その中身は水と油なぐらい違いますからね。観る人が違えば、おのずと評価も変わってくるってなもんで、手塚氏は明らかにカンヌ側な監督さんだったりするのかな?そういった「価値観の違いからのCG批判」みたいなのもあるのかもしれませんねぇ。
Posted by ペインター at 2006年07月24日 10:20
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