2006年07月18日

「MOTHER3」が遺したモノ その2

 RPGにおいて、劇的なストーリー展開は大きな楽しみである。
 「MOTHER3」もまた、その例に漏れない。とはいうものの、本作のストーリー展開の激しさはただごとではない。「このゲームはこんな雰囲気」と思って、プレイヤーが安心していると、たちまちその先入観はひっくり返されることになる。

 「マザー」シリーズの特徴は、世界観がファンタジーでないことにある。1〜2では、少し昔のアメリカを思わせる世界が舞台となった。「MOTHER3」では、タツマイリが近代化した時点で、従来のシリーズに近い世界観となり、プレイヤーを安心させた…しばらくの間だけ。
 第6章まるごとを使った印象的なデモを挟み、7章からこのゲームの展開は一転する。主人公は、仮面の男と競争で、ドラゴンの封印を解いて回ることになる。
 封印は「針」を抜くことで解けるのだが、そのビジュアルは聖剣の伝説そのもの。オカマで変なキャラクターではあるが、マジプシーは封印を守護する精霊たる存在。冒険するダンジョンは、雪山に海底に火の山といつになく平凡
 なぜ急に普通のRPGになってしまったのか? そんな疑問を持ちながらプレイし続けた人も多いのではないだろうか。この最長の章が、最終章へ向けての壮大な伏線に過ぎないというのだから、その大胆なシナリオ構成には全く恐れ入る。
 そしてこの章の終わり、ついに「奴」が動き出す…

続く
posted by Dr.K at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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