真琴・千昭・功介。この3人が「時をかける少女」の主な登場人物である。
小説とは違う設定で新たに創り出されたキャラクターなのだが、女1人に男2人という組み合わせは小説と同じ。この映画、全体を通して原作との距離感が面白い。
さて、作中では3人にとって大切な場所として、このグラウンドがたびたび出てくる。野球をしている場面以外に、そこへの行き来も描写される。
グラウンドを出て、木陰のある道を歩く何でもないシーンがあるのだが、ここであっと声をあげそうになった。この場所を私は知っている。

一瞬の映像だったが、間違いないという確信があった。パンフレットを購入して読んでみると、リアルな背景はロケハンの成果だと書かれていて、地名が…やはりあった。
東京都中野区松が丘哲学堂公園。
これは参った。私の方がタイムリープさせられた気分だ。