と言うわけで、一本目はこれ。
「ネクロネシア」公式
さすがスパイク、Wii本体と同時発売のゲームがいきなりキワモノじゃないか。襲いかかる巨大昆虫の群れと戦う、プレイする人を激しく選びそうな内容。
こういうゲームでは、プロモーションもまたB級洋画を意識したものになりがちだが、広告マンガが日野日出志と来た日には、これで喜ぶゲーマーが日本に何人いるのか人ごとながら心配になってしまう。そのうちの一人はもちろん俺。

怪奇マンガの作者ベスト5を選べと言われたら、私は迷わず、水木しげる、楳図かずお、花輪和一、丸尾末広と日野を挙げる。
そんな日野先生の新作がWiiの広告、しかも作中にリモコンまでしっかり描いておられるとは、まったく大変な時代が来たものだ。御歳60を越え、多分ゲームなどしない日野先生、さぞや頭上に「?」を浮かべながら執筆されたことだろう。
そして、ゲーム本編がちっとも日野ワールドとリンクしてないあたり、残念なようなほっとするような。