などとぶつくさ言いながら、先日の土曜プレミアムでの放映を見た。何だ、こりゃとんでもねぇ!
潜水艦に綾波レイが乗ってるじゃないか! ご丁寧にプラグスーツとLCL完備ときたもんだ。
監督が樋口、絵コンテが庵野と、エヴァンゲリオンのスタッフが関わっているとはいえ、ちょっとこれは色が付きすぎなんじゃないか。3Dレーダー等の計器類が無闇にカッコ良くてテンションが上がるあたり、エヴァの良い影響も出てはいるんだけどね。
新型潜水艦というフィクションを通して、実際の戦争を批判的に見直すというのがテーマのようだが、だったらもう少し戦争の全体像を見ないといけないのでは。米軍側なんて、登場人物に名前もなけりゃ、軍としての作戦もありゃしない、エヴァの使徒並みの扱い。
戦闘シーンのテンポは今風で良かったので、いっそ開き直って、米軍側の超兵器とバトルを繰り広げるストーリーにした方が素直に楽しめたかもしれん。
ラストシーンは、どうなんだろ。原爆は、爆発そのものだけでなく、放射能で後々まで大量の死をもたらす。日本に着いたところで、パウラに心休まる日は来ないのではないか、と気になった。
エヴァ踏襲度 9
艦長熱演度 8
戦国自衛隊度 7
個人的総合 6