2007年01月04日

ラブ&ポップ

 EVAを終了させてアニメに絶望した(←推測)庵野監督が、実写で作った映画として有名な本作。
 エヴァンゲリオンの時には、テレビ版で騒がれ、アニメ映画にしても叩かれて、わりと内向的に見えるこの監督のことをどこか気の毒に思っていたりもしたのだが、前言撤回。全然懲りてなかったということが、ラブ&ポップ見ると判明。
 原作が村上龍ということをさっ引いても、この作りは狂ってる。
 まず、変態的カメラワークが炸裂。足しかうつってない机の下ショット。鉄道模型にカメラ仕込んで女子高生の股をくぐらせる。鍋にカメラをいれて、食べ物視点のショット。スカートの中から地面を見下ろすショット。何かを表現すると言うより、カメラで遊んでる。
 出てくる男共がことごとく変態で気が滅入ったり、ラブホテルの風呂の水がLCLに見えたり、自分の内側にこもって独白が増えたり、色々とエヴァの後遺症が深刻

 脇役で仲間由紀恵が出ている。「ごくせん」「TRICK」で一躍人気になり、ドラマにCMに大活躍の彼女に黒歴史があるとするならば、それは間違いなく「ロックマンX4」の歌と、この映画に出たこととなるであろう。
 渋谷の援交女子高生のリーダー格として、うざったい空気感を漂わせた演技をするのだが、何しろあの顔と髪なので全然似合わない。

 何にいらだち、何に悪意を向けていいかわからない、そんな時代を切り取った映像、と言ってしまえば納まりはつくが、エンディング、ド下手な歌い方で過去の名曲をつぶすのは、越権行為だと思う。

名優使い捨て度 8
あの人は今、度 8
物語共感度   2
個人的総合   4
posted by Dr.K at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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