2007年04月23日

ロッキー4 炎の友情

 すでに何度もテレビ放映がされた「ロッキー」シリーズ。日曜洋画劇場四十周年記念と言うことで、先日の放送では淀川長治さんの解説部分も復活、いやはやこれは懐かしい。

 「ロッキー4」は、上映当時はラジー賞を総なめにするがっかり映画だったようだが、なかなかどうして、何度か見ると味が出てくる。
 意外性のカケラもない脚本には、全く見るべき所がない。しかし、各場面の丁寧な見せ方、独特のテンポがとても良い。数年前、映像の授業に使ったのだが、特に雪原での特訓シーンは、映画史に残る名場面。断言しよう、ここが「ロッキー4」のクライマックスなのであって、その後の試合などオマケみたいなもんだ。音と映像とが過酷なトレーニングそのままにテンションを高め、クロスカットが二人の選手を鮮やかに対比し、山頂で「ドーーーーラゴーーーーー」と叫ぶ頃にはもうすでにロッキーが圧勝していて、ロッキーの負けを心配する観客はほぼ全滅する。強い敵を倒すストーリーは数々あるが、この映画ほど特訓の成果に説得力があるものは珍しい。
 小賢しいテクニックや秘伝の必殺技などが全く顔を出さず、正面から殴り合うだけで結果を出すという清々しさも、近年の映画にない良さの一つ。「ロッキー」のスタローンはかくも偉大である。

マッチョ度 10
根性論   10
ご都合主義 10
個人的総合 7
posted by Dr.K at 21:01| Comment(3) | TrackBack(1) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
You Tubeにシリーズの特訓シーンのみを厳選した動画あるんですが、最近社内で回ってきて見てたところで、この放映はタイムリーでした。初めて、ちゃんと見ましたがひたすらアツいですねー!他のシリーズですが、アポロと海辺ダッシュも名シーンですね
Posted by にら at 2007年04月24日 19:48
4はソ連の選手と戦うんでしたっけ。「北斗の拳」のファルコみたいなやつ。確か対戦相手は超科学的なトレーニングで対照的だったと。ところでランボー新作もやるんでしたっけ。
Posted by Sash at 2007年04月25日 01:03
>にらさん そんな動画出回ってるんですか。今度探してみよう。>sashさん その超科学トレーニング機器が、今見るといかにも古くさくてあんまり強くなれそうにないんですね。
Posted by Dr.K at 2007年04月25日 19:34
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『ロッキー4/炎の友情(1985年・米)』
Excerpt: TVで『ロッキー4/炎の友情』を観ましたシルヴェスター・スタローン監督・脚本・主演でおなじみのボクシング映画の第4弾です>>”ロッキー 映画”関連上映時間:91分監督・脚本:シルヴェスター..
Weblog: おきらく楽天 映画生活
Tracked: 2007-08-12 08:50